メープルリーフが特徴的なカナダ国旗!カナダ中どこのお店でも簡単に国旗関連の商品を手に入ることができます。今回は、そんな国民中から愛されているカナダ国旗の秘密に迫りたいと思います。
カナダ国旗を徹底分析!国旗が持つ6つの秘密とは?
1. カナダ国旗の正式名称と愛称
メープルリーフがトレードマークのカナダ国旗。イギリスのユニオンジャックのような正式名称ではないですが、National Flag of Canada という正式名称があります。直訳するとカナダの国旗という意味になります。イメージ通りの“メープルリーフ”という愛称もあります。
2. フランス国旗とカナダ国旗の関係
カナダの国旗はメープルリーフ!というイメージが強いですよね。しかし、1534年~1760年代前半までカナダはフランスの植民地だったためフランス国旗を使用していました。当時のフランス国旗のシンボルは青をベースに、黄色いユリの花がモチーフにされたfleur-de-lisと呼ばれるシンボルが描かれてました。フランスからの植民地支配の名残で、今現在でも、ケベック州では当時のフランス国旗をベースとした州旗が使われています。
3. ユニオンジャックとカナダ国旗の関係
フランスからの支配を逃れたカナダは、次にイギリスによって支配されてしまいます。1760年代前半~1965年まで国旗の変化を遂げながらも、ユニオンジャックの模様は必ず取り入れられていました。その名残として、今でもブリティッシュコロンビア州、オンタリオ州、マニトバ州旗の一部として使われています。戦争メモリアルイベントなどのCanadian Forces(日本でいうと自衛隊)が関わるイベントでは、連邦国であるという象徴のため、ユニオンジャックとカナダ国旗が一緒にあがっています。
4. メープルリーフの歴史
1834年以来、メープルリーフは古くからカナダの土地と人々を象徴するものとして使われてきました。特にカナダ東部で、メープルシロップは寒さしのぎのために昔から食べられてきました。今現在の国旗は、Royal Military College of Canadaの校旗をもとにGeorge Stanley によってデザインされました。彼は国家と人民の分裂を避けるため、フランス国旗やユニオンジャックの使用をやめようと切り出しました。その後、現在の国旗、メープルリーフは1965年にエリザベス女王2世によってカナダ国旗として承認されました。ちなみに、メープルリーフマークは国旗だけでなく、マクドナルドカナダ、エアカナダ、ウェンディーズにも使われています。
5. 赤は血の色、白は平和を表す
カナダ国旗は日本の国旗と同じ様に、赤と白でデザインされています。日本国旗はみなさんもご存知の通り、太陽の赤が描かれていますが、カナダ国旗では違う意味で赤と白が使われています。色々な諸説はありますが、今回は最も有力だと思われるものを紹介します。赤は戦争で戦った人たちの血の色を表します。あまり知られていませんが、カナダも1914年から1918年にかけて第一次世界大戦、1939年から1945年にかけて第二次世界大戦に参戦し、多大なる量の兵士を失いました。負傷、戦死した兵士たちを労って、血の色を国旗にあしらいました。白は律儀と平和を意味するといわれています。これからのカナダの平和を願ってまっさらな白がつけられました。
6. National Flag Day で国旗をお祝いしよう!
2月15日はNational Flag Dayと呼ばれるカナダ国旗をお祝いする日です。2015年2月15日はカナダ国旗生誕50年という節目で、カナダのシンボルをカナダ国民全員で誇りをもってお祝いしようという日です。祝日ではないので、その日は普通に働いたり、勉強したりしています。ですが、ニューイヤーズからグッドフライデー(イースター期間中の金曜日)にかけて祝日がないので、2月15日を祝日にしようという動きもあります。もしその日が祝日になれば、カナダデー(カナダ建国記念日)のように、みんで赤と白の服を着て、カナダ国旗商品を買ってお祝いしましょう!
まとめ
いかがでしたか?
カナダ国旗のことを少しでも理解できたでしょうか?日本国旗と同様に、カナダ国旗にも色々な背景や特徴があります。国旗のことだけでなく、今回得た知識を生かして、カナダ人との交流に役立ててくれたら嬉しいです!
カナダ国旗を徹底分析!国旗が持つ6つの秘密とは?
1. カナダ国旗の正式名称と愛称
2. フランス国旗とカナダ国旗の関係
3. ユニオンジャックとカナダ国旗の関係
4. メープルリーフの歴史
5. 赤は血の色、白は平和を表す
6. National Flag Day で国旗をお祝いしよう!