フランスもハロウィンでコスプレする?現地のおもしろ6つの特徴!

フランスのハロウィンと日本のハロウィン、同じハロウィンでもフランスでは日本と違うことがたくさんあります。ハロウィンと聞くと、仮装してコスプレを楽しむ機会と思われる人も多いと思いますが、フランスのハロウィンは仮装姿もちょっと独特なんです。

そこで今回はフランスのハロウィンに関する、6つのおもしろい情報をご紹介します。

 

フランスもハロウィンでコスプレする?現地のおもしろ6つの特徴!

 

1. 10月31日だけがハロウィンの日!

フランスのハロウィンは、10月31日のたった1日だけなんです。毎年ハロウィンの日が平日だからといって、その前の週や後の週にハロウィンイベントをすることはありません。最近では商店街や、大きなショッピングセンターなどでは10月に入ってからハロウィンの飾付が行われているところも多くなりましたが、ハロウィンイベントが行われる場合には、10月31日の当日に行われることがほとんどです。

フランスではハロウィン当日に、ハロウィンのお化け姿に仮装してお店へ行くと、キャンディーをもらえることもあります。子ども達がお化けの姿で、お店の人におねだりしている姿を見ることができる日でもありますが、フランス人でもハロウィンに興味のない人は多くいて、ハロウィンだからといって特別なことをする人はほとんどいません。

 

2. ハロウィンのコスプレもキャンディーハントも10月31日だけ!

フランスでハロウィンを楽しむには、10月31日にお化けの仮装をして地元や近所の家々や商店街などに、キャンディーハントへ出かけます。前日や後日に仮装をしてハロウィンを楽しむことはありません。ソントル・アエレと呼ばれる働く親が、子どもを預ける学童保育のような所でも、ハロウィン当日はみんなで仮装をして、キャンディーハントへ出かけます。フランスでハロウィン当日以外に、ハロウィンのコスプレをしているとおかしな人だと思われてしまうので、気を付けましょう。

大人がハロウィンコスプレをして近所を徘徊してキャンディーをねだっても、相手にされないので自分でキャンディーを購入するか、どうしてもキャンディーが欲しければ大きなショッピングモールへでも出かけるのがおすすめです。確実にゲットするには、やはりお化け姿のチビッ子を連れて歩くのが良いでしょう。

 

3. ハロウィンのコスプレは「お化け」だけ!

フランスのハロウィンで見かける、ハロウィンコスプレは大人も子どもも「お化け」や「魔女」のみ。プリンセスやアニメキャラ、動物姿でハロウィンに参加すると場違いなので気を付けてくださいね。一般的には、ドラキュラやフランケンシュタイン、ミイラ、魔女姿。プリンセスの姿でも、お化けメイクを施して悪霊の姿になっています。大人同士でハロウィンコスプレをして街に繰り出すことはなく、自宅や友人宅での食事会や飲み会をすることがほとんどです。

小さな子ども達のお化け姿は、とてもかわいらしいのですが、中高生の本気を出した気味の悪いハロウィンコスプレ姿は、血のりを使ってドロドロしい姿が多いのも特徴です。子どもに仮装をさせても、一緒に付いて回る大人はハロウィンだからといって仮装することは少ないのも特徴です。

 

4. ハロウィンには無差別襲撃!

フランスではハロウィンの日には、お化けの姿になって自分が住んでいる家の近所や界隈、祖父母や親戚・友人が住んでいる家の近所や界隈などをキャンディーハントのために無差別襲撃を仕掛けます。同じ様な子どもがいる家庭や、我が子もハロウィンでご近所を襲撃している家ではキャンディーの用意をしていますが、子どものいない家庭やご年配の方々の家ではハロウィンに興味がないので、居留守を使われたり門扉に鍵をかけられて、相手にされないことも多くあります。

キャンディーを用意している家庭でも、ハロウィン当日にはたくさんの見知らぬ子供が来るので、1人に付き1つか2つのキャンディーを配ります。子ども達はたくさんの家を回るので、キャンディーが1つでも2つでも喜びます。フランスの子どもは躾が良いので「もっとちょうだい」とか、頂いたキャンディーやお菓子に対してケチを付けたり、文句を言うことはありません。

フランスのハロウィンは、当日の午後14時頃から始まることが多く、幼稚園児や小中学生は一般的には16時~19時頃までにハロウィンコスプレもキャンディーハントも終了します。高校生ぐらいになると、21時頃に現れることもありますが、それ以降は訪問して来ても相手にしないで居留守を使われる家ばかりになるので、遅くても21時半には終了しています。

 

5. 各市町村でハロウィンのイベントをしていることもある!

フランスではハロウィンの時に自治体によっては、イベントを行っているところもあります。筆者の住むところでは自治体主催のイベントはありませんが、近隣の村や町ではハロウィン当日に地元民集団でキャンディーをくれる家々を襲撃するというイベントをしています。

大人も子どもも、リュックサックを背負ってスニーカーを履き、ハロウィンのコスプレ姿でお化けメイクも施し全速力で走って、各家から路上に向かってばら撒かれたキャンディーを拾いまくり、誰がいちばん多く拾ったかを競い合っています。優勝者には1キログラムのキャンディーがもらえるという、自治体のオリジナリティー溢れるイベントがあることも。

 

6. ハロウィン限定のキャンディーやスイーツがあることも!

フランスでは、ハロウィンの時期になるとパティスリーやチョコレート専門店で、ハロウィンオリジナルのスイーツやチョコレートが売られていることもあります。大きなスーパーマーケットやチェーン店などでは、ハロウィン用の気持ちの悪いキャンディーやらお菓子がたくさん売られていることもあります。ハリボーなどでもハロウィン限定の物が出ているので、ハロウィン時期にフランスに来る人には是非、お土産用としても自分用としてもおすすめです!

ハロウィンの時期は、フランスではリンゴの時期なのでリンゴのお菓子も通常の時期よりもたくさん出回っています。リンゴが丸ごと入ったデニッシュなどもあり、ハロウィン時期のフランスの楽しみでもあるので、ぜひ食べてみてくださいね!

 

まとめ

毎年、天気の良い日にはたくさんのお化けの姿を見ることができますが、雨が降ったり気温が低い年にはお化けの数が少ないこともあるんです。筆者も毎年、かわいいお化けや毒々しいお化けたちにキャンディーをねだられるのがとても楽しみでもあります。フランス人でもハロウィンに気合いの入っている人は、お化けの姿でキャンディーをもらいに来る子ども達を逆に脅かすこともあるんですよ!

 

フランスもハロウィンでコスプレする?現地のおもしろ6つの特徴!

1. 10月31日だけがハロウィンの日!

2. ハロウィンのコスプレもキャンディーハントも10月31日だけ!

3. ハロウィンのコスプレは「お化け」だけ!

4. ハロウィンには無差別襲撃!

5. 各市町村でハロウィンのイベントをしていることもある!

6. ハロウィン限定のキャンディーやスイーツがあることも!

 


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