英語力をアップさせる上で、洋楽を利用することはとてもお勧めです。ただ単に会話を聞いたり、テキストを読む学習とは違い、好きな洋楽を聞くことは楽しみながら学習することを可能にします。それぞれ曲には歌い手の気持ちなども背景にあり、歌詞の意味を理解するともっと面白いものになりますね。今回は、実際洋楽を使って英語力をアップさせるにはどういった聞き方が良いか、その7つの方法をご紹介します。
洋楽はこう聞こう!英語力が劇的アップする7つの聞き方
1. 曲を選ぶ
まずは重要な、どういったタイプの曲を選ぶかについてです。学習に最適なのは、聞き取りやすいテンポのものです。例えばバラード系、ゆっくり目のポップ、カントリー系などから自分の好きなものを選びましょう。洋画のテーマ曲となったものなどは、心に残りやすいかもしれませんね。参考として下記にいくつか挙げてみましょう。
・イマジン (ビートルズ)
・レット•イット• ビー (ビートルズ)
・ア•ホール•ニュー•ワールド (ディズニー映画「アラジン」の主題歌)
2. まずは曲を聴き耳をならす
一旦曲を選んだら、その曲のメロディーが頭に残るくらいに繰り返し聴いてみましょう。この段階では意味を理解しようとする必要はありませんが、いくつか聞き取れる単語もあるかもしれません。メロディーを知り、英語に耳を慣らしましょう。
3. 英語歌詞を読み、再度曲を聴く
数回繰り返し曲を聞き、ある程度曲のメロディーを口ずさめるようになったら、英語の歌詞を見てみましょう。まだ意味を理解する必要はありません。一通り歌詞を読んだら、今度は歌詞を見ながら曲を聴きましょう。目で歌詞を1語1語追いながら、今どの単語が歌われているのが分かるくらいになることが目標です。歌ではそのリズムに合わせるため、歌詞に書かれてあっても発音されない単語や、とても短く発音され聞き取りにくい単語が出てきます。それがどの単語か聞き取れるくらいになれば、ここでの目標は達成です。聞き取りにくい箇所などは何度も巻き戻して聞いてみましょう。
4. 歌詞を自分で訳してみて、その後日本語訳を見る
次は自分で歌詞を訳してみることに挑戦です。曲の歌詞は、教科書に出てくるような文法的に整ったものばかりではありません。主語が省かれていたりなど、最初は「あれ?」と思うものの方が多いと言えます。まずは知っている単語から、その文や全体の意味が推測できそうであればそうしましょう。次に意味の分からない単語を調べ、再度自分なりに意味を推測してみましょう。
自分なりに歌詞を訳してみたら、次は日本語訳を見てみます。自分の訳し方と同じように訳されている箇所、違ったように訳されているのがどの箇所かをチェックしましょう。違う訳され方をしている箇所については、その理由を分析してみます。時制の取り違いか、単語の意味を間違えていたか、主語が省かれていたため文全体の意味があやふやになっていた…など。そして正しい訳され方を理解できるまでになりましょう。
5. もう一度歌詞を見ながら聴く
歌詞の意味を理解できたら、もう一度歌詞を見ながら曲を聴いてみましょう。最初に聴いたときより、単語が聞き取りやすく、また目で追いやすくなっているのではないでしょうか。また意味も理解できているので、歌詞がもっと心に響くはずです。
6. 意味を頭で思い浮かべながら歌う
では実際、歌詞を見ながら声に出して歌ってみましょう!初めのうちは発音できる単語を声に出してみます。慣れてきたら、歌手の歌い方に近い発音を真似てみましょう。また、発音されなかったり、短く発音される単語も同様に真似をしながら、その歌手になったつもりで歌ってみます。その歌手に近づいたと思えるくらいまで何度も繰り返し歌いましょう。
7. 歌詞を見ずに聴き、歌う
そして最後は、歌詞を見ずに曲を聴き、歌えるようになりましょう。例えば通勤や通学の電車の中で、少しでも時間がある時はその曲を聴きます。その時に、意味を考えながら聴くことが大切です。新しく学んだ単語が何だったか、意味はどういう意味だったかを頭の中で復習しながら聴きましょう。また、CDを聴かずに自分の記憶だけで歌えるようになれば、それはちゃんと曲が頭に入っている証拠です。鼻唄にできるくらいになりたいものですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今までは自分の好きな曲をどう英語の勉強につなげるか、なかなか難しかったかもしれませんが、今回ご紹介した方法は楽しみながら英語学習を続ける事ができます。歌詞の意味が分かり歌えるようになれば、洋楽を今までとは違った観点でチョイスすることもあるかもしれませんね。新たな洋楽の楽しみ方を身につけ、勉強も音楽も思い切り楽しんでください。
洋楽はこう聞こう!英語力が劇的アップする7つの聞き方
1. 曲を選ぶ
2. まずは曲を聴き耳をならす
3. 英語歌詞を読み、再度曲を聴く
4. 歌詞を自分で訳してみて、その後日本語訳を見る
5. もう一度歌詞を見ながら聴く
6. 意味を頭で思い浮かべながら歌う
7. 歌詞を見ずに聴き、歌う