国が違えば風習が違うようにブラジルもお葬式の仕方が異なります。あまり出席することがないほうがいいですが、長期滞在や永住する方には出席する期会があるかと思います。今回はそういった時に困らないようブラジルの葬式・葬儀にまつわる6つの豆知識をお伝えしたいと思います。
ブラジルの葬式・葬儀にまつわる6つの豆知識!
1. 24時間以内に埋葬
日本では火葬が一般的ですが、ブラジルでは土葬が一般的です。日系人は火葬することもあるようですが、費用がかかるので富裕層が多いようです。しかも24時間以内に埋葬しないといけないので人が亡くなった時親族は結構忙しいです。ブラジルは広いので親族が離れている場合は葬儀に間に合わない事もあるのです。
2. 多様な宗教
ブラジルは多民族国家ですので宗教も様々。したがってお葬式の形式も様々というわけです。お葬式に出席する際は念のため確認すると良いでしょう。一般的にはお葬式と言うのはなくて、日本で言うお通夜のようなもので葬儀場や家に親戚や知人などが集まります。仏教の場合はお坊さんが来てお経を唱えますし、カトリックの場合は神父さんが来てミサを行います。
3. 服装について
服装ですが基本的にはどんな服装でもかまいません。普段の服で皆参加します。日本人の感覚からするとちょっとびっくりですよね!
4. 香典もなし!
日本はいろいろとしきたりがありますが、ブラジルはありません。特に何も持っていく必要はないのでシンプルに故人とのお別れをするだけです。お悔やみの言葉はMeus Pesâmes(メウス ペーザメス)、meus sentimentos(メウス センチメントス)がご愁傷様ですに当たる言葉で謝る時にも使うsinto muito(シント ムイト)も残念ですといった感じで使えます。
5. 当日の流れ
まず、親戚や知人、近所の人など故人と関わりがあった人に亡くなったことを知らせます。それから開始時刻などはありませんので指定の場所(葬儀場や自宅など)に行き、棺にたくさんの花を入れて故人を偲びます。親族は時には一晩中つきっきりで訪問者の応対をします。埋葬の時は皆車などで列に続いて墓地に行きます。その際クラクションを鳴らしながら走ります。
6. ブラジルのお墓
ブラジルのお墓も様々で故人が埋められている上にプレートが置いてあるだけのシンプルなものや十字架が立っているもの、小さい家のようなものなどがあります。日本の様に暗く、寂しいような雰囲気ではなく公園のように気持ちのいい墓地もあります。11月2日は死者の日でお墓参りにいく風習もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本とはかなり違いますので最初はビックリしますが、シンプルに故人を偲べる良いお葬式だと思います。特に準備もいりませんので参列者も気兼ねがなくていいですね。もしブラジルで葬儀に参列することになった時の参考になれば幸いです。
ブラジルの葬式・葬儀にまつわる6つの豆知識!
1. 24時間以内に埋葬
2. 多様な宗教
3. 服装について
4. 香典もなし!
5. 当日の流れ
6. ブラジルのお墓