ミャンマーでは「ごちそうさま」という直接的な表現はありませんが、食事の感想や作ってくれたことへの感謝の気持ちを伝えることは日本と同じように大切です。さまざまな場面に応じた使い方をすれば、コミュニケーションを深めることができ、ミャンマーをもっと楽しむことができます。
そこで今回は、様々な場面に合わせた「ごちそうさま」のミャンマー語フレーズをご紹介します。
ミャンマー語でごちそうさまを言おう!そのまま使える10フレーズ!
1. စားလို့ပြီးပြီ / サーローピービー / ごちそうさまでした
「စား(サー)」は「食べる」という動詞で、それに「ပြီးပြီ(ピービー)」「~し終える」という単語を付けて、「食べ終えました」という意味になります。食べ終えたことを伝え、さらに感謝の意味も伝えることができます。退席する時に言うと、「ごちそうさま」という表現になるので、ぜひ使ってみましょう。
2. အရသာရှိပါတယ် / アヤダーシーパーデー / おいしかったです
頂いた料理が美味しかった時、ごちそうさまの意味もプラスして使うことができる表現です。ミャンマーの料理はついついご飯が進んでしまうようなおかずが多いので、ついつい食べてしまいます。美味しかったというのは日本人もミャンマー人も言われると嬉しいものです。ぜひ料理の感想を伝えましょう。
3. စားလို့ကောင်တယ် / サーローカウンデー / おいしい
ガイドブックにも「おいしい」という表現で出てくるのはこの「စားလို့ကောင်တယ်(サーローカウンデー)」です。「ကျေးဇူးတင်ပါတယ်(チェーズーティンバーデー)」「ありがとう」を加えると、より丁寧なミャンマー語になります。レストランなどでもスタッフに伝えると喜びますよ。
4. တော်ပြီ / トービー / お腹いっぱい
ミャンマー料理ではご飯は食べ放題のところがほとんどです。断らない限り、ご飯がなくなるとスタッフが盛り付けてくれます。ですから、「ごちそうさま」という意味と、「もう結構です」という意味を付けて表現します。
日本人は断ると申し訳ないようなイメージですが、ミャンマー人は気にしませんので、食べられない時はしっかり意思を伝えて下さい。
5. ဗိုက်ပြီးပြီ / バイピービー / お腹がいっぱいです
「ဗိုက်(バイ)」は「お腹」という意味で、「ပြီးပြီ(ピービー)」は「~し終える」という意味です。お腹がいっぱいになったのがわかる表現ですね。お腹いっぱいになるまで美味しく食べたと受け取るミャンマー人が多く、感謝の意味も込めることができます。
ミャンマー人はあれもこれも作ったものは食べてもらいたいと勧めて来る人も多いので、言われると喜びますよ。
6. ကျွေးမွေးအတွက်ကျေးဇူးတင်ပါတယ် / チュエモエデアトゥァチェーズーティンバーデー / ご馳走してくれてありがとう
ミャンマーでは功徳を積むことが極楽浄土に行くことができる方法として広く伝わっています。ですからご馳走する文化が根付いています。ご馳走してもらった場合は、感謝の意を忘れず伝えましょう。
振舞いは知っている人だけではなく、近所の人などにも施されることもあります。知り合いではなくてもしっかり感想を伝えましょう。
7. အများကြီးစားခဲ့တယ် / アミャージーサーゲーデー / 沢山食べました
「အများကြီး(アミャージー)」は「沢山の」という意味です。パーティーなどでも主催者の人と話をする時に、「စားပြီးပြီလား(サーピービーラー)」「食べましたか?」と質問されることがあります。そんな時に使うと、食べてもらったということが伝わります。
たくさん食べて満足したという気持ちが伝わると、相手も満足してくれますよ。
8. ရပါတယ် / ヤーバーデー / もう大丈夫です
「ရပါတယ်(ヤーバーデー)」という表現は1日に何度も使います。問題ないことを伝える時、やんわりと断る時などにも使います。お腹いっぱいで食べられない時、満足したということを伝える時にも使えます。
9. နောက်တစ်ခါလာခဲ့မယ် / ナウタカラーゲーメー / また来ます
レストランで食事をして、また訪れたい時、スタッフに声をかけます。「နောက်တစ်ခါ(ナウタカ)」は「もう一度」という意味です。お店のスタッフも喜んでくれるはずです。レストランでなくてもお店ではどこでも使うことができるので。満足のいくサービスが受けられた時はぜひ使ってみましょう。
10. ကျေးဇူးတင်ပါတယ် / チェーズーティンバーデー / ありがとうごさいます
ありがとうはどの言語でも大切な言葉です。お礼を伝えることで「ごちそうさま」という意味も一緒に伝えることができます。旅行でもビジネスでも感謝を伝えるというのは重要です。しっかり相手の目を見て感謝の意を伝えましょう。
まとめ
ミャンマーでは「こんにちは」の挨拶の代わりに「ထမင်းစားပြီးပြီလး(タミンサピービーラー)」「ご飯食べた?」と言うことがあります。お腹がすいていると食べ物を分けてくれたり、ご馳走してくれる文化があるほど、食事は大切だと考えられています。
食事はどのような場所で行うのか、どんな人とするのかによって使う言葉も変わりますね。言いやすい言葉や他の場面も使う言葉から覚えていくと安心です。
ミャンマーでは伝統的なミャンマー料理をはじめ、中華料理、インド料理など各国の料理を食べることができます。外食する機会は日本より多い人が大半ですので、ぜひいろいろな表現を覚えて下さい。
ミャンマー語でごちそうさまを言おう!そのまま使える10フレーズ!
1. စားလို့ပြီးပြီ / サーローピービー
ごちそうさまでした2. အရသာရှိပါတယ် / アヤダーシーパーデー
おいしかったです3. စားလို့ကောင်တယ် / サーローカウンデー
おいしい4. တော်ပြီ / トービー
お腹いっぱい5. ဗိုက်ပြီးပြီ / バイピービー
お腹がいっぱいです6. ကျွေးမွေးအတွက်ကျေးဇူးတင်ပါတယ် / チュエモエデアトゥァチェーズーティンバーデー
ご馳走してくれてありがとう7. အများကြီးစားခဲ့တယ် / アミャージーサーゲーデー
沢山食べました8. ရပါတယ် / ヤーバーデー
もう大丈夫です9. နောက်တစ်ခါလာခဲ့မယ် / ナウタカラーゲーメー
また来ます10. ကျေးဇူးတင်ပါတယ် / チェーズーティンバーデー
ありがとうごさいます