キューバの治安調査!旅行前に注意すべき7つのポイント!

(Miguel Fernández Flores)

中南米は治安が悪いという話をよく耳にする人も多いのではないでしょうか。キューバ旅行をしようと思っているあなた、やはり一番気になることの1つがキューバの治安ですよね。いったいキューバの現状は今どうなっているのでしょうか。

そこで今回は、キューバの治安について、実際の治安状況、そしてどんな犯罪があるのか、何に注意するべきかを詳しくご紹介します。

 

キューバの治安調査!旅行前に注意すべき7つのポイント!

 

1. キューバは中南米でもトップクラスの治安の良さ!

ちょっと意外に思う人もいるかもしれませんが、キューバの治安はとても良いのです。これは社会主義国であるということが関係していると考えられます。社会主義国のキューバでは、市民の間の格差は資本主義国と比べて小さく、犯罪によってまとまったお金・大金を手に入れれば、たちまち近所に広がり、犯罪が表沙汰になります。また、キューバ政府は、明確な犯罪統計を発表していませんが、銃や武器の輸入が大変厳しく取り締まられており、銃犯罪はほぼ皆無といえるでしょう。

また、殺人事件の数も、他のラテンアメリカ諸国に比べて相当低いといわれております。観光産業にて、多くの利益を得ていることから、外国人に対して犯した犯罪の罰則も大変厳しくなっており、銃社会でもないという事実から、観光客にとっては、治安がよく、中南米でもっとも安全に旅行できる国の一つといえるでしょう。

 

2. 貧国でよくみかける子供の物乞いがいないキューバ!

キューバは世界の中でも決して豊かな国ではなく、どちらかといえば貧しい国ですが、おどろくことに、世界の貧国でよく目にする子供のものごい、ストリートチルドレンをみかけません。キューバでは、教育が無料で提供されているため、子供たちはちゃんと学校にいくことができるのです。これもキューバの治安をよくしている所以の一つです。

 

3. 治安が良いとはいえ、軽犯罪は多発!

治安が良いと前述したものの、やはり外国、油断は禁物です。命にかかわるような凶悪犯罪は少ないものの、キューバ国民よりお金を持っている観光客を狙ったスリ、置き引きなどは多発しています。特に注意が必要なのは、夜道の一人歩きです。観光客が溢れかえる通りは、レストラン、ショップ、バーなどが遅くまでオープンしており、ライトもついていますが、1本脇の道に入ると、そこはキューバ市民の街、電灯などは大変少なく、薄暗い道が続きます。そういった場所では、命まで狙われることはない稀であるものの、首を絞められ鞄やカメラなどを持っていかれるといった、乱暴な事件に巻き込まれたという話は珍しいことではありません。キューバでは民泊が盛んですので、一般の家庭に泊まる人も多いと思います。夜に宿泊先に戻る場合は、大回りでもできる限り、大通りを歩くようにするなど、十分に注意してください。

 

4. 友達になったつもりが実は…

キューバの人はとても愛想がよく、こちらがスペイン語がわからなくても、おかまいなしにスペイン語で話しかけてきたり、中には、英語や日本語ができる人は、もう会ってすぐ友達かのように話しかけてきて、一緒にパーティーやコンサートにいかないか?と誘ってきたりします。海外旅行中に地元の人と交流できるのは嬉しいことですが、そういった人には十分気を付けてください。友達になったつもりで、出かけた先のパーティーやバーで一緒に飲んでいたものの、気が付いたら、所持品がなくなっていたり、知らない場所で無一文で寝ていたという経験談をよく耳にします。強いお酒を飲まされてしまったり、睡眠薬などをドリンクにいれられていたりということがあるのです。新しく友達になったキューバ人と飲みに行く際は、ドリンクは自分で購入するのが身を守る一番の方法です。

た、奢ってもらうのを目的に、バーやレストランに誘ってくるキューバ人もいます。キューバ人との交流という命題のもと、あなた自身がよければ、それも旅の楽しみの一つですが、興味がない場合は、誘われてもはっきりと断りましょう。

