日本のお正月と言えば、初詣、お雑煮、お年玉、年賀状、羽子板、凧揚げ、カルタ、箱根駅伝、お節料理など、楽しみも、お腹もいっぱいになることが待っています。日本から遠く離れたリトアニアにも元旦にやる行事や食べるものなどあるのか、どんな新年の過ごし方をするのか気になるところですよね。
そこで今回は、リトアニアのお正月について、クリスマスや年末と比べてどんな新年を過ごすのが定番なのかという話も含め、ご紹介していきます。
リトアニア人の新年の過ごし方!旅行前に知るべき8つの事!
1. リトアニアの新年の時期は日本と同じ?
リトアニアの新年の時期は日本と同じで、12月31日から1月1日にかけてが新年です。日本では、年末は年始はそれぞれ1週間ぐらい休暇が取れたりしますが、リトアニアではこの時期の長期休暇は特にありません。原則として、1月1日のみが祝日で、12月31日も1月2日も平常通りです。
リトアニア人にとって、年末年始の最もビッグなイベントはクリスマスなので、クリスマスシーズン後の新年のお祝いというのは実にさっぱりしたものになっています。
2. 元旦の過ごし方次第で1年の命運が決まる?!
リトアニアには、「新年の過ごし方が一年を決める」というものがあります。一年の最初の日である元旦を大切に過ごせば、その一年良い流れで過ごすことが出来るというのです。
そのためか、新年をどんちゃん騒ぎで盛り上げようとする人は少なく、むしろその前日の12月31日に一暴れして、落ち着いて新年を過ごそうとする人が多い傾向にあります。
3. リトアニア人はどうやって新年を過ごしている?
リトアニア人の中で、クリスマスは家族の集いの行事、新年は楽しむための行事という区別があります。
クリスマスは、一年を通してリトアニアの中でも最も盛り上がりを見せる行事ですが、クリスマス後の新年には「特別感」というものは感じられません。しかし、世界的に行われるカウントダウンはリトアニアでも行われているため、そのカウントダウンのためのニューイヤーパーティーやコンサートといったイベントが各地で開催されます。
クリスマスは家族で過ごすものですが、新年はどちらかというと友人や同僚と過ごすものといった印象があります。但し、リトアニアの新年の祝日は1月1日のみなので、12月31日も通常通り仕事をしてからのニューイヤーパーティーとなります。仕事が長引きそうな人は、会社の屋上から同僚と年末年始の花火を楽しんでいます。
4. 気分を盛り上げるアイテムは花火!
リトアニアの冬の風物詩には花火があります。日本で花火というと夏のイメージですが、リトアニアでは冬に楽しむものという認識が広く定着しています。年末年始を盛り上げるアイテムも花火です。12月にもなると各お店で花火が売られ始めるので、皆これを買い求めます。そして、12月31日の24時(1月1日の0時)に皆で一斉に花火を打ち上げます。
ニューイヤーコンサートやニューイヤーパーティーに参加している場合は、主催者が打ち上げる豪華な花火を見物して気分を盛り上げます。リトアニアで年越しをする予定の方は是非現地で花火をお買い求め下さい。
5. リトアニアの年末年始を楽しく過ごすのにおすすめの場所
首都ヴィリニュス、大都市カウナスでは12月31日夜に新年に向けてのビッグイベントが開催されます。ニューイヤーコンサート、ニューイヤーパーティーなど現地の人にまじって年末年始イベントを楽しむことができます。
劇場のニューイヤーコンサートでは、リトアニア国内でも屈指の歌手、ダンサー、奏者による質の高いオペラやオーケストラ、バレエを楽しむこともできます。休憩時間には特別にホットチョコレートが飲めることもあり、贅沢な時間を過ごすことができます。
6. 海辺で新年を過ごすのが最近の流行り?!
街中で新年を過ごすのはちょっとという人が集うのがビーチです。真冬のリトアニアのビーチなんて考えただけでも寒くなりそうですが、星も花火も綺麗なビーチでのんびりと新年を迎えるのが良いという人が増えてきています。そのため、近年の人気ビーチ(クライペダやパランガなど)は騒々しい若者のたまり場にもなっているようで、あまりおすすめは出来ません。
もし、ゆっくり静かにビーチで年越ししたいというのであれば、ニーダの辺りまで足を伸ばしてみると良いでしょう。
7. 年末年始リトアニアに旅行に行くならば「休みの日」に注意!
1月1日は、日本もそうですが、リトアニアでも休日です。休日ということはお店も、レストランも全てお休みです。美術館、博物館、劇場といったところも全て閉まっているので注意が必要です。もし、1月1日に色々なところを回ろう、お土産を買いこもうと計画しているのであれば、旅程の見直しをした方が良いでしょう。
1月1日は食べ所も軒並みお休みなので、お昼ご飯や夜ご飯に困ってしまうこともあるかもしれません。そのことを念頭に入れた上で、前日にパンなどを余計に買い込んでおくと、あとあと食べ物の心配をせずに済みますよ。
8. パーティーの帰りは徒歩が基本?!
リトアニアは、公共交通機関が夜遅くに運航しているということはありません。これは12月31日も同じです。日本の「終電」の感覚でいるととても痛い目を見るので、事前に何時までなら電車やバスが運行しているのか調べておく必要があります。
電車が無ければタクシーでと考える方もいますが、これは皆が考えることなので、タクシーもなかなか捕まえられません。電話で呼び出したとしても何時間掛かるか分からないこともあります。
パーティー後の疲れた時に何時間もフラフラとタクシー探しをするのは大変なので、事前にタクシーを予約しておくか、あるいは、自分が泊まっているホテルに近いところで開催されるパーティーにだけ参加するか決めておかなければいけません。
まとめ
リトアニアの新年の過ごし方は日本とはかなり異なるものですが、皆新年に向けて気持ちが昂ぶっている時なので、楽しい雰囲気は存分に味わえますよ!交通機関の運行状況、美術館や博物館の休館日、レストランの休業日などのチェックは怠らずに、リトアニアでの年越しをお楽しみください!
リトアニア人の新年の過ごし方!旅行前に知るべき8つの事!
1. リトアニアの新年の時期は日本と同じ?
2. 元旦の過ごし方次第で1年の命運が決まる?!
3. リトアニア人はどうやって新年を過ごしている?
4. 気分を盛り上げるアイテムは花火!
5. リトアニアの年末年始を楽しく過ごすのにおすすめの場所
6. 海辺で新年を過ごすのが最近の流行り?!
7. 年末年始リトアニアに旅行に行くならば「休みの日」に注意!
8. パーティーの帰りは徒歩が基本?!