人前で英語スピーチをすることになった際の7つの心構え

人前で英語スピーチをすることになった際の7つの心構え

日本人はスピーチが苦手な人が多いとよくいいますが、それが英語となると途方に暮れる方も多いのではないでしょうか。そんな英語スピーチに挑戦するたあなた。どこから準備を始めたらいいか全然分からない、そんな不安に襲われる前に、今回は英語スピーチする際に役立つ7つの心構えをお教えしましょう。これであなたも英語スピーチの達人に近づけますよ。

 

人前で英語スピーチをすることになった際の7つの心構え

 

1. 実は雄弁な表情やボディランゲージ

英語スピーチというと、ついスピーチ内容にばかり気を取られてしまいますが、ちょっと待って!実は、スピーチで話す内容と同じくらい大切なのが、スピーチする時の表情やボディランゲージなのです。例えばアメリカ大統領が演説する時の様子を思い出してみてください。うつむいて自信なさそうにぼそぼそと話している人はいませんよね。背筋を伸ばしてまっすぐ聴衆の方を見つめ、堂々と張りのある声で、山場では大げさな位の身振り手振りで強調したり、かと思えば時にジョークで笑わせたり、素晴らしいスピーチのお手本となるヒントがたくさん詰まっています。逆に言えば、いかにスピーチ内容が立派であっても、スピーチをする人がアイコンタクトを取らなかったり、熱意が感じられない、あるいは余裕がなく頼りない様子では、観客は正しくメッセージを受け取ることができないということです。

とはいえ、いきなりスピーチの達人になるのは無理というもの。でも、少しでも理想像に近づきたい、そんなあなたにオススメの方法は、スピーチの練習中に話している自分の姿をビデオに撮ってみることです。すると、緊張している時などに思わず出てしまう癖や、起承転結に合わせて表情を変えているかなど、あなたが聞き手に与える印象が客観視でき、その後の自己分析に役立ちますよ。

 

2. スピーチ内容の流れを把握しておく

スピーチにおいては、起承転結の流れをあなた自身がきちんと理解しておくことが重要です。例えば、特に強調したいところは明瞭な発音でゆっくり話し、定型文は流すなど、緩急を付けた喋り方になるように工夫しましょう。英語は音楽と非常に似ており、よどみない流れが美しいメロディを奏でるように、スピーチにおいても聴衆に心地よく聞こえるよう、リズム感を大切に話すよう意識してみましょう。

 

3. 出だしのジョークで気を引く

スピーチの始まりは、話し手・聞き手共に少し緊張した雰囲気があります。特に聞き手にとっては、これから始まるスピーチの内容を知らないだけに、やや緊張の度合いが高いかもしれません。そんな張り詰めた雰囲気を温めるためのテクニックとしてよく使われるのは、出だしの段階での軽いジョークですよね。英語では”Break the ice”と言われ、ぎこちない空気を打ち解けさせるために、これ以上なく便利な方法です。特にオリジナリティに溢れている必要はありません。むしろ誰でも聞いたことのあるような定番のジョークの方が、周りに受ける確率が高く、安心といえます。これを一つ入れるだけで、会場の雰囲気をガラリと変えることができ、聞き手がこれから始まるあなたの話に前のめりで興味を持ってくれるきっかけとなるのです。その絶大な効果は無視できません。ぜひ、勇気を出して最初にジョークを入れてみてください。そして言う時は聴衆の方を見て、ゆっくりと言うのがコツですよ。

 

4. 要点をまとめてカードに書く

スピーチを実際にやる上で重要になるのが、内容をまとめた紙、いわゆるカンペの用意ですよね。ここで忘れてはいけないのが、話す内容をまるごと原稿化するのは逆効果、ということです。話す言葉を全て文章化してしまうと、それを全て記憶しなければいけないような錯覚が生まれ不要なプレッシャーを感じてしまいますし、しかもつい不安なのでスピーチ中に原稿を目をやってしまい、聴衆とのアイコンタクトの妨げとなります。

これを避けるためには、要点のみを箇条書き等でピンポイントにまとめた名刺サイズのカードを何枚か、話の流れに沿って準備することです。カードなら片手で持てるので原稿ほど目立たない上、スピーチ中に区切りのよいところでさっと要点に目を通せば、後は聴衆の方を向いて話し続けることができます。些細な語尾・語句の間違いなどは聴衆には分かりません。スピーチ内容の要点さえ押さえていれば、プレゼンテーションは成立するのですから、思い切って、最も重要な部分だけを箇条書きで書き出して、カードにまとめてみてください。

