英語文章をネイティブらしく読む7つの読み方テクニック

英語文章をネイティブらしく読む7つの読み方テクニック

英語文章を読む時、あなたは発音やイントネーションまで気を付けて読めていますか?英語を目で追うのに精一杯で、発音やアクセントに気が回らなくなっていませんか?もちろんただ読むだけでも英文の内容理解や単語力・文法力のアップは十分狙えますが、せっかく英語文章を読むならそれだけでなく、発音やイントネーションまで練習出来たら一石二鳥ですよね。そこで今回は、「英語文章をネイティブらしく読む7つの読み方テクニック」をご紹介します。英語文章をネイティブのように読めるようになると、自然と自分の英語の発音やイントネーションまで変わってネイティブのように喋れるようになってきます。するとどんどん英語が楽しくなり、コミュニケーションの幅も広がるのでオススメですよ。

 

英語文章をネイティブらしく読む7つの読み方テクニック

 

1. 呼吸法・喉・口・舌の使い方を変える

英語と日本語の違いというとよく舌の使い方が挙げられますが、実はそれだけではなく他にも色々な違いがあります。まずは呼吸法。日本語の文章は平坦なので肺呼吸でも十分読めますが、英語の文章を読むには腹式呼吸が適しています。お腹からしっかりと長い息を吐きながら話す事で、英語特有の喉の奥の方(下の方)を使った発声が出来るようになるのです。試しに首に手を当てて「アー」と言ってみてください。普通に声を出すだけだと喉の上の方に振動を感じるはずです。次に腹式呼吸で、喉の下の方を意識して同じく「アー」と言ってみてください。声が太くのびやかになり、喉の下の方に振動を感じるはずです。実はこれが英語特有の発生方法なのです。常に喉を意識して英語を読むのは難しいですが、腹式呼吸を意識すれば自然と英語の発生が身についていくのでぜひチャレンジしてみてください。また、英語は口の周りや舌の動きも日本語に比べてとても大きいです。英語を読む前に口を大きく開けたり、舌を出すようなストレッチをする事も有効なのでぜひ試してみてください。

 

2. 「L」と「R」の発音に注意する

日本人の英語というと、よく「L」と「R」の発音の事を言われますよね。これは日本語には「ら・り・る・れ・ろ」の1種類しかない為、「L」と「R」の差が発音できないだけでなく聞き分けられないからです。実は日本語の「ら・り・る・れ・ろ」の発音は「L」に当たり、「R」の発音は全く別物になります。よく巻き舌に・・・なんて言われますが、わざわざ舌を巻かなくても最初に小さい「る」を付けて次に母音を発音する事で自然と巻き舌になります。よって「Ra・Ri・Ru・Re・Ro」は「(る)ア・(る)イ・(る)ウ・(る)エ・(る)オ」(少し見にくいですが、(る)を小さい「る」として読んでください)となります。これを意識するだけで日本語英語から一気に脱出できるので、ぜひ覚えておいてください。

 

3. 唇を使った「V」と「F」の発音

こちらも日本語にはない発音なので、日本人が読むと平坦になってしまいがちです。「V」と「F」はよく唇を噛んで発音すると言われますが、まず「V」は「ヴァ・ヴィ・ヴ・ヴェ・ヴォ」と発音します。そしてFは「ファ・フィ・フ・フェ・フォ」なのですが、日本語の発音よりずっと空気を多く漏らすイメージで発音してみてください。それでもネイティブっぽく聞こえない時には、少し大げさに「V」と「F」を長めに発音してみてください。例えば「violin」ならば「バイオリン」ではなく「ヴーアイオリン」、「factory」ならば「ファクトリー」ではなく「フーアクトリー」という感じです。少し大げさではありますが、英語の口の動きの練習になります。

 

4. よく使われる「Th」と「Wh」の発音を変える

英語といえばまずは「This is a 〜.」。昔はよく「ジス イズ」なんて読まれていましたが、「Th」の発音は「サ行」ではなく「ダ行」に近いんです。よって「This」は「ディス」、「That」は「ザット」ではなく「ダット」と発音した方がネイティブっぽくなります。また「疑問詞でよく使われる「Wh」はただのワ行ではなく、「ゥワ・ゥイ・フ・ゥエ・ゥオ」と前に小さい「う」を付けるととても自然です。その際に思いっきり口をすぼめた「ゥ」から思いっきり口を大きく開いて「ワ」と発音します。

