ドイツ旅行の記念に現地で髪を切ってみたい、または留学や仕事の都合でドイツに住んでいるけどどうしても髪を切りたい、と思っても異国で美容院ってちょっと不安ですよね。
ドイツ語で美容室は「Friseur / フリゾォーア」と言います。もちろんドイツにも美容院は沢山ありますが、定休日が日本と違ったり、オーダーにの種類によってはカット後のドライヤー乾燥に追加料金がかかったりと、日本と異なることも多々あります。
そこで今回は、現地在住の筆者がドイツの美容院で使えるドイツ語から、支払いの方法などドイツの美容院事情をご紹介いたします。
ドイツの美容院特集!現地在住者に聞く7つの特徴!
1. 日本とは定休日が違う?!お休みに注意
日本の美容院の多くは毎週火曜日のみ定休日で土日にオープンしているんはもちろんのこと、仕事帰りに来る人のために21時や22時までなど夜遅くまで営業しているお店もありますね。しかしここドイツでは多くの美容院が毎週月曜日が定休日となっています。
また土曜日も16時で終了、日曜日もスーパーやデパートなどと同じように閉まっているのがドイツの美容院。そのため、人気の美容院は土曜日や平日の午後の予約は取りにくいことも。ドイツで美容院に行きたくなったら、早めの予約が必須ですよ!
2. ドイツの美容院の費用はどれくらい?
ドイツで美容院に行く時に、気になるのはやはりお値段ですね。実はドイツの美容院の金額は日本とさほど変わりません。逆に日本だと新規の客やクーポンなどで安くなることもありますが、ドイツではほぼないのが実情です。
平均の金額としてはカットが女性が30ユーロからで男性は20ユーロくらいから。またカラーになると50ユーロくらいからです。もちろん大都市にある美容院や有名な美容院またはカットをしてもらう人により、さらに金額が高額になることも。
また注意が必要なのは、ドイツの美容院ではカット後のドライヤーやスタイリングをお願いすると別途料金がかかることも。事前にカットにドライヤーやスタイリングなどが含まれているのかどうか、確認することをおすすめしますよ!
3. ドイツの美容院の予約はこうしよう
ドイツの美容院の予約は日本と同じように電話、または直接行って予約します。その際、多くの美容室ではショップカードに予約日時を書いて渡してくれると思います。また空いていれば予約なしでその場で対応してくれることもありますが、人気の美容院や土曜日などは営業時間が短いため難しいことも。
また最近では日本と同じようにインターネットなどで予約を行い、お気に入りの美容師さんを指名できる美容室もあります。予約をするのにドイツ語が不安な方は、このようなインターネットサービスがある美容室がおすすめですよ。
4. ドイツの美容院にはどんなメニューがあるの?
ドイツの美容院のメニューは日本と同じようにカット・カラーをメインにしているお店が多く、パーマは対応していないお店もあります。カラーはドイツらしく金や茶色を中心としたカラーが豊富です。
また、格安の美容院の中には「CUT&GO」というメニューがあります。これはカットしてすぐに行く、という意味通りシャンプーやブローなしのカットのみです。そのため金額は通常よりも若干割安で、短時間ですむのが特徴です。
その他には多くの美容院ではヘアトリートメントなど髪に関するメニューだけではなく、メイクアップやネイル、まつ毛カールなども行っている所が多いようです。女性の方は一日で綺麗になれるのがうれしいですね。
5. ドイツの美容院ではチップは必要?
カットやパーマが終って、受付でお支払い。日本と異なるのは受付にスタッフの名前の書かれた貯金箱が置かれていることがあります。これは美容師さんへのチップを入れるものですが、絶対にあげないといけないわけではありません。
また特に金額に決まりもありませんが、代金の5~10%くらいが相場といわれています。もちろん大満足の髪型にしてもらえたら、多めにチップを入れてあげて下さいね!
6. ドイツと日本の美容院の違いは?
ドイツの美容院を訪れる際は、日本と同じようなサービスや仕上がりを期待せず行くことをおすすめします。
例えばドイツの美容院では洗髪の際に顔にタオルをかけてくれる、など細やかな気遣いはないので顔が濡れてしまうということがよくあります。またカットの際には美容師ではなく座っている客の椅子くるくると動かしたり、頭を無理に横を向かせたりすることも。
そして決定的な違いは、ドイツ人美容師がアジア人の髪質に慣れていないこと。柔らかく、くせ毛の多いヨーロッパ人はカットやスタイリングがしやすく失敗してもあまり目立たないそうですが、髪が太く、多く、固いアジア人の髪の毛はドイツの美容師さんには扱いづらいようです。
また、ドイツ人は元々パーマのかかっているような髪を持つ人も多いため、そもそもパーマを取り扱っていない美容院もありますので注意が必要ですよ!
7. 覚えておこう、美容院で使えるドイツ語はこれ!
最後にドイツで美容院に行く際に使用できるドイツ語をご紹介いたします。
1、今日の10時に予約を取ることができますか?
Kann ich heute um 10 Uhr einen Termin haben?
カン イッヒ ホイテ ウム チェーン ウア アイネン テルミン ハーベン?
2、髪を切りたいのですが。
ich möchte meine Harre shcneiden
イッヒ メヒテ マイネ ハーレ シュナイデン
3、レイヤーの入っているボブカットにして下さい。
ich möchte einen Bob mit Stufen
イッヒ メヒテ アイネン ボブ ミト ストゥーフェン
4、カラーのサンプルを見せてもらえますか?
Können Sie mir Farbenmuster zeigen?
ケネン ズィー ミア ファルベンムスター ツァイゲン?
他にも前髪はPony(ポニー)、パーマはDauerwelle(ダウァーヴェレ)と言います。説明が難しければ、なりたい髪型の写真を持って行くのをおすすめしますよ!
まとめ
いかがでしたか?
筆者もドイツの美容院に何度か行っていますが、その度に日本のサービスのきめ細かさを実感しています。ドイツの美容院では洗髪後のマッサージや雑誌の準備など、日本のような至れり尽くせりの素晴らしいサービスはありませんが、文化の違いを感じることのできるドイツでの美容院体験はきっと印象に残る思い出になるのでは。
ただし、絶対に希望通りの髪型にしてもらいたい人は、日系の美容室や日本人の美容師さんがいる美容室をおすすめしますよ!
ドイツの美容院特集!現地在住者に聞く7つの特徴!
1. 日本とは定休日が違う?!お休みに注意
2. ドイツの美容院の費用はどれくらい?
3. ドイツの美容院の予約はこうしよう
4. ドイツの美容院にはどんなメニューがあるの?
5. ドイツの美容院ではチップは必要?
6. ドイツと日本の美容院の違いは?
7. 覚えておこう、美容院で使えるドイツ語はこれ!