SNSなどのインターネットサービスの普及で、英語を使う機会がぐっと増えましたよね。しかしこれだけ身近になっても英語メールの最後の結び部分に何を書いていいのか、ふと悩んだ経験もあると思います。会話で使うようなカジュアル表現は知っていても、シーンに適した正しいメールの書き方を知らない人も多いことでしょう。
特にビジネスシーンでは相手に失礼の無いようにしたいですし、何回もやりとりする相手には色々な結び方でワンパターンになるのを避けたいところ。そこで今回は、ビジネスやプライベート等シーン別に、どうやって英語メールを締めくくれば自然なのか、ネイティブが実際に使う厳選15フレーズをご紹介します。これであなたのメールもより自然体になるはずです。それではご覧ください。
英語メールでネイティブが使う自然な結びフレーズ15選!
<ビジネスシーン>
ここでは主に、ビジネス上の関係にある相手に初めて送るメールに使える、最もフォーマルなフレーズをご紹介しましょう。
1. I am looking forward to hearing from you. / お返事お待ちしております
メール本文で相手に何か依頼をした場合に使う、最も一般的なフレーズです。返信がほしいという明確な意思表示になりますので、返信が必要な時は必ず入れましょう。
2. I am looking forward to seeing you soon. / お会いできるのを楽しみにしております
実際に近々会う予定がある時はこちらのフレーズを使いましょう。または予定はないけれども是非会いたい、という意思表示としても使える表現です。
3. Please give my best regards to ~ / ~さんによろしくお伝えください
共通の知人・友人がいる場合などはこの一言を添えましょう。ビジネスシーンでは特によく使われる表現です。
4. Please take care of yourself. / ご自愛ください
これも最後に相手を気遣う表現としてよく使われます。目上の方でも、特に健康上問題なくとも使える万能フレーズですよ。
5. Thank you very much for your understanding. / ご理解くださりありがとうございます
メール本文の内容をきちんと理解してもらいたい時の、一般的な決まり文句です。
6. Thank you very much for your assistance. / ご支援に感謝いたします
これは5の変形で、より具体的な支援を受けた場合はこちらの表現を使うと、より感謝の気持ちが伝わりやすいでしょう。
7. Should you need any further information, please do not hesitate to contact me. / 他に必要な情報がありましたらどうぞご連絡ください
相手から問い合わせが来る可能性がある場合、文末にこれをつけて先手を打てば相手の心理的ハードルを下げることができるでしょう。
8. Please keep in touch. / 今後も連絡を取り合いましょう
日本語でいう「今後ともよろしくお願いいたします」に近いニュアンスの言葉として、本文の内容を選ばず、締めによく使われる便利な表現ですので是非覚えておきましょう。
9. Sincerely, / Yours sincerely, / Sincerely yours, / フォーマルな結辞
ビジネスメールの場合は、締めの言葉と自分の名前の間に上のような結辞をつけるのが一般的です。その際、名前は必ず下の名前だけでなく、フルネームで書くよう気をつけましょう
<プライベートシーン>
ここでは、親しい友人・知人にプライベートなメールを送る時の締め方をご紹介しましょう。ビジネスシーンにはくだけすぎた表現もありますので、くれぐれもプライベート用として使ってください。
10. Take care. / 体に気をつけて
4の表現と意味は同じですが、丁寧表現ではなく、主に親しい相手に使うフレーズです。
11. Cheers. / またね、よろしく
これもごく親しい間柄で交わされるカジュアルな挨拶語で、10よりさらに砕けた表現です。ビジネスでも職場の同僚の間などであれば一般的に使われていますね。
12. Many thanks. / ありがとう
相手に素直に感謝の意思を示すカジュアル表現で、好感度も高い、使いやすいフレーズとして人気ですが、ややカジュアルすぎるため、ビジネスシーンでは使わない方がよいでしょう。
13. XOXO (kiss and hugs) / キス&ハグ
意訳すれば「大好きだよ」という意味のフレーズで、親友や恋人など、特別な相手に「いつもきみのことを思っているよ」という時に使う言葉です。
これは馴れ馴れしすぎる印象を与えるため、絶対にフォーマルなビジネスシーンで使ってはいけない表現です。くれぐれもご注意ください。
14. Lots of love / 愛を込めて
これも13と同様に特別な相手に向けて愛情を示すために使うフレーズですので、ビジネスシーンではお勧めできません。
15. (Best) Regards, / Warm regards, / Warmest regards, / 一般的な結辞
9と違い、基本は知人・友人に使う比較的カジュアルな結辞ですが、ビジネスシーンでも、ある程度の知り合いなら、逆に親しみを込める意味で使ってよいフレーズです。その際は、ビジネスならば自分の名前をフルネームで、プライベートなら、下の名前だけを書くとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
ここでご紹介したのはほんの一例ですが、特にビジネスシーンのメールでは決まったフォーマットを守ることがビジネスマナースキルの一つとして重視されます。これらのフレーズを覚えておけば、あなたの評価がぐっとアップすること間違いなしです。
絶対にやってはいけないのは、ビジネスシーンでカジュアルすぎるフレーズを使うこと。これだけで相手から社会人マナーのない人と判断されてしまうので、くれぐれもシーンにふさわしい言葉を選ぶよう気を配りましょう。ビジネスシーンについては以下の記事に詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
逆にプライベートなメールでは、少々大げさなくらいに相手への親しみの気持ちを示すのがポイントです。メールの最後に相手を笑顔にするような、キュートなフレーズを使ってみてくださいね。以下の記事で特集した顔文字を入れると、さらに親近感を持ってもらえますよ!
また、英語メールの自然な書き出し方も覚えておくと便利です。以下にネイティブがよく使うフレーズをまとめましたので、合わせて読んでおきましょう。
今回ご紹介したフレーズを駆使して、あなたの英語メールをさらにグレードップさせましょう!
英語メールでネイティブが使う自然な結びフレーズ15選!
1. I am looking forward to hearing from you.
お返事お待ちしております2. I am looking forward to seeing you soon.
お会いできるのを楽しみにしております3. Please give my best regards to ~
~さんによろしくお伝えください4. Please take care of yourself.
ご自愛ください5. Thank you very much for your understanding.
ご理解くださりありがとうございます6. Thank you very much for your assistance.
ご支援に感謝いたします7. Should you need any further information, please do not hesitate to contact me.
他に必要な情報がありましたらどうぞご連絡ください8. Please keep in touch.
今後も連絡を取り合いましょう9. Sincerely, / Yours sincerely, / Sincerely yours
フォーマルな結辞10. Take care.
体に気をつけて11. Cheers.
またね、よろしく12. Many thanks.
ありがとう13. XOXO (kiss and hugs)
キス&ハグ14. Lots of love
愛を込めて15. (Best) Regards, / Warm regards, / Warmest regards
一般的な結辞