 

5. 最後の子音と次の母音のつながり

「幅ないっすね」や「揚げ豆腐」というのを聞いた事ありますか?実はこれは日本語に聞こえる英語で、「幅ないっすね」は「Have a nice day.」、「揚げ豆腐」は「I’ll get off.」の事を指しています。日本人が英語で読むと「ハブ・ア・ナイス・ディ」や「アイル・ゲット・オフ」になるものがどうしてこうなるのか?!と不思議ですが、実はこれは「最後の子音と次の母音がつながる」という英語特有の読み方にあります。たとえば「Have a」では、「Have」の「e」はサイレント「e」なので発音しません。よって「Have」の最後の「v」と次の「a」が繋がるので発音は「Hava(ハヴァ)」となります。同じように「get off」も「get」の最後の「t」と「off」の最初の「o」が重なり「getoff(ゲトーフ)」というようになるのです。これを英語を読む際に自然に取り入れられるようになると、ぐっとネイティブっぽくなります。

 

6. イントネーションを付ける

日本語は世界中の言語の中でもとても平坦な方で、一文字に対して一音節、また抑揚や強弱もあまりありません。よって外国人からすると日本語の会話は「ダダダダダー」と一本調子に聞こえるそうです。ところが英語はどうでしょう。皆さんオーバーリアクションとも思える程文章に抑揚は強弱、さらにはジェスチャーまで交えて会話していますよね。あそこまで大胆にやれとまでは言いませんが、やはりイントネーションは大切です。基本的には「何かを質問する際や、依頼をする際、「Yes/No」で答えられる場合」は語尾を上げる「上昇調」が使われます。また「平叙文や特別疑問詞(What)などを利用した疑問文」には語尾を下げる下降調が使われます。また文章の中で強調したい所を少し高めに・強く発音する事もあります。文章全体に自然とイントネーションが付けられるようになると、ネイティブっぽくなるだけでなく、聞く方にもとても分かりやすい英語になります。

 

7. リズムを意識して読む

イントネーションと同じように、英語には独特のリズムがあります。日本語ではどの単語も同じ長さで話しますが、英語ではイントネーションを付けている単語を少し長めに発音します。もっと簡単に言うと、協調したい所を少し高めに・強く・ゆっくり発音する事でこの英語独特のリズムが再現出来ます。これらのイントネーションやリズムを的確にとらえる事で、単語一つ一つを確実に発音するよりもずっとネイティブっぽく英語を読めるようになります。習得には慣れが必要ですので、出来るだけ英語に触れる機会を増やし、またその際にイントネーションやリズムに注意して聞くようにすると良いでしょう。

 

まとめ

以上「英語文章をネイティブらしく読む7つの読み方テクニック」をご紹介してきましたが、いかがでしたか?ぜひこれらを参考に、自分の読んだ英文を録音して聞いてみて下さい。呼吸や口の動き、発音やイントネーションなど気を付けるべきところはたくさんありますが、中でも6番で紹介したイントネーションを付けるのはとても大切だと思います。普段平坦な日本語を話している私たちからすると少し恥ずかしいような気もしますが、少しオーバーな位にイントネーションを付けた時の方がグッとネイティブっぽく聞こえる事に驚くはずです。イントネーションを意識すると自然と英語のリズムにも慣れ、またリズムを付けて読めるようになると、単語と単語の繋がりも意識しなくても自然と読める出来るようになります。ぜひ英語に触れる機会を増やし、よりネイティブらしく英語を読めるように練習してみてくださいね。

 

英語文章をネイティブらしく読む7つの読み方テクニック

1. 呼吸法・喉・口・舌の使い方を変える
2. 「L」と「R」の発音に注意する
3. 唇を使った「V」と「F」の発音
4. よく使われる「Th」と「Wh」の発音を変える
5. 最後の子音と次の母音のつながり
6. イントネーションを付ける
7. リズムを意識して読む


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