ボラカイ島へ行きたいあなた!旅行を計画する上で、まず最初に知りたいことは日本からの行き方ですよね。フィリピン人気リゾート地ボラカイ島は、残念ながら日本からの直行便はありません。筆者も何度かボラカイへ訪れていますが、空港で乗継ぎ・乗換えする時や、移動する時にいくつかハードルがあり、ちょっとしたコツや豆知識が必要です。
そこで今回は、日本からボラカイ島へのおすすめの行き方と、乗換え時の注意事項をご紹介します。筆者はこの行き方と対策でトラブルなくボラカイへたどり着いていますので、あなたの旅にも役立つこと間違いなしです!それではご覧ください。
ボラカイへの行き方徹底分析!おすすめ乗継ぎ方法と10個の注意事項!
1. 日本からまずマニラ空港へ!
まずは日本からボラカイ島があるフィリピンへの行き方です。色々な行き方がありますが、筆者のおすすめはマニラ空港経由(正式名:ニノイ・アキノ空港。通称:NAIA。空港コード:MNL)です。理由としては3つあります。
(1)トラブルのリスクを減らせる!
1つ目は、日本から出発したらボラカイへ出来るだけ近い空港へ一気にたどり着いたほうが、何かトラブルがあった際に応用が効くからです。セブや中国で乗換えることもできますが、どの空港もマニラ空港より遠いので、スーツケースが無くなったとか、天候が不安定になった等のトラブルが発生したときに、時間的余裕が無くなってしまいます。(2)柔軟に旅行を計画できる!
2つ目は、ボラカイへの行き方の選択肢が他の場所での乗換えより柔軟にあることです。後で詳しく説明しますが、マニラ空港からボラカイへは大きく2つの行き方があり、便数も他の空港に比べて多いです。そのため、あなたの都合に合った乗換え計画が立てやすくなります。(3)充実したサービス!
3つ目は、乗換えの待ち時間に色々楽しめる施設があることです。ボラカイへ行く時にはマニラ空港のターミナル3を使うことになりますが、そこにはラウンジ、お土産屋さん、コンビニ、マッサージ、宿泊施設など豊富なサービスが揃っているので、暇することなく時間を過ごす事ができます。空港での数時間も大切な旅行の一部です。退屈な時間にさせないことで、一緒に行く家族も、恋人も、友達も喜んでくれますよ。
2. マニラへは断然ANAで行くのがおすすめ!
次に日本からどの航空会社で行くかですが、筆者はANAかセブパシフィック(LCC)をいつも使っています。理由はマニラで乗換えする時に一番効率的だからです。マニラ空港はとても大きな空港で、ターミナルが4つありますが、どのターミナルも離れており、バスやタクシーを使わないと移動できません。しかも、マニラ空港周辺は絶えず道路渋滞が発生するので、たった車で5分の距離も20分以上かかったりすることもしばしば。日本からどのターミナルへ到着するかで、乗換え時間が大きく変わってきます。
前項でも話しましたが、ボラカイ島へ飛ぶ飛行機は、すべてターミナル3に集約されています。つまり、日本からどのターミナルへ到着しようが、最終的にはターミナル3へ行かないとボラカイ島へはいけません。どうせ乗換えるなら、最初からターミナル3へ到着したいと誰もが思いますよね(笑)。なので筆者はANAとセブパシフィックをおすすめするのです。両社ともターミナル3へ到着しますので、乗換えは同じターミナル内を移動するだけ。もっと具体的に言うと、到着フロアが1Fなので3Fへエスカレーターで上がるだけです。10分も掛かりません。この点がどの航空会社よりも一番効率的と言えるポイントになります。ちなみに、ANAは成田・羽田の両方から便が出ていますので、関東近辺の人はさらにフライト選択肢が増える事でしょう。
なお、日本からマニラ空港への便は他にもJALやフィリピン航空などがありますが、JALはターミナル1、フィリピン航空はターミナル2に到着するので、必ず移動が必要になります。JAL系マイルを貯めたい人や日程の都合でどうしてもANAを使えない人は、乗換え時間にターミナル移動分を30〜40分ほど追加しておきましょう。
3. 乗継ぎは3時間以上あれば安全!オンラインチェックインは必須!
