カンボジア料理と言われてもパッと思いつく人は少ないかもしれません。実はカンボジアには美味しいものはたくさんあり、旅行中あなたの舌を楽しませること間違いなしです。筆者もカンボジア料理が大好きで、よく地元の食堂に行ってはカンボジア料理を食べています。そこで今回は、現地で絶対食べてもらいたいおすすめカンボジア料理を詳しくご紹介します。
現地で絶対食べたいおすすめカンボジア料理10選!
1. クイティウ(គុយទាវ)
(Alpha)
クイティウは、ベトナムのフォーに似た料理です。米でできた細い麺を、鶏肉などから出汁をとった暖かいスープに入れていただきます。具は牛肉や豚肉、鶏肉などを選ぶことができますが、茹でたモツがたっぷり入ったクイティウも現地の人に人気です。にゅう麺のような優しい料理で、朝ごはんにぴったりの一品です。
路上の屋台では1.5$程度で販売されています。またホテルの朝食メニューで提供されていることも多いですよ。
2. ノムバンチョック(នំបញ្ចុក)
こちらも麺料理のひとつ。クイティウには春雨のように細い麺が使われるのに対して、ノムバンチョックには米から出来た太めの麺が使われます。茹でた麺に、スパイスペーストで味付けしたスープやカレースープをかけていただきます。癖のある味をしているため好き嫌いが分かれますが、日本では食べられない一品です。レストランなどではあまり見かけませんが、路上で1.5$程で販売されています。珍しい地元の料理を!というあなたはぜひお試しください。
3. ボーボー(បបរ)
ボーボーとはおかゆのこと。骨付きの鶏肉で取った出汁で炊いたおかゆを、細切りのショウガや素揚げしたニンニク、茹でた鶏肉と一緒にいただくボーボー・サイッモアンはとくにおすすめの一品です。お米は少なく見えますが、たっぷりのスープと一緒にいただくのでおなかはいっぱいに。
朝ごはんの定番メニューですが、慣れない異国の地の食べ物でお腹が弱ってしまっている時にもおすすめです。観光客向けのレストランでも、3$前後で食べられますよ。
4. バーイサイッチュルーク(បាយសាច់ជ្រូក)
白いご飯に、照り焼き風味の豚肉と卵が盛り付けられている一皿料理です。豚肉が炭火で焼かれていることも多く、香ばしい香りと甘辛い味付けが特徴的。ファストフード店のメニューに含まれていることもあります。
路上で買えばとっても安く、50円程度で食べられるこの一品。ガラスケースに焼いた豚肉と卵焼きが入っていて、人がいっぱい並んでいればそこは人気のバーイサイッチュルーク屋さんです。見つけたら一度お試しを!
5. 青マンゴーのサラダ(ញាំស្វាយ)
カンボジアでは、熟す前の青いマンゴーも美味しく食べられます。とくに青マンゴーのサラダは、見た目も綺麗で人気の一品。細切りにした青マンゴーや香草、ナッツなどに魚醤を使ったドレッシングをかけていただくものや、マンゴーをピクルスにしたものなどがあります。マンゴーではなく、パパイヤを使ったサラダもあります。
さっぱりしていて美味しいサラダは暑いカンボジアではぴったりの料理。観光客向けのレストランでは4,5$程度で食べられます。
6. ロックラック(ឡុកឡាក់)
レタスや玉ねぎ、トマトの上にサイコロステーキが乗っているこの料理。肉にはすでに味が付いているのですが、さらにブラックペッパーとライムのたれをつけていただきます。胡椒もライムも驚くほど香り高く、とても美味しいんです。
地元の食堂なら2$前後で食べられますが、プノンペンのクメール料理レストラン「クメールスリン」では、6$でロックラックを提供しています。お腹の調子が心配な時は、生野菜は残してくださいね。
7. ソムロームチュー(សម្លម្ជូរ)
カンボジアの代表料理ともいえるサワースープです。肉や魚、野菜に果物とスープに入れる具材は様々ですが、共通しているのは強いハーブの香りと酸味のあるスープです。独特の味をしていますが、カンボジアの水分の少ないごはんと一緒だと、食べやすいのが不思議です。
地元の人に「今日のごはんはなに?」と聞くと、大体「ソムロームチュー」と返事が返ってきます。カンボジアに来たなら、多少癖があってもネイティブが毎日食べている料理を!と思っているならおすすめです。
8. ローッチャー(លតឆា)
スプーンに乗るサイズの短い麺と、肉やもやし、ニラなどをオイスターソースで炒めたこの料理は、カンボジア風焼うどんともいえます。濃い目の味付けなので、暑くて食欲の出ない時でも食べやすく、日本人の口にも合いやすい料理です。
半熟状の目玉焼きがついていて、現地の人は卵と麺を搦めて食べます。それを見ると美味しそうに見えますが、お腹の調子が心配な場合は卵を避けてくださいね。
9. カリー(ការី)
カンボジアのカレーはココナッツミルクをベースにしています。見た目はタイカレーと似ていますが、味は辛くなく、場合によっては甘みがあることもあります。鶏肉や大きめに切ったニンジン、サツマイモ、タケノコなどが入っていて、バラエティに富んだ食感が楽しめるのも特徴です。
観光客向けのレストランなら5$前後で食べられます。素焼きのポットなどに入れられて、見た目も可愛いので女性にも人気の一品です。
10. イカの青胡椒炒め(ឆាមឹកម្រេចខ្ចី)
胡椒の美味しいカンボジアでは、生の青胡椒を使った料理もいただけます。特に青胡椒とイカをオイスターソースで炒めた料理は絶品!青胡椒は味付けに使われるだけでなく、それ自体も食べられます。ピリッとした辛味とふんわりした胡椒の香りがとても美味しい一品です。ビーチのあるシアヌークビルやケップのレストランで食べると一層美味しいです。街なかで食べると少しお高めですが、6,7$前後で食べられます。
まとめ
いかがでしたか?
カンボジアの料理は、タイ料理のように辛くなく、ベトナム料理のように香草が多用されてもいないので、日本人の口に合いやすいと思います。生野菜や卵など心配な食材があれば避けつつ、地元の料理を楽しんでくださいね。
現地で絶対食べたいおすすめカンボジア料理10選!
1. クイティウ(គុយទាវ)
2. ノムバンチョック(នំបញ្ចុក)
3. ボーボー(បបរ)
4. バーイサイッチュルーク(បាយសាច់ជ្រូក)
5. 青マンゴーのサラダ(ញាំស្វាយ)
6. ロックラック(ឡុកឡាក់)
7. ソムロームチュー(សម្លម្ជូរ)
8. ローッチャー(លតឆា)
9. カリー(ការី)
10. イカの青胡椒炒め(ឆាមឹកម្រេចខ្ចី)