韓国語の勉強を始めた皆さんの中には「韓国語は日本語と文法が似ているから勉強しやすい」そんな風に聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。日本語にある助詞が韓国語にもあったり、語順が一緒だったりと、外国語の中でもとても勉強のしやすい一つが韓国語なんです。
そこで今回は、韓国語の文法で最初に覚えてほしい基礎知識をご紹介します。
韓国語の文法で初心者が絶対に押さえるべき7つの法則!
1. 助詞を覚えよう!
韓国語と日本語の共通点といえば助詞です。日本語の助詞にあたる言葉は「は」「が」「を」「と」「に」等をさします。助詞は、「名詞」「動詞」「形容詞」をつなぎ合わせる役割をもっています。
(例)
私 (は)学校(に)行く
저チョ (는ヌン) 학교ハッキョ (에エ) 갑니다カムニダ
例文を見て頂ければ、括弧内の助詞の役割が分かりますよね。このように、単語と助詞を組み合わせて簡単に文章を作ることが出来ます。
2. 日本語と韓国語は語順が同じ!
先述した助詞の使い方の例文を見ても分かるとおり、韓国語と日本語の語順が一緒ということに気付きますよね。韓国語はその語順が日本語と同じなので、助詞や単語が分かれば、簡単に文章を作ることが出来ます。
3. 漢字語を覚えよう!
・日本語と韓国語は語順が同じ!
先述した助詞の使い方の例文を見ても分かるとおり、韓国語と日本語の語順が一緒ということに気付きますよね。韓国語は、その語順が日本語と同じなので、助詞や単語が分かれば、簡単に文章を作ることが出来ます。
・漢字語を覚えましょう!
韓国語には漢字語と呼ばれる単語がいくつも存在します。発音が似ていたり、ほとんど同じであったり…。また、漢字語を覚えることで、それぞれの単語を組み合わせて別の単語を作ることが出来ちゃうのです!
たとえば、「約束」は韓国語で「약속(ヤクソク)」です。え?読み方が一緒?と思いますよね。このような単語は覚えやすいですし、よく使う単語であれば尚更よいですよね。
また、「会社」=“회사(フェサ)”これを反対にすると「社会」=“사회(サフェ)”そして「会」の字を使って、「会議」=“회의(フェイ)”のように次々と芋づる形式で単語が誕生するのです。是非ご自身でも調べてみてくださいね。
4. 数字の言い方を覚えよう!
韓国語の数字の言い方は二種類存在します。使い分けの方法がイマイチ分からない!そんな方は是非参考にして下さいね。
【漢数字】
生年月日・値段・長さ・重さなどを表す場合に使います。
1、일(イル)
2、이(イ)
3、삼(サム)
4、사(サ)
5、오(オ)
6、육(ユッ)
7、칠(チル)
8、팔(パル)
9、구(ク)
10、십(シッ)
百、백(ペク)
千、천(チョン)
万、만(マン)
億、억(オク)
兆、조(チョー)
11以降の数字は、上記の組み合わせで使うことが出来ます。12であれば、10+2=“십(シッ)+이(イ)” とても覚えやすいですよね。
例)
9月5日→구월(ク ウォル)오일(オ イル)
6250ウォン→육천(ユッチョン)이백(イベク)오십(オシッ)원(ウォン)
【固有数詞】
年齢・個数・人数などを表す場合に使います。
ひとつ、하나(ハナ)
ふたつ、둘(トゥル)
みっつ、셋(セッ)
よっつ、넷(ネッ)
いつつ、다섯(タソッ)
むっつ、여섯(ヨソッ)
ななつ、일곱(イルゴッ)
やっつ、여덟(ヨドルッ)
ここのつ、아홉(アホッ)
とう、열(ヨル)
20、스물(スムル)
30、서른(ソルン)
40、마흔(マフン)
50、쉰(スィン)
こちらもそれぞれを組み合わせて細かい数字を言うことが出来ますよ。100以降は漢数詞と同じです。11であれば、열(ヨル)+ 하나(ハナ)と言います。年齢を言うときや、飲食店で人数を伝えるときはこちらの固有数詞を使ってくださいね。
さらに韓国語の数字について詳しく勉強したい方は以下の記事も合わせて読んでおくといいでしょう。
5. 疑問文を覚えよう!