 

5. 観光客向けサービス施設での置き引き多発

治安が比較的良いキューバでも、観光客を狙った置き引きは多発しています。さて、その置き引き多発ポイントはどこかというと、観光客向けサービス施設のカウンターです。例えば、空港の両替カウンター。お金をごまかされないかしっかりみていることは大事なことですが、その際に自分のスーツケースやリュックサックなどを自分の後ろや横に置いておくと、気が付いた時にはなくなっているということがよくあります。また、ツアーカウンターやレンタカーカウンターはホテルのロビー内など誰でもアクセスできるところにあることが多く、そのカウンターで申し込み手続きをしている際も、両替時同様、自分の鞄、所持品への注意が散漫になりがちです。自分の持ち物は常に手で触れておいたり、床にリュックサックを置く際などは、足にひっかけておくなど、細心の注意を払ってください。

 

6. ガソリンスタンドのメーターは最初をしっかりチェック

これは、レンタカーを借りる人へのアドバイスですが、ガソリンスタンドでの給油する際、メーターをしっかりチェック、できればカメラや携帯でメーターの写真を撮っておくことをお勧めします。キューバのガソリンスタンドのメーターは給油開始でもゼロになっていないことがよくあります。そういった時、ゼロから始まっていないのにも関わらず、料金は、メーター通り、例えば、元々10リッターと目盛りがなっており、給油して、30リッターとなった際、実際は、20リッターしか入れてないのに、30リッター分請求されるということがあるのです。これには、証拠がなければどうにもなりません。是非、画像で証拠を残しておくことを強くお勧めします。

 

7. Jinetero/ Jinetera ヒネテロ、ヒネテラに注意

キューバには、ヒネテロ、ヒネテラと呼ばれる人たちがいます。これらはどういう人かというと、まず、ヒネテロは、道端で観光客に声をかけ、道案内をしてくる人のことです。このヒネテロをよく見かけるのが、地方の観光地、タバコプランテーションなどに向かう時などで、「○○プランテーションに行きたいんだろ?」「連れて行ってやる」などといい、断ってもしつこくついてきて、道案内代としてチップを要求してきたり、道案内をお願いしても、実際に行きたい場所とは違う場所に案内されたりということがあります。これは、そのヒネテロが、連れて行った先からコミッションをもらっているからで、実際に連れていかれた観光客がお金を取られることはない(チップを要求されることはあります)ですが、行きたいところではないので時間の無駄ですよね。

また、行きたくもないショップに連れていかれ、ものを売りつけられるなんてこともあります。また、レンタカーでプランテーションなどに向かっている際も、バイクや自転車に乗ったヒネテロが車の周りをウロチョロしながら、「ついてこい!」というジェスチャーをしていたり、窓を叩いてきたりすることがあります。実は、このヒネテロはかなりしつこく、追い払うのにけっこう苦労します。一番の方法はとにかく無視し続けることです。車を一旦停めてしまうのも有効です。そして、ヒネテラですが、これはいわゆる売春婦のことです。キューバでは売春は違法です。男性のみなさん、気を付けてくださいね。

 

まとめ

いかがでしたか?
キューバは、凶悪犯罪の少ない比較的治安のいい国ではあるものの、観光客を標的にした軽犯罪は多発しています。ものを取られて悔しい思いなどすることのないように、程よい程度の警戒心は忘れず、安全で楽しいキューバ旅行を実現してください。

 

キューバの治安調査!旅行前に注意すべき7つのポイント!

1. キューバは中南米でもトップクラスの治安の良さ!
2. 貧国でよくみかける子供の物乞いがいないキューバ!
3. 治安が良いとはいえ、軽犯罪は多発!
4. 友達になったつもりが実は…
5. 観光客向けサービス施設での置き引き多発
6. ガソリンスタンドのメーターは最初をしっかりチェック
7. Jinetero/ Jinetera ヒネテロ、ヒネテラに注意

 


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