近年、若者たちの間でも一般的になりつつあるワーキングホリデー。基本的には一つの国につき、一生に一度しか取得できないビザ。多くの方がそのビザを利用し、海外で特別な時間を過ごされていますが、その目的によってはワーホリビザではもったいない!と思うような使い方をされている方々を見かけます。今回は、語学留学とワーホリの違いを正しく理解する6つのポイントをご紹介します。あなたの目的にあったビザを取得しましょう。
語学留学とワーホリの違いを正しく理解する6つのポイント
1. 海外で仕事をしてみたい
そんなあなたには、ワーホリビザ。学生ビザや観光ビザでは働くことはできません。海外で働いてみたい!というあなたはワーホリビザを取得しましょう。ただし、確実に定期的な収入を得るという保証はありません。日本食レストランなど日本人にとって比較的見つけやすい仕事先はありますが、100%英語環境の仕事先を見つけるためには、初めの何ヶ月かは語学学校へ通う選択肢も視野に入れたほうが良いかもしれません。語学力が高ければ高いほど、時給の良い仕事を見つけることができます。
2. 旅行をしたい
旅行をしたいというあなたはワーホリビザ、もしくは観光ビザがおすすめです。費用と旅行期間にもよりますが、現地で仕事をするつもりもなく、滞在期間もそれほど長くはないというあなたは観光ビザでの入国がおすすめです。冒頭でもお伝えしましたが、ワーホリビザは一生に一度きりしか発行されません。ワーホリビザ以外で滞在できる選択肢がある場合は極力そちらを使用するようにしましょう。広大な土地を時間をかけて暮らすように旅行ができるのもワーホリの特権。時間に縛られず、長距離バスや鉄道を使ってその国を回ってみるという体験も楽しみの一つです。
3. 語学学校へ通いたい
海外滞在の目的が語学学校へ通い、様々な国の友達を作りたいというあなたは学生ビザを取得することをおすすめします。費用の心配もなく、働く必要もないのであればワーホリビザである必要はありません。ただし、学生ビザで入国する場合は日本で事前に語学学校を決めて、ビザの申請をする必要があります。現地で何校かお試し授業を受けてから学校を決めたいあなたは観光ビザで入国して、現地で学生ビザに切り替えることも可能です。また、ワーホリビザでは語学学校に通える期間に制限があるので、できるだけ長く学校に通いたいというあなたも学生ビザで入国し、働き始める時にワーホリビザに切り替えるという手もありです。
4. 費用をできるだけ抑えたい
そんなあなたはワーホリビザ。ワーホリビザの魅力はなんといっても働いて、収入を得ることができるということ。ただし、すぐに仕事を見つけられる保証はないので、当面の生活費は持参しましょう。できる限り費用を抑えたいというあなたには、航空券の安いオフシーズンに渡航すると良いでしょう。また滞在地を大都市ではなく、田舎を選ぶことでも生活費をある程度抑えることも可能です。ただし、大都市圏と比べると求人も少ないので仕事を見つけるのは少し難しくなります。
5. のんびりいろんな体験をしてみたい
のんびりと生活してみたいというあなたはワーホリビザがおすすめです。仕事もできるし、学校へ通うこともできる。思い立った時に旅行にも行けちゃう。それがワーホリの特権なので、思い切り活用しましょう。海外ならではの日本では体験できないことを思い切りやってみましょう。雄大な自然の中で暮らしみたいあなたにはファームステイはいかかでしょうか。牧場でのお仕事をお手伝いしながら、食事や滞在費用は提供されるという仕組みが多いようです。ウィンタースポーツを楽しみたいというあなたには、ホテルのショップで働いたり、ハウスキーパーのお仕事をしながら、スキーやスノーボードを満喫してはいかかでしょうか。
6. ボランティアがしたい
ワーホリビザを取得しましょう。学生ビザでも参加できる可能性はありますが、一部を除き、お金を得ない労働とみなされるので許可が下りない可能性があります。ワーホリビザはアルバイトや語学習得以外のことに挑戦できるチケットでもあります。日本よりボランティア活動の盛んな国々で活動に参加することで新しい考え方や視野が広がることでしょう。現地のボランティアにはローカルの方々が多く参加されているので、留学生ではないその国の方々と交流できる素晴らしい機会です。町中やネットの掲示板にもボランティア募集の案内が掲載されているので、一度覗いてみてもよいかもしれません。特に人気なのが、幼稚園や老人ホームでのボランティア。このような施設ではコミュニケーション力が重要視されるのである程度の語学力は必要ですが、英語環境で活動できる良い機会となることでしょう。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
あなたの海外生活の目的を考えれば、おのずとどのビザを取得すれば良いかがわかると思います。語学学校へ通い、英語力の向上を目指したいあなたはワーホリビザではなく、ひとまず学生ビザを取得することをおすすめします。現地で色んな経験をしてみたいというあなたはワーホリビザを取得してはいかがでしょうか?まずは目的を明確にして、あなたにあったビザを取得しましょう。
語学留学とワーホリの違いを正しく理解する6つのポイント
1. 海外で仕事をしてみたい
2. 旅行をしたい
3. 語学学校へ通いたい
4. 費用をできるだけ抑えたい
5. のんびりいろんな体験をしてみたい
6. ボランティアがしたい