トルコは日本人がよく訪れる国の1つですが、年末年始に現地を旅行するとどんなことが楽しめるのでしょうか。そこで今回は、トルコ人の著者がトルコ人の新年の過ごし方について詳しくご紹介します。
日本人向けの観光スポットや、知っておくと便利な情報、そして新年の挨拶まで詳しく解説しますので、ぜひぜひ参考にしてくださいね!
トルコ人の新年の過ごし方!旅行前に知るべき7つの事!
1. トルコのお正月はいつ?
まずトルコのお正月というと12月31日と1月1日で、日本と同じです。ちなみに、トルコ語で12月31日のことを「Yılbaşı gecesi / ユルバシュ ゲジェスィ」と言います。元日は「Yılbaşı / ユルバシュ」です。
2. 街中の様子
トルコには25日にお祝いするクリスマスはないのですが、クリスマスツリーは街中でもよくみかける新年のシンボルです。現地できれいなイルミネーションが見たい場合は、イスタンブール新市街にある「Nişantaşı / ニシャンタシュ地区」がおすすめ。ブランドもののお店が並ぶ日本の銀座のようなエリアです。おしゃれなブティックやカフェもいっぱいあります。でも、それ以外のショッピングモールに行っても綺麗なイルミネーションとクリスマスツリーを目にすることができます。
また、ホテルで新年パーティーが開催されることがありますが、その屋上から花火大会が行われるのが一般的。花火といえば、イスタンブールにあるボスポラス海峡も12月31日の夜は花火とカラフルなイルミネーションでとてもきれいです。
3. トルコ人の新年の過ごし方!
トルコ人の新年の過ごし方は、人によってそれぞれ違います。
家で過ごす人はポテトチップス、ドライナッツ、チョコレート&スイーツ、お正月定番料理の鶏・七面鳥のピラフ詰めと色んな惣菜を含むちょっと豪華な料理を家族みんなで食べます。それから、テレビでやっているお正月スペシャル番組や映画を見たり、家族で楽しく過ごします。
また、バーやおしゃれなレストランに行ってデートを楽しむ人たちもいます。特にカップルや若者は外出して新年を迎える人が多いです。休みを取って、国内や海外に旅行に行く人もいます。
国内だと、Antalya(アンタルヤ)の多くの5つ星ホテルが主催するディナー&音楽ライブが盛りだくさんな大晦日プログラムが人気です。
4. トルコでは新年の休みが短い?!
そうなんです。12月31日は半日休みなので、働く人は朝から普通に会社に行きますし、新しい年になってもトルコの休みは1日だけ!1月2日以降は普通にお店とかスーパーとか開いています。そのため、新年の時期にトルコを旅行する場合は、お店が閉まってて何も買えない!みたいなことは心配無用です。
また、トルコではクリスマスホリデーもないので、25日は博物館やお店は通常通りの営業となります。31日も通常通りですが、銀行や企業など事務系は半日営業となります。しかも、レストランやカフェ、バーなど飲食系はかなり遅くまで営業しているので、安心して外出できます。
ただ、元日は銀行、郵便局、銀行、企業は全て休みです。両替商も休みのところが多いので、前もって少し多めに両替をすることをおすすめします。
5. 新年ならではの遊び:トンバラ!
トンバラとは、31日の夜に家にいる人が遊ぶビンゴゲームのようなカードゲームです。
ルールは簡単で、まずは好きなカードを選びます。数字が書かれたカードの上に次々とランダムで選ばれた数字の入ったプラスチックのコインを乗せて埋めていきます。ゲーム参加者は、それを見ながら自分のカードをビンゴ同様につぶしていきます。
また、ビンゴになったら「Tombala! / トンバラ!」と叫びます。僅かなお金を賭けて遊ぶこともあります。テンションが上がって本気を出す人もいるので、家族で遊ぶととても楽しいです!
6. 日本人におすすめ新年の人気の旅行スポット:カッパドキアに注目!
さて、トルコで新年を楽しむ旅行スポットはどこでしょうか。
トルコは12月が寒く雪が降ることが多いので、イスタンブールから3時間半で行ける「Bursa / ブルサ」のスキー場でウィンタースポーツをするのがおすすめです。とてもきれいな街で、一時期オスマン帝国の首都だったことで有名です。年末年始の時期に行くと賑やかで、パーティーなど色んなアトラクションが楽しめます。
それから、トルコ人の著者がもう一つおすすめしたいのが、カッパドキア。ご存知の方もいると思いますが、煙突やキノコを彷彿とさせる不思議な形の奇岩が連なり、独特な世界を作り出している世界遺産です。本当に別世界みたいなところなので、その岩のことをトルコ語で「Peri Bacaları / ペリ バジャラル / 妖精の煙突」と呼んでいます。
ツアーに参加すれば、気球に乗って、カッパドキアを空から眺めることができます。カッパドキアの絶景を見ながら、初日の出も見れるなんて、最高ですね!
7. トルコ語で新年ジョークと挨拶!
最後にトルコの年末ジョークとをご紹介します。
31日のジョークは、「また来年!」という意味の「Seneye görüşürüz! / セネイェ ギョルシュルズ」。それから、幸せな一年を!という意味の「Mutlu Yıllar! / ムトゥル ユルラル」も覚えておくと便利な定番挨拶です。使う機会があれば、ぜひぜひ使ってみてくださいね!
なお、トルコ語の一般的な挨拶は以下で詳しく紹介していますので、こちらも合わせて読んでみてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回はトルコ人の新年の過ごし方について紹介しましたが、トルコにも新年の時期の楽しみ方がたくさんありますね。日本の方には、特にブルサのスキー場やカッパドキアの初日の出がおすすめです。
トルコは新年の休みが短いので、その時期に旅行に行ってもお店や観光スポットが通常通り運営しているので、困らなくて便利です。この記事を参考にして、ぜひトルコで年末年始を過ごしてみてくださいね。
トルコ人の新年の過ごし方!旅行前に知るべき7つの事!
1. トルコのお正月はいつ?
2. 街中の様子
3. トルコ人の新年の過ごし方!
4. トルコでは新年の休みが短い?!
5. 新年ならではの遊び:トンバラ!
6. 日本人におすすめ新年の人気の旅行スポット:カッパドキアに注目!
7. トルコ語で新年ジョークと挨拶!