韓国語の疑問文は、意外と簡単なのですぐに覚えることが出来ますよ。“~です”は『~입니다(~イムニダ)』ですよね。それを疑問文に変える時には「다(ダ)」を取って代わりに「까(カ)」にします。
「~ですか?」
『~입니까?(~イムニカ?)』
また平叙文『~이에요(イエヨ)』を疑問文にするのは更に簡単です!それは、『~이에요(イエヨ)?』と語尾を上げて発音をするだけなのです。とっても簡単ですよね!
(例)
食べますか?
『먹습니까?(モックスムニカ?)』または『먹어요?(モゴヨ?)』
6. 過去形の変則を覚えよう!
過去形はとても簡単なので、法則を覚えてしまえばすぐに活用することが出来ます。
A. 語幹が『아 (ア) 』『 오 (オ)』の場合→『았어요(アッソヨ)』がつきます。
『앉다(アンタ)』座る→『앉았어요(アンジャッソヨ)』座りました
『가다(カダ)』行く→『갔어요(カッソヨ)』行きました
※パッチムがない『가다(カダ)』のような場合
『가았어요(カアッソヨ)』にはせず、『가 (カ)』 + 『ㅆ어요 (ッソヨ)』で『갔어요(カッソヨ)』になります。
B. 語幹が『아(ア)』と『오(オ)』 以外の場合
『었어요(オッソヨ)』がつきます。
『잊다(イッタ)』忘れる→『잊었어요(イジョッソヨ)』忘れました
C. 語尾が『~하다(ハダ)』となっている動詞の場合
語幹が何がきても『했어요(ヘッソヨ)』がつきます。
『말하다(マラダ)』言う→『말했어요(マレッソヨ)』言いました
なお、パッチムやハングルの読み方、リエゾンについては以下に詳しく解説していますので、一緒に覚えてしまいましょう。
7. 尊敬語を覚えよう!
韓国語にも日本語と同じように尊敬語・丁寧語・タメ口(パンマル)があります。韓国では、年上はもちろん両親・祖父母にも尊敬語を使います。尊敬語はよく使われるので、どのように活用をするのかを確認してみましょう!
まず、動詞の基本形は「다(ダ)」で終わります。その「다(ダ)」を「시다(シダ)」に置き換える。それだけで尊敬語の基本形になります。ただし、パッチムがあるかないかで変わってきますので、例を参考にしてみてください。
【パッチムなし】
『가다(カダ)』行く→『가시다(カシダ)』行かれる
【パッチムあり】
「다(ダ)」を「으시다(ウシダ)」に置き換えます。
『앉다(アンダ)』座る→『앉으시다(アンジュシダ)』お座りになる
どうですか?とっても簡単ですよね!
「です」「ます」の尊敬語もこのまま覚えてみましょう。こちらも基本形同様にパッチムの有無によって、活用が変わってきます。
【パッチムなし】
「다(ダ)」を「십니다(シムニダ)」に置き換えます。
『만나다(マンナダ)』会う→ 『만나십니다(マンナシムニダ)』お会いになります
【パッチムあり】
「다(ダ)」を「으십니다(ウシムニダ)」に置き換えます。
『읽다(イルタ)』読む→『읽으십니다(イルクシムニダ)』お読みになります
基本形は覚えてしまえば、たくさん活用が出来ますよね。しかし、活用の法則にあてはまらない例外もあるので注意しましょう。
【例外】
『먹다(モクタ)』食べる→ 『잡수시다(チャプスシダ)』召し上がる
『자다(チャダ)』寝る→『주무시다(チュムシダ)』お休みになる
韓国語には敬語の活用方法がいくつか存在しますので、覚えてどんどん使ってみてくださいね。詳しくはこちらをチェックしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
スッキリしなかった事や気になっていた事は整理出来ましたか?最初は記号に見えていたハングルが文字に見えるようになり、意味も分かってくると楽しいですよね。今回ご紹介したこの7つの法則をしっかり覚えて、韓国語を楽しく継続的に学んでいって下さいね!
また、韓国語の簡単な挨拶は以下の記事にまとめてありますので、旅行前にぜひ一読することをおすすめします。
文法も大切ですがすぐ使えるフレーズはそのまま暗記してしまいましょう。
あなたの韓国語の勉強がさらに楽しくなることを願っています。
韓国語の文法で初心者が絶対に押さえるべき7つの法則!
1. 助詞を覚えよう!
2. 日本語と韓国語は語順が同じ!
3. 漢字語を覚えよう!
4. 数字の言い方を覚えよう!
5. 疑問文を覚えよう!
6. 過去形の変則を覚えよう!
7. 尊敬語を覚えよう!