フランス在住者に聞くクリスマスを現地で満喫する7つのコツ

フランス在住者に聞くクリスマスを現地で満喫する7つのコツ

日本ではクリスマスは恋人やお友達と過ごされる方が多く、小さなお子様の居る家庭では家族でパーティーをされる方も多いと思います。海外のクリスマスを楽しむ為にフランスを選ぶ方も多いと思います。そこで今回はフランスでクリスマスを満喫出来る7つのコツをご紹介します。

 

フランス在住者に聞くクリスマスを現地で満喫する7つのコツ

 

1. クリスマス(12月25日)の祭日にご注意!

カトリックの国であるフランスの年間最大イベントのクリスマスは、フランス語で「Noël」(ノエル)と呼ばれイエス・キリストの生誕祭として祭日になっています。日本では平日ですが、フランスではこの日は全てのお店や観光スポットがお休みになっています。夜間のイルミネーションぐらいは楽しめますが買い物やレストランは開いておりません。特にツアーでパリでの自由行動がクリスマス当日のみと言う場合には、観光スポットへの入場は不可能ですので要注意です。美術館は休館日になりますがエッフェル塔やセーヌ川クルーズは観光出来ます。

 

2. マルシェ・ド・ノエルを満喫しよう!

フランス在住者に聞くクリスマスを現地で満喫する7つのコツ_マルシェ・ド・ノエル

フランスでは12月になると、あちこちの広場や店内の通路などでクリスマスの特設マーケットが開かれます。場所によって規模や開催日時、期間が異なります。土日の週末には各市町村によってイベントが催されます。無料のコンサートや大道芸人、夕方から夜にかけてはサンタクロースが現れたり、街中がキラキラした雰囲気と共に盛り上がります。12月の週末にフランスに滞在される方はインフォメーションなどでイベントのチェックをしてみて下さい。運が良い方はサンタさんに出会うとサン・ニコラと呼ばれるクッキーやキャンディーが貰える事もありますので、是非近寄ってみて下さいね。

 

3. 各店のサンタイベントを楽しもう!

フランス在住者に聞くクリスマスを現地で満喫する7つのコツ_サンタイベント

12月の土日になると、お店によってサンタイベントを催します。現地ではイベント時には子供を連れた家族連れで賑わいます。無料でサンタさんと一緒にプロの写真家が写真を撮ってくれたり、ビデオ撮影してくれたり無料の飲食物が配られたりなど様々です。店頭に広告が出ている事が多いので可能でしたら、お子様連れの方は是非参加してみて下さい。日本と違って貫禄の良いサンタさんに会えます。また、郊外の少し大きなショッピングモールでは駐車場内に大道芸人が居て、お客さんを楽しませていますので機会があったら見物される事をおすすめします。

 

4. フランスのクリスマス期間

フランスではクリスマスは11月半ばから商業施設や一般家庭などにクリスマスツリーが飾られます。12月に入ると同時に見るもの全てがクリスマス一色と言っても過言ではありません。普段は日曜日は閉店しているお店もイブまでは無休で営業し続けます。パン屋さんでもフランスのクリスマスケーキのブッシュ・ド・ノエルや冬季限定のオリジナルチョコレートが並びます。御一人様用の小さな物もありますので、是非本場の味を楽しんでみて下さい。日本と違って、フランスではクリスマスが新年同様ですので12月25日以降も店頭にクリスマスケーキが並ぶのが特徴的です。1月中は確実に並んでいます。

 

5. フランス人のクリスマスの過ごし方

現地でのクリスマスの過ごし方は、24日のイブと25日のクリスマス当日を家族や親戚と過ごす非常に大切な家族の食事会となっています。1か月前位から料理や会場となる家の準備を始めます。大体が実家へ集まる事が多く子供や孫・ひ孫と親族が大集合します。24日の夜にRéveillon(レヴェイヨン)と呼ばれるお祝いの食事会をします。日本では考えられない長時間の食事で、夜中まで延々と飲食が続きます。フランス人の1年で1番豪華な食事でもあり、特別な御馳走が沢山並ぶ日でもあります。また、人数もお料理も多く25日のお昼や夜まで続く家庭も沢山あります。

