ベルギーのビザ取得で苦労する6つのポイント!

ベルギーのビザ取得で苦労する6つのポイント!

留学やお仕事でベルギーのビザ取得を考えているあなた!移住はハードルが高いと感じていませんか?筆者はベルギー人との婚姻をきっかけに移住する事になり「長期滞在ビザ:Type D」を取得しました。そこで今回は、その時の経験を踏まえてベルギーのビザを取得する時に苦労したポイントをご紹介します。

 

ベルギーのビザ取得で苦労する6つのポイント!

 

1. ビザが下りるまでに2~3ヶ月かかる事もある

筆者はベルギー人夫の仕事の都合で、急遽ベルギーに移住する事が決まりました。移住が決まった時には既に航空券が手配されていたので、移住日までは2ヶ月ちょっとしかなく、慌てて東京にある「在日ベルギー大使館」へ駆け込んだのです。

ベルギーと日本は協定を結んでいるので「90日の滞在まで」ならビザを取る必要はありません。そのため、もし「90日を超える長期滞在」の可能性がある時は、なるべく早くビザの申請手続きを行う事をおすすめします。少なくとも「3ヶ月前」までには申請手続きをしておくと安心です。

 

2. ベルギー人と婚姻している場合:ベルギー人側の書類を揃えるのに時間がかかった

ベルギー人との婚姻に伴った長期滞在(転居)の場合、ベルギー人側の書類も揃えて「在日ベルギー大使館」に提出しなければなりません。必要だった書類は「(ベルギー人側の)戸籍」「ベルギーでの就労証明」「健康保険の加入証明」「(所有していれば)家の証明書」「貯蓄証明」で、これらは全てベルギーでしか揃えられなかったので、筆者の夫の場合は彼の両親に全て手配してもらいました。

 

3. まずは「アポスティーユ」という書類を取りにいかなければならない

「アポスティーユ」とは日本で発行された書類に、いわば「外務省のお墨付きスタンプ」を押してもらったもの。婚姻による移住の場合「(日本人側の)戸籍謄本」「婚姻届け」を提出・翻訳しアポスティーユを発行してもらう必要があります。仕事や留学の場合「健康診断証(原本)」と「無犯罪証明書(封をしたまま)」のアポスティーユを発行してもらう必要があります。

全ての書類は原本が必要で、東京の外務省に直接提出した場合は1週間でアポスティーユが発行されました。郵送の場合は2~3週間かかりますので、余裕をもって提出して下さいね。

 

4. インタビュー(面談)は英語・フランス語・オランダ語のみ

筆者のように「日本語しか話せない」状態でベルギー移住を決意するという方は少ないと思いますが、必要書類を揃え、提出して不備がなければ「在日ベルギー大使館」で担当者の「ベルギー人」との面談があります。面談は個室で1対1で行われます。職員さんとの間には刑事ドラマでみる「刑務所の面会室」のような透明な仕切りがあって物々しい雰囲気でした。

面談で聞かれたのは「ベルギーに長期滞在する理由」「現在の仕事、ベルギーへ行ってからの仕事の予定(婚姻絡みの転居でも聞かれます)」「最終学歴」「夫との交際期間・結婚した日」「ベルギー移住への意気込み」でした。※あくまでも筆者の場合で、職員さんによって質問は異なる可能性があります。

筆者は「中学生レベルの英語」がギリギリ分かるくらいでしたが、問題なくビザを取得できましたので、そこまで身構える必要もないと思います。

 

5. 仕事の場合:手続きが複雑

1.ベルギーでの労働許可証原本 及び 裏表両面のコピー
2.ビザ タイプD申請用紙 2部
3.パスポート及び顔写真ページのコピー
4.パスポート申請用サイズの証明者写真 3枚
5.現在住んでいる国の無犯罪証明書原本

※「無犯罪証明書」の取得には大使館からの「レター」が必要になりますので、まずは会社や学校から大使館宛の「レター」を発行してもらい、それを大使館に提出して大使館から「警察宛のレター」を発行してもらう必要があります。

 

6. 留学の場合:揃える書類がそもそも多い

留学の場合、書類を揃えるだけで数ヶ月は要する事も。。
1.申請書2部
2.添付用カラ-写真3枚
3.パスポート
4.入学許可証
5.無犯罪証明書
6.英文健康診断書
7.保証書(生活費)
8.英文履歴書
9.宣誓書
10.最終学歴の英文卒業証明書および
在籍中の学校からの英文在学証明書
11.交換留学や奨学金などを受ける場合は
当該機関、学校などからの英文証明書

これだけの書類を揃えて初めて「ビザを申請」できます。まずはベルギー大使館にメールで問い合わせて見て下さいね。2~3日でビザデスクの担当者のかたから返信が来て、必要な手続きを教えてくれるはずです。

※「無犯罪証明書」の取得には大使館からの「レター」が必要になりますので、まずは会社や学校から大使館宛の「レター」を発行してもらい、それを大使館に提出して大使館から「警察宛のレター」を発行してもらう必要があります。

 

まとめ

いかがでしたか?
ベルギー人の夫曰く「ベルギーは書類ばかり」というくらい手続きが複雑な国のようです。日本でビザの発行が住んだら終わりではなく、今度はベルギー到着してから「居住許可書」を取らなければなりません。仕事や留学にしても、婚姻による転居・移住にしても住むところが決まっていない状態でベルギーへ来ることはないと思うので、ビザ取得よりも簡単だと思いますが…。

注意したいのが、「ベルギー転居後3ヶ月は他国に行けない」ということ。ただし、身内が危篤などの理由であれば認められるそうです。※その場合も必ず「出国申請」しなければなりません。

そして、すべての書類の「カラーコピー」を取っておく事を忘れずに。筆者は申請時、書類のコピーを取っておらず、ビザデスクの方にコピーをとってくるように言われました。複雑な手続きなだけに、やりきったあとの達成感はすごいです。あなたのベルギーライフが素晴らしいものになりますように!

 

ベルギーのビザ取得で苦労する6つのポイント!

1. ビザが下りるまでに2~3ヶ月かかる事もある
2. ベルギー人と婚姻している場合:ベルギー人側の書類を揃えるのに時間がかかった
3. まずは「アポスティーユ」という書類を取りにいかなければならない
4. インタビュー(面談)は英語・フランス語・オランダ語のみ
5. 仕事の場合:手続きが複雑
6. 留学の場合:揃える書類がそもそも多い

 


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