「よろしくお願いします」という言葉は、「これからあなたと仲良くしたいです」という好意表現なので、相手を尊重する気持ちを伝える英語のフレーズを選ぶのがコツ。また英語では感情をとにかく大げさに表現するのが好まれるため「すごく嬉しい、楽しい」という気持ちをストレートに表すのが重要です。
そこで今回は、最も一般的なシチュエーションとして、挨拶する時、お願い事をする時、別れる時に使われる「よろしくお願いします」について具体的にご紹介します。
よろしくお願いしますを英語で言おう!場面別10フレーズ!
1. It’s very nice to see you. / イッツ ベリー ナイス トゥ シー ユー / お会いできてうれしいです
最も一般的に使われる挨拶のフレーズで、自分の名前を名乗る時に使います。初めまして、という意味でもありますが、会えて嬉しい→これからよろしく、という意味でもあります。あと、これを使う時は相手にアイコンタクトと笑顔を送るのを忘れずに。何事も第一印象が大切ですよ。
2. I’m looking forward to ~. / アイム ルッキング フォワード トゥ / ~するのが楽しみです
これも挨拶時によく使われるフレーズで、具体的には決まっていない事でも、もし~できたら嬉しいです、という期待を表すもので、例えば「I’m looking forward to seeing you again. / またお会いしたいです」という風に使います。もちろんちゃんと約束がある場合にも同じように使えます。
3. I’m very excited to ~. / アイム ベリー エキサイテッド トゥ / ~するのがとても楽しみです
(2)と似ていますが、より強い期待感を表す言葉で、文字通り「ワクワク、興奮しています」という待ちきれない気持ちを伝える言葉です。例えば「I’m very excited to work with you. / あなたと一緒にお仕事できるのが楽しみです」は、ビジネスシーンで初めて会う上司、同僚などによく使われるフレーズです。また講演などではよく「I’m very excited to be here. / ここに呼んでいただけて嬉しいです」とオープニングフレーズとしてもよく聞きます。
4. Could you ~ ? / クッ ジュー ~? / ~していただけますか?
相手に何かお願いごとをする時には、「してくれますか?」という意味のCan you ~よりも、この表現を使うだけで丁寧なニュアンスになる便利なフレーズです。さらにCould you please~とpleaseをつければもっと丁寧な言い方になりますよ。
5. It would be appreciated if ~. / イット ウッド ビー アプリシエイテッド イフ ~ / ~していただけるとありがたいです
主にビジネス文書で使われるフレーズで、相手に押し付けがましくないよう何かをお願いしたい時、もしよろしければお願いします、というシーンでよく使われます。日本語のように「申し訳ありませんが」と畏まるのではなく、「感謝する」というポジティブな言葉を使うのが英語らしいところですよね。
6. Please give your support to ~. / プリーズ ギブ ユア サポート トゥ ~ / ~にご支援よろしくお願いします
これもビジネス文書で主に使われるフレーズですが、かなりストレートなリクエストなので、どうしても相手のご協力、ご支援をお願いしたい時に使うようにしましょう。どちらかといえば第三者、例えば慈善団体への寄付のお願いなどでよく見られる表現です。
7. Thank you for your cooperation. / サンキュー フォー ユア コーポレーション / ご協力よろしくお願いします
日本語と全く同じように使われるフレーズです。使う場面も同じで、注意書きや会場アナウンスの最後などに必ずといっていい程、使われています。最も広く一般的に使われるフレーズなのでこれだけでも覚えておくとかなり便利ですよ。
8. Send my regards to ~. / センド マイ リガーズ トゥ ~ / ~さんによろしくお伝えください
誰かと別れる時に、その場にいない第三者(共通の知人、友人、相手の家族など)に対して使う、非常に畏まったフレーズです。主に文書やメールで使われますが、会議などのフォーマルな場では口頭でもよく使われます。なお、通常は以前に会ったことのある人に対して使われるので、全く初対面の人に使うと変な印象を与えるかもしれません。使う相手に注意しましょう。
9. Say hello to ~. / セイ ハロー トゥ ~ / ~さんによろしくお伝えください
(8)と同じ意味ですが、親しい知人、友人の間で使われるぐっとカジュアルな言い方です。あるいはそこまでの間柄でなくても、お互いに親しくなったサインとして敢えて使う場合もあります。
10. Best regards / ベスト リガーズ / よろしくお願いします
文書でのみ使われるフレーズで、文書の最後、自分の名前を書く直前に結辞として必ずこれをつけます。日本語でいうと「敬具」に近い使い方です。これがビジネスでは最も一般的な言い方ですが、他に”Kind regards”、”Regards”というバリエーションもあります。ほぼ意味は一緒ですが、ビジネスシーンではBest regardsを使うことがビジネスマナーのある人とみなされますので、覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
日本語の「よろしくお願いします」は一言でいろんな意味を持つ万能フレーズで、ついついよく口にしますが、その分曖昧すぎて英語では相当するフレーズがありません。ストレートな表現が好まれる英語では、こうした回りくどいフレーズは嫌われるからです。大切なのは気持ちですよね。それぞれのシーンで「ここでは相手に何を一番伝えたいのか」をまず考えてみましょう。これまでご紹介したフレーズがあなたの参考になりますように!
よろしくお願いしますを英語で言おう!場面別10フレーズ!
1. It’s very nice to see you. / イッツ ベリー ナイス トゥ シー ユー
お会いできてうれしいです2. I’m looking forward to ~. / アイム ルッキング フォワード トゥ
~するのが楽しみです3. I’m very excited to ~. / アイム ベリー エキサイテッド トゥ
~するのがとても楽しみです4. Could you ~ ? / クッ ジュー ~?
~していただけますか?5. It would be appreciated if ~. / イット ウッド ビー アプリシエイテッド イフ ~
~していただけるとありがたいです6. Please give your support to ~. / プリーズ ギブ ユア サポート トゥ ~
~にご支援よろしくお願いします7. Thank you for your cooperation. / サンキュー フォー ユア コーポレーション
ご協力よろしくお願いします8. Send my regards to ~. / センド マイ リガーズ トゥ ~
~さんによろしくお伝えください9. Say hello to ~. / セイ ハロー トゥ ~
~さんによろしくお伝えください10. Best regards / ベスト リガーズ
よろしくお願いします