24日は夜に教会や大聖堂でクリスマスのミサが開かれるので、食事の途中で全員でミサへ行きキリストの誕生を祝います。ミサが終わってから家に戻り、食事の続きをします。場所や地方によってミサの時間が違いますが筆者の地域は19時から始まり20時半頃に終わる為、その後にメインディッシュの調理にかかり、25日の明け方まで宴会が続きます。それから寝て、昼頃に起きて再度宴会と言うのがフランス人の一般的なクリスマスの過ごし方です。招かれた場合には、万全の体調で臨む事と手土産を忘れずに持参しましょう。手土産には食後に皆で食べられる様なものがおすすめです。

 

6. クリスマス時期のおすすめ

フランス在住者に聞くクリスマスを現地で満喫する7つのコツ_Fruit de Mer

この時期は、生牡蠣や有頭海老、鴨肉、フォアグラなどフランスの高級食材が沢山出回り、フランスのクリスマスには欠かせません。魚屋さんには「Fruit de Mer」(フリ・ド・メール)と呼ばれる海の幸の盛り合わせなどが並びます。レストランでも注文出来ますのでクリスマスの頃に来られる方にはおすすめです。チョコ好きな方には冬季限定のチョコレートが沢山出ていますのでご自分用にもお土産用にもおすすめです。日本では販売されていない物が安く手に入ります。25日過ぎからチョコレートの安売りや値引きを始めるお店もあります。

現地では、ゆっくりと食前酒から始まります。前菜には生牡蠣などの海の幸とフォアグラを食べます。テリーヌやパテ、リエットなども好まれています。メインディッシュには七面鳥やホロホロ鳥、ローストビーフなどの肉類が多く、様々な付け合わせと共に食べられています。サラダ、フロマージュとデザートには長時間の食事で満腹な事が多いので、アイスで出来ているブッシュ・ド・ノエルが好まれています。普通のケーキとして売っているブッシュ・ド・ノエルは25日の夕方にオヤツとして食べられています。ラストはコーヒーで終了ですが、この後に食後酒を飲む事が多いです。

 

7. 教会や大聖堂内のCrèche(クレッシュ)を満喫しよう!

フランス在住者に聞くクリスマスを現地で満喫する7つのコツ_クレッシュ

日本ではあまり見かける事がないかも知れませんが、カトリックの国・フランスでクリスマスに欠かせないのは「Crèche」(クレッシュ)と呼ばれるイエス・キリストが誕生した時の場面が再現された模型です。有名な観光地のパリ・ノートルダム大聖堂にもあり、国内の全ての教会や大聖堂の中には必ず、また街中でも飾られています。この時期にフランスへ来られる方には是非見て頂きたいです。キリストが誕生するのは25日なので、25日前に見るとキリストはまだ産まれておらず当日のミサの時にキリストの人形が置かれます。ご都合の合う方は、フランスのクリスマスが満喫出来る25日のミサに是非、出席されてみて下さい。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
クリスマス時期のフランスは残念ながら余りお天気が良くなく日本の東京よりも寒いです。特にセーヌ川などの水辺は非常に寒く感じますのでイルミネーションなどを楽しむ方は必ず防寒対策をする事を忘れないで下さい。マルシェ・ド・ノエルなどでは貴重品の管理にはくれぐれもご注意ください。

 

フランス在住者に聞くクリスマスを現地で満喫する7つのコツ

1. クリスマス(12月25日)の祭日にご注意!
2. マルシェ・ド・ノエルを満喫しよう!
3. 各店のサンタイベントを楽しもう!
4. フランスのクリスマス期間
5. フランス人のクリスマスの過ごし方
6. クリスマス時期のおすすめ
7. 教会や大聖堂内のCrèche(クレッシュ)を満喫しよう!

 


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