 

5. とにかく練習あるのみ

さあ、こうして準備が整ったら、あとは練習あるのみです。本番で緊張しないためにも、時間の許す限りスピーチ内容を復習し、できる範囲で暗記してしまいましょう。そうすれば、自然とリラックスして本番に望めますし、スピーチ中のジェスチャーや表情にも余裕が生まれてきますよ。できれば友人や家族の前でリハーサルし、気付いたこと、気になるところを指摘してもらうのも、スピーチ内容の精度を上げるためには有効でしょう。

しかし、逆に練習しすぎることで、スピーチが退屈にならないよう、くれぐれも注意してくださいね。何回も同じ内容を話していると、どうしても次第に情熱や緊張感を失ってしまい、平板に聞こえてしまう場合があります。聴衆に伝えたいメッセージは何かをきちんと考え、本番で緊張感をもって望めるように万全の準備をしましょう。

 

6. これは使える!便利なフレーズ

英語スピーチをするシーンとしては、学校等のスピーチ大会、または、職場での発表会、会社のプレゼンなどが主なものでしょう。ここではテーマが与えられるスピーチ大会を除き、英語でプレゼンを行う場合に使えるフレーズをご紹介しましょう。

■始まりの挨拶
Good afternoon (morning), ladies and gentlemen. / みなさま、こんにちは(おはようございます)

Please allow me to introduce myself first. / まず自己紹介させてください

Hello everyone, my name is ~ / こんにちは、私の名前は~です

Today I’m going to talk about ~ / 今日はこのお話をしたいと思います

We’ll have a Q&A session at the end of the presentation. / プレゼンテーションの最後に質疑応答を行います

■中盤に使うフレーズ
OK, we are ready to start now. / では始めましょう

I’d like to start by looking at ~ / ~からみていきましょう

Next, I’d like to talk about ~ / 次にこの話をしたいと思います

Let’s move on to ~ / ~に移りましょう

■締めの言葉
We are coming to the end of today’s presentation. / そろそろプレゼンテーションも終わりに近づいてきました

I’m now going to give a brief summary of what we have covered. / 今日お話ししたことをまとめたいと思います

Are there any questions? / 質問はありますか?

Thank you very much all for coming today. / 今日はご来場くださいましてありがとうございました

Thank you once again for taking the time to join today’s presentation. / プレゼンテーションのために時間をさいてくださいましてありがとうございました

 

7. 笑顔を忘れずに!

緊張は移るといいますが、話し手であるあなたがリラックスしていると、聴衆もリラックスできるものです。あなたが緊張してガチガチだと、聞き手はスピーチ内容よりもあなたの様子の方が気になってしまい、せっかくのスピーチに集中することができません。さらに、緊張していると平常心でいられないので、些細なミスも起きやすくなります。

スピーチ本番の前は、好きな音楽を聞いたりしてリラックスできるような環境を整え、深呼吸や体操など、心を落ち着けるように努めるとよいでしょう。どうしても緊張が抜けない場合は、できるだけ態度に出さないよう、笑顔を忘れずに!それだけで第一印象がぐっとよくなり、会場の空気が和らぎますよ。

 

まとめ

いかがでしたか?
実は英語のネイティブスピーカーでもスピーチとなれば緊張するものです。そんな時に彼らが使っている代表的なコツがここでご紹介した7つの方法です。政治家を見れば分かるように、スピーチとはある種の演劇のようなもので、なりきった者勝ちです。恥ずかしがらず、聴衆とアイコンタクトを忘れないようにしながら、伝えたいメッセージを自信を持って力強く話せば、きっと相手にあなたの気持ちが伝わることでしょう。ご紹介したテクニックがスピーチに役立つよう願っています。

 

人前で英語スピーチをすることになった際の7つの心構え

1. 実は雄弁な表情やボディランゲージ
2. スピーチ内容の流れを把握しておく
3. 出だしのジョークで気を引く
4. 要点をまとめてカードに書く
5. とにかく練習あるのみ
6. これは使える!便利なフレーズ
7. 笑顔を忘れずに!


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