乗継ぎする時間を見積もるのはなかなか難しいですよね。今回のマニラで乗継ぎする場合、ANAかセブパシフィックでターミナル3へ到着すれば、極端に言うと1.5時間あれば入国審査、出発ゲート移動、搭乗手続き、セキュリティ検査の全てを完了できるでしょう。ただ、筆者の経験からすると、最低2時間以上、安全を取るなら3時間以上を乗換えに確保することをおすすめします。考慮すべきリスクは3つあります。
(1)日本からの便が遅れる
まず1つ目は、日本からの到着が遅れる場合です。こればかりはどうしようもありません。時には1時間以上遅れることもあるので、それを考慮するのであれば3時間以上確保することをおすすめします。同じターミナル内でのトランジットであったとしても1時間のロスは結構焦ります。。(2)入国審査の激混み
2つ目は、入国審査に時間が掛かる場合があること。筆者は幸運にも今までそれほど遭遇していませんが、混む時は1時間くらい掛かることもあります。これも避けようがないので1時間くらい乗換えに確保することでリスクをケアしましょう。(3)搭乗手続きの手際の悪さ…
最後にケアすべきことは、とにかく各会社とも搭乗手続きに時間が掛かることです。ボラカイへの便はLCCや格安航空会社ばかりなので、カウンターのスタッフ人数も少なく一人一人の対応に時間が掛かります。また、フィリピン人特有の「マイペース対応」により、処理のやり直しや手続きミスが発生し長蛇の列になることも多いです。混雑時はさらにイライラすることになるでしょう。もちろん日本語を話せるスタッフもいないので、あなたがもし英語でのコミュニケーションに自信が無い場合は、チケットのオンラインチェックインを事前に済ませ、なるべく会話しなくても手続きできる状態にしておくことをおすすめします。なんだかんだで、セキュリティ検査まで含めると1時間は確保しておきましょう。以上を考慮すると、3時間あればほぼ安全に乗換えができるはずです。もしターミナル1や2から移動する必要がある人は、少なくとも3.5時間は余裕を見ておく必要があるでしょう。
4. マニラからボラカイへの行き方は2つ!
マニラ空港からボラカイ島へは2つの選択肢があります。1つは、カリボ空港(正式名:カリボ国際空港。空港コード:KLO)経由、もう1つはカティクラン空港(正式名:ゴドフレド・P・ラモス空港。空港コード:MPH)経由です。それぞれの空港に明確な長所短所があるので、あなたが旅行する上で何を一番重要視するかで、その選択肢が変わってきます。詳しく見ていきましょう。
5. 最短時間で行きたい人はカティクラン空港を使うべし!
まず、筆者おすすめのカティクラン空港経由の行き方です。長所、短所は以下の通りです。
▼長所:
・とにかくすぐ着く。フライト時間は約50分。早いと40分で到着
・空港到着後ボラカイ島へはボート移動が必要で、そのボート乗り場までバスで5分で着く▼短所:
・空港が小さく照明設備も無いため天候の影響を大きく受ける
・悪天候による欠航やカリボ空港への振替フライトが多発する
・飛行機が小型機やプロペラ機が多いため少しでも天気が悪いと遅延や欠航に
・飛行機代が高い。カリボ行きと比較すると5倍以上高くなることも以上の特徴から「予算がある程度あって、かつ乾季(12〜5月)で行く場合」であれば、ぜひカティクラン空港経由で行ってみてください。筆者はよく年末年始かゴールデンウィークにボラカイへ行きますが、どちらも乾季のため1度も欠航やカリボ振替に遭遇したことがありません。また、事前の天気予報も雨や雷雨でしたが、実際行ってみると晴天続きだったこともあります。ただ、遅延はよく発生して、2,3時間遅れることは少なくありません。到着後のボートへの乗り継ぎや、復路のトランジットには大きなリスクになりますのでご注意ください。
なお、カティクラン空港については、「ボラカイ空港(カティクラン)徹底調査!旅行前に知るべき7つの特徴!」に詳しくまとめましたので、事前チェックしておきましょう。
6. リスクを最小限にしたい人はカリボ空港を使うべし!
続いてはカリボ空港経由の行き方です。長所、短所は以下の通りです。
▼長所:
・国際空港のため空港が大きく天候の影響を受けにくい
・欠航便になることが殆ど無い
・飛行機代が安い。カティクラン経由と比べると1/5になることも▼短所:
・とにかく遠い。フライト時間は約80分だが、到着後ボート乗り場までバスで2時間弱掛かる
・バスが未舗装道路を走るので揺れが激しく酔いやすい以上の特徴から「欠航トラブルを避けたい人、時間に余裕がある人、費用を押さえたい人」はカリボ空港経由で行くことをおすすめします。
7. 荷物の重量制限に注意!
