バングラデシュで英語は通じる?旅行前に知るべき7つのポイント!

バングラデシュで英語は通じる?旅行前に知るべき7つのポイント!

(Marufish)

外国人が日本に来てびっくりする事の1つに、大学生や大卒社会人の多くが英語を話せないことがあるそうです。こんな進んだ国なのにどうして…という声はバングラデシュ人に限らず様々な国の人から聞かれます。では、バングラデシュでは英語は通じるのでしょうか。

そこで今回は、バングラデシュ人の妻である筆者が、バングラデシュの英語事情について詳しくご紹介します。

 

バングラデシュで英語は通じる?旅行前に知るべき7つのポイント!

 

1. 大学では英語で書かれた専門書で勉強する

日本では流暢に英語が話せるのは留学経験があるか、特に英語が好きで勉強した人が殆どといったところですが、このレベルであればバングラデシュだともっと広く存在しています。これには理由があります。

日本では大学の教科書はほとんど日本語で書かれていますが、バングラデシュでは英語で書かれています。つまり、英語ができないことには専門の勉強ができないのです。英語の力をつけざるを得ません。

学歴があると思われる大人のバングラデシュ人であれば、英語で仕事ができる、自分の意見を正確に伝える力はあると思ってよいでしょう。もともと言語能力に長けたお国柄なので、英語になっても相手を説得できるコミュニケーション能力は十分あります。

 

2. 子供でも使える場合がある

最近は日本でも英語を話せる子供が多くなり、とても頼もしいことです。英語教育を早くからするようになった成果は少しずつ出てきています。

日本と比べ何かと遅れていると思われがちなバングラデシュですが、英語教育を小学生から取り入れることはずっと前からしています。イギリスの植民地になっていた影響もあるようです。

筆者が訪れるたびに小さな子供の英語での挨拶の堂々とした様子、発音のきれいさに感心してきました。一度教科書を見せてもらいましたが、バングラデシュの小学3年レベルが日本の中学2年くらいの内容で、衝撃を受けました。

 

3. 教育程度の差は非常に大きい

ここまでは比較的教育に恵まれた層の人たちの話をしました。いろいろな機会の不平等がまだまだあるバングラデシュでは、英語ができない人は全くできません。学校にも満足に行けない人もまだまだ多く、識字率も日本のようにほぼ100%という国ではないのです。ですから、目の前の人が英語を話せるかを考えるときには、教育を受けられる環境があったかどうかを考えることにもなります。

たとえ公の学校であってもその内容は厳しく統一されたものではなく、義務教育を受けていても内容がまことにおそまつだったという場合もあります。全国どこでも同じレベルの基礎的学力がつくシステムになっている日本とは違います。

 

4. 値段が高い=英語が通じる場所

まだまだ外国人向けの店は少ないといえます。バングラデシュのお金持ちはとんでもなく金持ちですから、彼らを上客とすれば十分商売が成り立っていくためか、格式あるレストランでも英語が十分に通じないスタッフもいます。それでも一般的には、値段が高く評判のレストランであれば英語は通じる場合が多いと思ってよいでしょう。

もしもそうでないところで食事をしたい場合、身振り手振りでどうにかする旅の楽しみを思う存分味わえます。英語が話せるお客さんがいれば、もともと親切心あふれるバングラデシュ人ですから、わざわざ助けてくれるかもしれません。

 

5. 数字のバングラデシュ語だけは覚えておこう

値段の交渉、両替など正しい数字を知る必要のある機会は多々あります。いざとなったら書けばいいと思っているあなた、それも難しいときがあるのですよ。というのは、バングラデシュにはバングラデシュで使われる数字があるのです。さらにややこしいことに私たちが思う数字と似た形の数字もあり、別の数字です。数字の相手の書く数字がバングラで使われる数字だった場合、完全に読み違えます。

加えて発音も正しくできれば安心です。数字だけは読むこと話すことができるようにしておきましょう。

 

6. 英語がわからなくても黙ってはいけない

相手がバングラデシュ語でまくしたててきたら、こちらも日本語でまくしたてましょう。ここはバングラデシュだから英語でやらなきゃ!と考える必要はありません。おとなしくしていると、日本人はお金を持っていると思われているので「いいカモだ」と考える人もないとはいえませんから。

相手が突然バングラデシュ語で大声を出してきたら、多くは理不尽なことを言われている可能性が高いので、こちらも負けてはいけません。そんなふうに大騒ぎしていれば、きっと人だかりができ、仲裁者が出てきて、その中にはきっと英語ができる人もいて…ということもあります。おもしろい体験ができるかも…です。

この国では「黙っている=弱い」と考えられがちですし、どんな小さな事柄でも何か自分の意見を言わないと気が済まないお国柄なので、一貫性のない意見でも、感情に任せた訴えでも、何もしないよりいいと思います。

 

7. 困ったときはホテルに相談

乗り物の相場を知りたい、気をつけるべきことを知りたい、といった事前の調べはもちろんのこと、トラブルが起こったときに相談する先としてホテルが一番いいと思います。残念ながら警察はあてになりません。クチコミサイトが影響してか、ホテルは評判を上げるべく真剣に対応してくれます。

また、ホテルでの仕事はバングラデシュではステイタスのあることになりますから、その誇りにかけてきちんと対応してくれます。ときにスマートすぎる、かっこつけすぎと突っ込みたくなるほどに。

 

まとめ

いかがでしたか?
国のレベルによって英語を話せる層の広さが違い、また英語を含めた基礎的な学力の浸透具合にも差があります。でも、バングラデシュは英語がそこそこ使える人にとってはより楽しめる国です。

相手の英語もネイティヴのものではなく後から身につけた英語ですから、お互い習った言語を駆使して会話しているという満足を共有できます。そんな機会があったときにはどうぞ日本の誇りを持って精一杯英語を使ってみてください。多少の発音やアクセントの違いなど気にせずに、会話を楽しんでくださいね。

 

バングラデシュで英語は通じる?旅行前に知るべき7つのポイント!

1. 大学では英語で書かれた専門書で勉強する
2. 子供でも使える場合がある
3. 教育程度の差は非常に大きい
4. 値段が高い=英語が通じる場所
5. 数字のバングラデシュ語だけは覚えておこう
6. 英語がわからなくても黙ってはいけない
7. 困ったときはホテルに相談

 


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