オーストラリア人にとって自転車といえばエクササイズやトレーニング目的のマウンテンバイクで、いわゆる移動手段として自転車に乗るという文化がほとんどありませんでした。
そんなオーストラリアにもシェアサイクルビジネスがようやく登場し、街のあちこちで見かけるようになってきたのは実はここ最近のこと。オージーにとっても目新しいこのシェアサイクルについて、早速チェックしてみましょう。
オーストラリアのシェアサイクル!現地で自転車をお得にレンタルする7つのコツ!
1. シドニーのシェアサイクルMobike
シドニーで白い車体にオレンジのホイールが入った自転車をみかけたら、それがシェアサイクルのMobikeです。
乗りたい時は、周りで探すか、なければMPL(Mobike Preferred Location)という専用のシェアサイクルステーションや主要駅やバスターミナル周辺の駐輪場などで見つけることができるので、スマートフォンでその場で借りて、すぐ乗ることができます。返す時も同じように近くのMPLか駅などの駐輪場、または駐輪可能なら路駐でも大丈夫。
料金は乗った時間ごとに払う他に、定額パスもあるので好きなオプションから選べます。スマートフォン一つあればレンタルできて、市内どこへでも楽に行けて、車のように駐車場の心配がいらない、旅行者にぴったりのサービスですよね。電車やバスから少し遠い場所まで足を伸ばしてみたい、限られた時間の中であちこち見て周りたい時など、シェアサイクルは本当に安くて便利ですよ!
シドニーの他では、メルボルンではMelbourne Bike Share、パースはurbi、ブリスベンはCityCycleなどがシェアサイクルサービスを提供しています。
2. Mobikeの利用方法
まずはお手持ちのスマートフォンにMobike専用アプリをダウンロードしましょう。アプリからアカウント登録したら、自転車についているコードをスマホでスキャンしてアンロックすればレンタルスタート!使い終わったら近くの駐輪場に停めたシェアサイクルをロックすればレンタルが自動的に終了します。
アプリではその他に、これまで乗った距離の合計や、車に乗らないことで節制できた炭素排出量、消費カロリー、乗ったルートがチェックできます。
3. Mobikeの料金プラン
料金プランは二種類あります。少し割高ですが15分ごと$2.99をベースに利用時間分だけ払うのと、乗り放題の30日パス$20からあなたに合った方を選びましょう。数日間観光で使うなら、断然パスがおすすめです。
また、支払いにはクレジットカードが必要なので用意を忘れずに用意しましょう。通常のレンタルサイクルと違いデポジットはいりませんが、利用時間ごと払う場合は、アプリからTop up(トップアップ)で料金をチャージする時に$10、15、20、25から払えるので、使いきれるちょうどいい額を選びましょう。
なお、レンタル中に残金がなくなった場合でもそのまま乗り続けられますが、アカウントの残金がマイナスのままでは次回のレンタルができないので、続けて使いたいなら返却後のチャージをお忘れなく!
4. アプリのマップで自転車を探そう
アカウント設定が済んだら、さあ出発です。アプリで自分の所在地近くのシェアサイクルが検索できるので、良さそうなものがあったらメニューから予約しましょう。
するとそのシェアサイクルが15分間予約されるので、アプリのルート案内通りに歩いて見つけたら、コードをスキャンしてレンタル開始です。もしいくつかあってどれか分からない場合はスマホからシェアサイクルのベルを鳴らすこともできます。
但しシェアサイクルが他のユーザーに予約されていたり、壊れている時はスキャンエラーになるので注意してくださいね。なお、この予約サービスは1日3回まで利用可能です。
5. Mobike利用時の注意点
オーストラリアでは自転車に乗る時はヘルメットの着用が義務付けられているので、Mobikeではシェアサイクルとペアでヘルメットもレンタルしています。乗る前に必ずヘルメットをしましょう。また、シェアサイクルが明らかに壊れている、乗ると危険だと判断した場合はレンタルせず、すぐカスタマーサービスに連絡しましょう。
また、自転車は歩道でなく車道を走行するので、周りの車に気を付けながら、現地の交通ルールを守って走るようにしてください。メルボルンなど、街によっては車道と並んで自転車専用レーンが用意されているところもあります。
6. 返却時の駐輪スポットに気を付けて
Mobikeでは利用可能エリアが決まっていて、ユーザーはそのエリア内にのみ駐輪することができます。レンタル中にエリア外へ出るのは構いませんが、返却時の駐輪スポットは必ずエリア内にしましょう。エリア外や駐輪禁止ゾーンにとめた時、ルール違反と判断された場合はペナルティとして違反料金が発生しますので注意してくださいね。利用可能エリアや駐輪禁止エリアはアプリのマップ上で確認できます。
また返却時は屋内、地下、私有地など、路上以外の駐輪場にとめないようにしてください。他のユーザーがシェアサイクルする時に見つけられなくなります。
7. 困ったらカスタマーサービスに連絡しよう
前にもご紹介した通り、シェアサイクルが壊れている、ヘルメットがついていない、エラーが出てアンロックできない、など困った時はアプリからトラブル報告するか、事故などより緊急の場合はカスタマーサービスへ電話しましょう(英語のみ/平日9時~6時)。
サポート用メールアドレスもあるので、英語を喋るのが不安ならこちらからコンタクトしてみるのもよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
スマホさえあれば誰でも気軽にトライできるシェアサイクルは限られた時間の中であちこち見て回りたい旅行者にこそおすすめのサービス。素敵な公園やビーチの多いオーストラリアを自転車で走ればあなたも気分はオージー!シェアサイクルでオーストラリアを優雅にぶらり散歩してみてください。
オーストラリアのシェアサイクル!現地で自転車をお得にレンタルする7つのコツ!
1. シドニーのシェアサイクルMobike
2. Mobikeの利用方法
3. Mobikeの料金プラン
4. アプリのマップで自転車を探そう
5. Mobike利用時の注意点
6. 返却時の駐輪スポットに気を付けて
7. 困ったらカスタマーサービスに連絡しよう