韓国の祝日を徹底分析!どんな日があるか全部教えます!

韓国の祝日を徹底分析!どんな日があるか全部教えます!

日本と同じように、韓国にも祝日があります。その国の「祝日」について知ることは、その国の歴史や文化、国のしくみを知ることにつながります。韓国に興味のあるあなたも、気になることの1つではないでしょうか。そこで今回は、韓国の祝日にはどのような日があるのか、そしてそれはいつで、国民はどのようにその日を過ごすのか、そのすべてを1つ1つご紹介したいと思います。

 

韓国の祝日を徹底分析!どんな日があるか全部教えます!

 

1. 新正(シンジョン)

1月1日。新暦の一年の最初の日で、日本の元日に相当します。韓国では正月は旧暦で祝うので、翌日(1月2日)からは平日です。

 

2. 旧正(クジョン)

旧暦の12月30日、1月1日、1月2日。韓国において旧正=旧正月は、ほとんどの人たちが休む国民的休日で、帰省して故郷で過ごす人も多いです。このため高速道路や鉄道は大混雑します。当日の朝には伝統衣装に身を包んで両親に新年の挨拶をし、お年玉を貰います。また韓国式お雑煮であるトックを食べます。

 

3. 三一節

3月1日。日本統治下の1919年のこの日、日本の支配に抵抗する全国的運動である3・1独立運動がおこったことを記念する日です。政府主催の記念式典では大統領が演説します。ここでは毎年、日韓関係について言及されることから、日本のメディアも注目しています。

 

4. こどもの日(オリニナル)

5月5日。日本のこどもの日と同様、子供向けのイベントが各地で行なわれ、子供連れの夫婦が行楽地や繁華街に多くみられます。

 

5. 釈迦誕生日(仏様がいらしゃった日)

旧暦の4月8日。釈迦の誕生を祝う日です。各地の寺院では色とりどりの提灯が空が見えないくらい境内いっぱいに吊るされ、夜には幻想的な光景がみられます。ソウル市内では仏教徒によるパレードも行なわれます。

 

6. 顕忠日

6月6日。独立運動や朝鮮戦争などで国家ために殉じた人を顕彰する(たたえる)日です。ソウルの国立墓地「顕忠院」には大統領はじめ長官や与野党の指導者や遺族らが参拝に訪れます。

 

7. 光復節

8月15日。1945年のこの日、日本の敗戦により日本の植民地支配から解放されたことを記念する日です。「光復」とは「失われた光を取り戻す」という意味で、韓国の祝日でもっとも重要な日です。毎年、政府主催の記念式典が行なわれ、三一節とならんでここでの大統領の演説が注目されます。

 

8. 秋夕(チュソク)

旧暦の8月14日、15日、16日。日本のお盆に該当し、一斉に帰省するため高速道路や鉄道は大変混雑します。故郷では墓参りをしたり、祖先崇拝の儀礼を行ないます。お供え物の食事の準備が大変で、嫁姑が一緒にこの作業に従事するため、秋夕明けにはストレスを抱えた主婦たちが頭痛やひどい肩こりなどの症状で病院に殺到します。また、昨今の経済状況などを背景として適齢期を過ぎても結婚しない男女や就職できない若者が増えているなかで、親戚などからそのことについて心ない言葉を浴びせかけられるなど、本来楽しいはずの集まりの席が苦痛な場となっており、一つの社会問題となっています。秋夕前日にニュースキャスターが番組の最後に「明日は民族の伝統である秋夕です。お互い気持ちの良い秋夕を過ごせるよう、思いやりある言葉と行動を心がけましょう」と国民に語りかけるほどです。

 

9. 開天節

10月3日。神話において韓民族の祖とされる檀君が「朝鮮」(古朝鮮)を建国した、とされる日です。檀君に関する啓発イベントなどが各地で催され、檀君崇拝を旨とする宗教団体では儀式が行なわれます。

 

10. ハングルの日

朝鮮王朝の世宗(セジョン)大王が朝鮮固有の文字であるハングルを発明し、公布した日を記念するものです。ハングルの意義について国民に啓発するイベントが各地で行なわれます。

 

11. 聖誕節(クリスマス)

12月25日。言わずと知れたイエスの誕生を祝う日です。キリスト教徒が多い韓国では、各地の教会や聖堂に足を運ぶ人も多くいます。また、日本と同じように恋人や家族、友達など、大切な人と食事やおしゃべりを楽しんで過ごします。

「釈迦誕生日」と「聖誕節」がともに祝日とされているのは韓国の宗教事情によるもので、仏教徒とプロテスタント・カトリックを合わせたキリスト教徒の数が拮抗していると同時に、それぞれの宗教がもつ社会的影響力も大きく、双方に政治が配慮して、ともに祝日となっているのです。

 

まとめ

いかがでしたか?
冒頭で「祝日」について知ることは、その国の歴史や文化、国のしくみを知ることにつながると言いましたが、以上ご紹介した祝日を通して韓国という国のもつさまざまな顔を垣間見ることができたのではないでしょうか?

また、旅行やビジネスで韓国を訪問する際には祝日、とりわけ旧正月や秋夕の時期は避けたほうがいいかと思います。「お目当てのお店が休業日だった!」ということもあります。また、厳密には「祝日」ではありませんが、観光・レジャー産業振興などの観点から、祝日や日曜日など休日の谷間の平日を臨時休日として政府が一週間ほど前になって指定して「連休」にする、ということがあります。これにも注意が必要です。

 

韓国の祝日を徹底分析!どんな日があるか全部教えます!

1. 新正(シンジョン)
2. 旧正(クジョン)
3. 三一節
4. こどもの日(オリニナル)
5. 釈迦誕生日(仏様がいらしゃった日)
6. 顕忠日
7. 光復節
8. 秋夕(チュソク)
9. 開天節
10. ハングルの日
11. 聖誕節(クリスマス)

 


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