英語長文はこう解く!問題集を買う前に知りたい6つのコツ

英語長文が苦手という人、多いですよね。かといって問題集を買いたくても、お店の本棚の前で大量の問題集を前にどの本がいいのか見当もつかず途方に暮れる…そんな経験に身に覚えがある人もいるのではないでしょうか。そんな時、実はちょっとしたコツを知っているだけで、効率よく英語長文読解力を磨くことができるのです。今回は、本屋に問題集を買いにいく前に、まずは身につけてほしい英語長文を解くために必要な6つのコツをご紹介します。

 

英語長文はこう解く!問題集を買う前に知りたい6つのコツ

 

1. 長文を大量に読みこなす

英語長文が苦手な人の理由で一番大きいのは、その量にあると思います。英単語だけでも一つ一つ理解するのに時間がかかるのに、長文なんて絶対無理…そう思っていませんか?実は、長文読解力を上げる最大のコツは、速読力ではなく、単語力・語彙力にあるのです。長文は所詮、一文が集まった塊にすぎません。その一つの文章の構造を読み解いてキーワードを見抜く力を身に付ければ、自動的に総合的な長文読解力も底上げされるのです。その際、登場する全単語を理解できなければいけない、と思っているあなた、そんなことは全くありません。どんな文章にも定型が必ずあり、読み進んでそのフォーマットを理解できれば、例え単語が分からなくても、そこで何を言いたいのかは簡単に分かるようになります。それさえ分かれば、キーワード以外の単語は無視してよいのです。そのためには、とにかく長文を大量に読みこなし、英語長文の構造に頭を慣らすことが大切です。最初は時間がかかって当たり前。苦手意識のあるものこそ、こうして地道な方法で慣らしていくことが長文読解力のレベルアップへの近道なのです。

 

2. 設問を先に読む

さあ、長文に慣れてきたら、いよいよ実際に問題を読んでみましょう。実際にあなたが受験する予定の試験で出題された過去問からでもよいですし、もう少し優しいレベルのものでも構いません。自分のいいと思うものから選びましょう。ここでのポイントは、いきなり問題の英語長文を読み始めるのではなく、まず先に、その後の設問にざっと目を通すことです。全部隅々まで読みつくす必要はありません。どういった設問があるのか、長文の中でいうとどの辺りを問われているのか、キーワードになりそうな単語はあるか、などを大まかに把握するだけでよいのです。ある程度それが頭に入ってから長文を読み進めていくと、解答になりそうな部分が逆算でき、いろんな手間が省けますよ。

 

3. 下線や区切り記号をつける

長文を読む時には、ただ漫然と読み進めるのではなく、先にチェックした設問から推測できる範囲で要点になりそうな部分、キーワードに下線をひいていきましょう。後から見直す際に分かりやすいよう、なんでもかんでも下線をせず、ある程度厳選しておくのがお薦めです。設問に登場するキーワードになりそうな単語に予め下線を引いておき、長文内に同じキーワードが登場したら下線を引くのもよいでしょう。また、文章の内容から一文の中にある意味のまとまりごとに区切り記号(/)をつけ、意味を整理しておくと、すばやく内容を把握することができ、また後から読み直す場合に時短効果があるでしょう。英語独特の文章のリズムを体得する上でも役に立ちますし、設問が高度になった時にこそ使える、実用的なスキルだといえます。

 

4. 段落ごとの要点をメモしておく

次に長文を読む時に大切なのは、段落ごとに要点をメモしておくことです。設問によっては、それぞれの段落に何が書いてあるのか複数回に分けて問われる場合があり、その都度、記憶しておければいいですが、実際は無理なことが多いですよね。それぞれの設問のためにいちいち読み直したり、思い出したりしていては時間の無駄です。そんな時は、要点をざっと該当の段落の横にメモしておくのです。日本語でも英語でも構いません。後からでもさっと読むだけでその段落の要旨が分かるよう、短くメモしておきましょう。

 

5. 起承転結に関する部分は矢印で関連性を示す

さて、以上にあげたようにキーワードに下線をし、段落ごとに要点をメモして、英語長文を読みこなしてきたら、次に、英語長文全体における起承転結を考えていきましょう。例えば前半の問題提起の答えになるような場所を後半部分で見つけたら、そこから前半部分の段落に矢印を引いて、関連性が分かるようにしましょう。すると、設問で文章中の因果関係を問われた時などに、どこをチェックすればよいか、一目瞭然です。

 

6. 現実に即した問題集を選ぶ

ここまでたどり着いたら、いよいよ問題集を選ぶ段階です。最も大切なのは、あなたがマスターしたい英語長文に即した題材を扱う問題集を探すことです。受験用、ビジネス用などそれぞれの用途に合う内容の長文が掲載されたものを選べば、ピンポイントでその分野の長文読解力を鍛えることができます。その為には、事前に対象エリアのリサーチ(対象の長文の内容の種類や、出題傾向など)をしっかりしておくことが欠かせません。また、できるだけ最新トレンドを反映したものであることも重要です。特に受験用の場合は、最新の過去問等が載っている(またはより近い内容の設問が掲載されている)問題集を選びましょう。もしちょうどよいものが無い場合は、多彩な長文トピックが載った問題集を選ぶと、様々な状況に対応できるでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?
英語長文というと、ついその量に圧倒されてしまいがちですが、一つ一つの文章をパーツごとに読み解いていけば、案外、単純な構造であることに気付くと思います。英語長文を解く上で大切なのは、速読力ではなく、設問の意図を正しく理解し、その答えを効率的に見つけることにあります。英語長文に苦手意識がある人こそ、ここでご紹介した簡単なコツを身に付けるだけで、ぐっと正答率アップすること間違いなし!まずは問題集を買う前に、試してみてはいかがでしょうか?この6つのコツがあなたのレベルアップの手助けになることを願っています。

 

英語長文はこう解く!問題集を買う前に知りたい6つのコツ

1. 長文を大量に読みこなす
2. 設問を先に読む
3. 下線や区切り記号をつける
4. 段落ごとの要点をメモしておく
5. 起承転結に関する部分は矢印で関連性を示す
6. 現実に即した問題集を選ぶ


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