ふらっと立ち寄ったバルでタパスをつまみにサングリアを飲み干し「さよなら!また来るよ」と店員にさらっと伝え、カッコよく立ち去る。スペインに行ったらやってみたいですよね。スペイン語でさようならの言い方は沢山あります。今回は、スペイン語に囲まれた海外生活を過ごす筆者が、スペイン人の友人たちと交わす「さようなら」のフレーズをご紹介します。
定番から流行りのスラングまで、様々な「さようなら」の言い回しを詳しく解説します!
スペイン語でさようならの色々な言い方まとめ厳選15選!
1. Adiós / アディオス / さようなら
まずは一番オーソドックスな「さようなら」から。目上、目下の間柄問わず、どんなシチュエーションで使っても間違いではないですが、私たちも普段の生活の中で「さようなら」と言う機会があまりないように、ちょっと堅苦しく聞こえるのであまり一般的には使われません。
2. Chao / チャオ / じゃ!
こちらは元々イタリア語ですが、スペインでも親しい間柄でちょっと気取って「じゃあ!」とキザな挨拶をするときに使います。調子に乗った奴だなと思われることもあるので、あまり目上の人には使いません。自分のキャラに合っているならどんどん使ってみてください。
3. Hasta Luego / アスタ ルエゴ / じゃあ、また。
スペイン語は「H」を発音しないので、読み方はハスタではなくアスタとなります。こちらが目上、目下、親しい間柄かどうかを問わず一般的に一番よく使われる言葉です。
4. Hasta Pront / アスタ プロント / じゃあ、また
上のアスタ ルエゴとよく似た意味です。正直特に大きな意味合いで違いはなく、こちらも一般的によく使われます。
5. Te Vero Luego(Pronto) / テベロ ルエゴ(プロント) / またね
テベロはアスタと比べて砕けた言い方となり、目下の立場の相手に対して使うことが多いです。目上の人にはテベロではなく上のアスタを使うようにしましょう。
6. Hasta Luego, Lucas / アスタ ルエゴ、ルーカス / さよならルーカス
こちらは今から約20年ほど前に当時人気だったTV番組から流行ったさようならの言い回しで、今ではちょっと死語になりつつあるようです。スペイン人なら誰でもしっているスラングらしいので、年上のおじさまなどに使ってみるとウケるかも!?
7. Hasta Luego, MariCarmen / アスタ ルエゴ、マリカルメン / さよならマリカルメン
こちらは最近流行ったスラングで、例えば皆で飲んでいるときに寒いジョークを言った仲間に対して「あーはいはい、もう帰っていいから!じゃーねー!」といったノリで冗談で追い出すときに使います。スペイン人と飲む機会があったら使ってみてください。
8. Me Piro / メ ビロ / お先に
Piはピではなくビと発音します。若者が使うカジュアルな言い回しで、例えばオフィスで隣の席の同僚に「じゃ、お先!」といったニュアンスや、仲間と数人で集まっているときに自分だけ先に抜ける時など、立ち去る際に使う言葉です。目上の人にはあまり使いません。
9. Me Abro / メ アブロ / お先
こちらも同じく自分が立ち去る際に言う言葉ですが、メビロと比べると品のない言い回しとなるため、ちょっと不良ぶった若者たちの間で使われています。
10. Cuídate / クイダテ / 気を付けてね
上のふたつとは逆に、誰かが立ち去る際にかける言葉です。目上、目下に関わらず使えます。
11. Te llamaré / テ ヤマレ / 電話します
Lがふたつ重なると「ヤ」と発音されます。これは本来の意味で電話をかける約束にも使われますが、例えば出来ればもう会いたくない相手に帰り際、「次はいつ会える?」と聞かれ、「あー、どうかな。まあ、電話するから!」と誤魔化して立ち去るときにも使うんだとか。もし自分が言われてしまったら、本当の意味なのか見極めが難しいですね。
12. Hasta Nunca / アスタ ヌンカ / さようなら、もう二度と会うことはありません
こ、これはキツイ。例えば大喧嘩から別れ話になったカップルが、「もう二度と顔も見たくないわ!さよなら!」と別れ際に言い捨てるんだとか。出来れば使いたくない言葉ですよね。
なお、恋人が別れる時に使うフレーズはまた一味違った言い回しになります。「スペイン語で別れ話をするとき相手を傷つけない言い回し10選!」に詳しくまとめましたので、合わせて読んでみてください。
13. Hasta Siempre / アスタ シエンプレ / 永遠に、さようなら
こちらは上のニュアンスとは違い、例えば誰かが亡くなった際にお別れを告げる時など、会いたくてももう会うことができない相手に対して誠意を持ってお別れを言う際に使う言葉です。
14. Espero Verte pronto / エスペロ ベルテ プロント / またお会いできますように
相手との別れを惜しむときや、また会いたいと思う相手に対して伝える言葉です。
15. Nos Vemos / ノス べモス / さようなら
こちらも一般的に誰にでも使える言い回しです。顔見知りの店員さんや、ちょっとした知り合い程度の間柄で使われることが多いです。
まとめ
いかがでしたか?
外国の人が自分の国の言語を知っていると嬉しくなるのはどこの国でも同じです。教科書には載っていないスラングもいくつかご紹介したので、実際に現地に行って仲良くなったスペイン人に使って驚かせてみてください。「さようなら」の言葉から、またすぐに会える大切な友達に発展するかもしれません。
スペイン語でさようならの色々な言い方まとめ厳選15選!
1. Adiós / アディオス
さようなら2. Chao / チャオ
じゃ!3. Hasta Luego / アスタ ルエゴ
じゃあ、また。4. Hasta Pront / アスタ プロント
じゃあ、また5. Te Vero Luego(Pronto) / テベロ ルエゴ(プロント)
またね6. Hasta Luego, Lucas / アスタ ルエゴ、ルーカス
さよならルーカス7. Hasta Luego, MariCarmen / アスタ ルエゴ、マリカルメン
さよならマリカルメン8. Me Piro / メ ビロ
お先に9. Me Abro / メ アブロ
お先10. Cuídate / クイダテ
気を付けてね11. Te llamaré / テ ヤマレ
電話します12. Hasta Nunca / アスタ ヌンカ
さようなら、もう二度と会うことはありません13. Hasta Siempre / アスタ シエンプレ
永遠に、さようなら14. Espero Verte pronto / エスペロ ベルテ プロント
またお会いできますように15. Nos Vemos / ノス べモス
さようなら