英語を勉強していると、何気に重要なのが、「数(量)を表す熟語」ですよね。会話の中で数字や量を表すフレーズは本当によく使いますし、実に様々な熟語・構文があります。英会話でも、テスト勉強にも重要なこのフレーズ、沢山使えるにようになりたいですよね。
そこで今回は、英語で物を数えたり量を表すとき便利な熟語・構文15選をご紹介します。
英語の数え方・量を表すとき便利な熟語15選
1. 数字の表現(基数)/ one, two, three
数字の最も基本的な表現であり、物を数える時に使われる他、組み合わせることで様々な表現としても使われます。
There are two apples on the table.(テーブルの上に二つリンゴがある)
2. 数字の表現(序数)/ first, second, third
1の表現が数える表現(基数)なのに対し、こちらは順番を表す表現(序数)になります。third(三番目)以降は、fourth,fifth,sixthと、多少の例外はありますが、1の基数にthを付け加えた表現になります。
I missed the first train.(私は始発列車に乗り遅れた)
3. 回数を表す表現 / once, twice, three times
物事の回数を数える時は、once(一回、一度)、twice(二回、二度)と数えます。また、三回(度)以降は、three times、four timesと、数字+timesというパターン化された表現になります。
He goes to church once a week.(彼は一週間に一度教会へ行く)
4. 重複や倍数を表す表現 / single, double, triple
何重や何倍といった数を表す表現になります。また、他にもテニスなど競技の種目名に使われたりもします。
Father is double my age.(父は私の二倍の年齢だ)
5. 複数言語話者を表す表現 / monolingual, bilingual, trilingual
複数の言語を扱う人を表す場合、この表現を使います。また、これは古代のギリシャ語が由来なので、普通の数を表す表現とは多少異なっており、4ヶ国語話者は「quadrilingual」になります。
He is bilingual in English and Japanese.(彼は英語と日本語のバイリンガルだ)
6. 順序を表す表現 / primary, secondary, tertiary
2の表現と似ていますが、こちらは「第一の、第二の」といった表現をすることが多いです。アクセントの位置や、重要度の表現として用いられます。
This is of secondary importance.(これはさほど重要ではない)
7. コーラスや演奏の数を表す表現 / solo, duo, trio
これは日本でもおなじみの表現ですが、数え方というよりは、一つの固有名詞として認識されがちです。quartet(4重奏)、quintet(5重奏)と続きます。
She’s solo was the best.(彼女のソロは最高だった)
8. 多角形を表す表現 / triangle, square, pentagon
多角形を表す表現ですが、ニューヨークのMadison square gardenや、アメリカ国防総省のPentagonなど、地名としても多く用いられています。
You find the area of a triangle.(三角形の面積を求めよ)
9. かなりの量の多さを表す表現 / quit a few 〜
「a few」は本来「少しの」という意味ですが、「quite」を加えることにより、反語表現になり、かなり強調された「相当の」という意味になります。
A quit a few trash were thrown away in the sea.(海には相当数のゴミが捨てられている)
10. 量の多さを表す表現 / a large number of+可算名詞
量の多さを表す表現の一つであるのが、この「a large number of~」です。この表現は、フォーマルな表現として使われることが多く、また、後ろにつく名詞は可算名詞ということも特徴に挙げられます。
A large number of refugees have a hard time.(大勢の難民がひどい目にあっている)
11. 量の多さを表す表現 / a large amount of+不可算名詞
上記の「a large number of~」がフォーマルな場においての可算名詞に使う表現なのに対し、この「a large amount of~」は、フォーマルな場において不可算名詞を用いる時に使われる表現です。
I lost a large amount of money in a moment.(私は一瞬で大量の金を失った)
12. 量の少さを表す表現 / a small number of+可算名詞
こちらは「a large number of~」の反対の意味を表す表現です。フォーマルな場で使われることが多く、後ろには可算名詞がつきます。
That factory produces a small number of cars.(あの工場では少量の車を生産している)
13. 量の少さを表す表現 / a small amount of+不可算名詞
11の対となっている表現であり、12の「a small number of~」が可算名詞なのに対し、こちらは不可算名詞を使った表現の際に用いられます。
A small amount of water is very important in the desert.(砂漠では少量の水はとても大切だ)
14. 量の少さ表すを表現 / a little
とてもポピュラーな表現であり、その分使う機会も多いです。a littleは不可算名詞に対して使うことが多く、日常会話でもとても活躍してくれます。
Can you speak English?(英語話せる?)- A little.(少しだけ)
15. 量の少さを表す表現 / a bit
こちらは、14とほぼ同じなのですが、こちらの方がややくだけた表現になります。とはいっても、大差はないので、14と織り交ぜながら使うとナチュラルな感じになっていいかもしれません。
Can you be a bit more specific?(もう少し具体的にしてもらえる?)
まとめ
いかかでしたか?
量だけを答えればいい場面は日本語の会話であっても沢山あるわけで、英会話になってもそれは同じです。
ここの熟語や構文を使えるようになったら、次は会話に「強弱」を付けてみましょう。日本語でも「たっくさんの」などとアクセントをつけますよね。英語でも「a “LARGE” amount of〜」などと強調することで、さらにネイティブらしく使いこなせるようになります。
あなたの英語学習がさらに楽しくなることを願っています。
英語の数え方・量を表すとき便利な熟語15選
1. 数字の表現(基数)/ one, two, three
2. 数字の表現(序数)/ first, second, third
3. 回数を表す表現 / once, twice, three times
4. 重複や倍数を表す表現 / single, double, triple
5. 複数言語話者を表す表現 / monolingual, bilingual, trilingual
6. 順序を表す表現 / primary, secondary, tertiary
7. コーラスや演奏の数を表す表現 / solo, duo, trio
8. 多角形を表す表現 / triangle, square, pentagon
9. かなりの量の多さを表す表現 / quit a few 〜
10. 量の多さを表す表現 / a large number of+可算名詞
11. 量の多さを表す表現 / a large amount of+不可算名詞
12. 量の少さを表す表現 / a small number of+可算名詞
13. 量の少さを表す表現 / a small amount of+不可算名詞
14. 量の少さ表すを表現 / a little
15. 量の少さを表す表現 / a bit