「留学」と聞くととても華やかで、帰国した際には英語がペラペラ喋れるようになっている…そんなイメージがありますよね。留学した方の中にはまるで母国語のように英語を身に着けて帰ってくる方もいますが、残念ながら全然英語が身に着かずに帰国してしまう方も多いのが事実です。どうせ留学するなら英語力を身に着けたいのは皆同じなはずですが、一体この差はどこから生まれてしまうのでしょうか。そこで今回は、「要注意!留学しても英語力がつかない8つの条件とは?」をご紹介します。せっかくの留学が無駄にならないよう、ぜひ留学前にご一読ください。
要注意!留学しても英語力がつかない8つの条件とは?
1. 目標・目的がはっきりしていない
留学する際には皆さんそれぞれに目標や目的はあると思います。ですが例えば「英語を喋れるようになりたい」という漠然とした目標を持った人と、「英語で講義を受けて単位を取る」という明確な目標を持った人ではどちらの方が英語を身に着けられるでしょうか。やはり後者の方が英語をより身に着けられると思いますよね。目標が明確であればある程、留学中に何をすべきかがハッキリとするので時間や環境を最大限に利用して英語力を身に着ける事が出来るのです。「外国人の友人を作って、英語のみで談笑できるようになる」「英語で電話対応できるようになる」「TOEICで○点を取る」など、どうせ留学するのであれば、目標や目的は明確に持っておくと良いでしょう。
2. 日本語が通じる国に留学する
英語の語学留学であれば、留学先は多岐に渡ります。アメリカやカナダ、イギリス等英語が母国語の国はもちろん、最近は第二言語として英語を使うアジア各国も人気が高まっています。ですがここで注意したいのが、日本語の通じる国は選ばない方が良いという事です。ハワイ、台湾、韓国、タイ、パラオ、グアム、サイパン等は日本語を話せる方が意外に多く、街を歩いていると日本語で話しかけたりする事もあります。そして多少日本語の話せる人は日本人を見ると日本語を練習したくなるようで、気が付けば日本語を話せる人ばかりが集まっていつも一緒にいる・・・そんな状況になってしまう事も少なくないようです。これらの国は留学初心者にはオススメですが、本格的に英語力を身に着けたい場合にはあまり向かないと言えるでしょう。
3. 日本人のコミュニティーに参加しすぎる
アメリカやカナダ、イギリスやオーストラリア等日本人留学生の多い国には必ずと言っていいほど日本人のコミュニティーが存在します。そしてこれらのコミュニティーの活動はとても盛んで、日々の生活のサポートからイベント等様々な事が日本語で行われています。とても便利で心強いのですが、やはり日本人のコミュニティーに参加してばかりでは英語力は身に付きません。せっかく留学したのだから、外国人の友人と共に日々を過ごし、何かトラブルがあっても英語で対処する位の覚悟があった方が英語力は身に着きます。
4. 特定の人とみ関わっている
留学も軌道に乗ってくると、気付けばいつも同じ人とばかり話すようになってきてしまいますよね。相手が同じ留学生であれば、お互いの英語力に限界があるのであまり英語力の向上にはつながりません。また相手が現地の人であったとしても、常に同じ相手と話していると相手があなたの英語に慣れてしまい、多少間違っていても通じるようになってしまいます。よって相手が誰であれ、特定の人とばかり関わっていると英語力は伸び悩んでしまいます。留学中は常に視野を広く持ち、多くの人と関わる事で色々な経験も積めますし、英語力も身に着きやすくなるでしょう。
5. 日本語のメディア
留学先でテレビを見ていると、日本語のニュースや日本のドラマ、映画等見られて驚く事もあるでしょう。また少し大きな書店に行けば日本語の本や新聞も簡単に手に入ります。ですが、そこで喜んで日本語のメディアに接していてはとても英語力は身に着きません。せっかく留学しているのですから、天気予報やニュース、その他必要な情報は日本語に頼らず、全て英語で集めるよう努力しましょう。
6. インターネットやSNS
インターネットやSNSはとても便利で、留学中でも様々な事を日本語で調べられ、また日本の友人と会話する事も出来ます。ですがこれらに頼りすぎてしまうと、日本にいる時と同じような生活になってしまいますよね。せっかく留学しているのですから、その環境を最大限に活かせるよう、出来るだけインターネットやSNSには頼らないようにしましょう。どうしても利用する際には、調べ物も英語でしてみる、外国人の友人とSNSでつながり英語でやり取りをしてみる等、少しの工夫でさらに英語を身に着けるチャンスに変える事も出来ます。
7. 準備万端すぎる
留学は人生の中でも一大イベントです。きちんと準備をするのはとても良い事ですが、英語力を身に着ける為にはあまり準備万端すぎるのも良くありません。人間は何かピンチに陥った時に一番能力を発揮するもので、それは英語力に関しても同じです。何か困った事があり、それを英語を駆使して乗り切る事で英語力が身に着くのです。留学中は多少行き当たりばったりな位がちょうどよく、困った事があったらその場で英語を駆使して乗り切るようにする事でより英語が身に着くでしょう。
8. 変化を嫌う
留学してしばらく経つと生活も軌道に乗り、だんだんと身の回りが快適になっていきます。必要な物はだいたい揃い、毎日決まった相手と会話し、決まった場所へ行き、決まった事をして…。とても順調な留学生活のように思えますが、実はこれが英語力が身に着かない一番の原因となってしまいます。毎日決まった行動では使う英語も限られてしまいますし、また生活が快適だとさらに向上させようとする努力もしなくなってしまいます。軌道に乗った生活を変えるのには勇気がいりますが、限られた留学の期間を有効に使う為にも常に変化を求め、新しい事にチャレンジするようにしましょう。
まとめ
以上「要注意!留学しても英語力がつかない8つの条件とは?」をご紹介してきましたが、いかがでしたか?せっかくの留学を無駄にしない為には、まずは明確な目標や目的を持つ事、そして留学という環境を最大限に活かす為には出来るだけ日本語に頼らない事、そして常に新しい事にチャレンジし続ける事が大切です。これらの事に気を付ければ、帰国する頃にはしっかりとした英語力を身に着ける事が出来るでしょう。ぜひ有意義な留学生活をお送りくださいね。
要注意!留学しても英語力がつかない8つの条件とは?
1. 目標・目的がはっきりしていない
2. 日本語が通じる国に留学する
3. 日本人のコミュニティーに参加しすぎる
4. 特定の人とみ関わっている
5. 日本語のメディア
6. インターネットやSNS
7. 準備万端すぎる
8. 変化を嫌う