LCCや小型便あるあるですが、手荷物の重量制限はシビアです。参考までに、フィリピン航空(PAL EXPRESS)の場合、入国後のフィリピン国内移動になるため、預け荷物は1人最大10kgまでです。それ以上の重量は、1kgあたり200ペソ(約450円)追加料金が発生します。搭乗手続き時にスーツケースの重さを計測されるので、重量オーバーしている場合はその場で現金かクレジットカードどちらかで支払うよう言われますので、指示に従ってください。
なお、セブパシフィックの場合、国内線は500ペソ(約1,200円)支払うと最大15kgまで預けることが可能です。それ以上の重さについては、1kgあたり200ペソ支払うことになります。
8. コロコロ変わる搭乗ゲートに注意!
筆者が毎回経験していることですが、マニラ空港においてボラカイ行きの飛行機の搭乗ゲートが、何回も変更されることがあります。113ゲートと案内されたのに30分後114ゲートになり、また113ゲートに戻る等、かなりの確率で発生しますので、場内アナウンスは注意深く聞いておきましょう。
また、飛行機の出発が遅延したり、欠航になったりする場合も場内アナウンスが流れますので耳をすましておく必要があります。英語が苦手な人は、スケジュールが表示される掲示板の前に座って待つなどして、情報収集できるようにしましょう。
9. ボラカイ空港へ着いても乗継ぎがまだまだ続く…
前半でもお伝えしましたが、カティクラン、カリボどちらの空港に到着しても、まだボラカイ島へ到着したわけではありません。空港からボート乗り場まで移動し、ボートを乗って島へ行く必要があります。さらには到着したボート乗り場から今度は自分が泊まるホテルまで移動しなくてはなりません。移動にはトライシクルやバスなどの公共交通機関から、旅行会社が提供している移動パックサービスなどもあります。あなたの予算や英語スキル、そしてどれだけ旅慣れているかで選択肢が変わってきます。
それぞれの料金や長所・短所については「ボラカイのおすすめ移動手段!旅行前に知るべき8つの交通事情!」で詳しく紹介していますので、最適な移動手段を選んでください。
10. 復路のおすすめ帰り方!
なお、ボラカイから日本へ帰る際は、マニラへ前泊することをおすすめします。先述したとおり、カティクラン空港からの便は遅延が発生しやすいため、2,3時間遅れてしまうと日本への便に乗れなくなってしまいます。復路の方が往路より応用が効かないので、もし1日でボラカイから日本へ帰国したい人は、最低でも5時間以上を乗継ぎ時間に確保してください。リスクを極力減らしたい人は、帰国便の前日にマニラ入りし、ゆっくり市内を楽しんでから次の日余裕を持って帰国することをおすすめします。
筆者はこの前日マニラ入り方法にしたおかげで、悪天候による遅延や、テロ事件による飛行機の振替トラブルにも柔軟に対応できました。全て予定通り帰国できています。
まとめ
いかがでしたか?
ボラカイ島への行き方、イメージは沸いたでしょうか。ボラカイ島へ行く時のポイントは「リスクとコストのバランス」を考えることです。お金をかけて移動時間をどんどん減らすこともできますが、一方で、飛行機の欠航や遅延によるスケジュール影響もしっかり考慮しないといけません。全てにおいて安全策を取ることもできますが、そうなると島へたどり着くだけで長い時間を費やしてしまいます。旅行する時期(雨季・乾季)や、乗り継ぎや移動に割り当てられる時間のバランスをよく考え、あなたに最適な旅行を計画してくださいね。
本サイトではボラカイ旅行に役立つ記事がたくさんありますので、ぜひ事前に目を通しておいてください。あなたの旅行スキルが格段にレベルアップしますよ!
ボラカイへの行き方徹底分析!おすすめ乗継ぎ方法と10個の注意事項!
1. 日本からまずマニラ空港へ!
2. マニラへは断然ANAで行くのがおすすめ!
3. 乗継ぎは3時間以上あれば安全!オンラインチェックインは必須!
4. マニラからボラカイへの行き方は2つ!
5. 最短時間で行きたい人はカティクラン空港を使うべし!
6. リスクを最小限にしたい人はカリボ空港を使うべし!
7. 荷物の重量制限に注意!
8. コロコロ変わる搭乗ゲートに注意!
9. ボラカイ空港へ着いても乗継ぎがまだまだ続く…
10. 復路のおすすめ帰り方!