フランスの治安は大丈夫?現地で気を付けるべき7つの事!

(leah_hana)

フランスへ旅行をしようと思いながら、あちこちの観光地情報などを調べている人も多いですよね。フランスに興味はあるけれど、テロ事件もあったし、治安は大丈夫なのかな?と心配になってしまう人もいると思います。筆者はフランス在住20年になりますが、何年住んでも日本人感覚は抜けきらず、フランスの観光旅行は好きですが、治安の悪い所には何があっても近付かないようにしています。

そこで今回は、フランスの治安や現地で気を付けるべき点をご紹介して、あなたのフランス旅行を安全で楽しいものにすると、お約束いたしましょう!

 

フランスの治安は大丈夫?現地で気を付けるべき7つの事!

 

1. スリ

フランスの治安は、日本よりも確実に悪いと言い切れますが、中でも断トツに多いのがスリ被害です。日本人は、大きなお財布にカードや多額の現金などを入れて、持ち歩くことをフランス在住スリたちは、しっかりと心得ています。

フランス到着直後の空港から、スリに狙われていると考えて、財布は絶対にバッグの外に出さないことが大切です。お金を出すときは、バッグの中に手を突っ込んで、財布からお金を出すようにします。バッグは必ず蓋が付いて、キッチリ閉まるものを使いましょう。

フランスの治安は、大量の移民のおかげで、観光地にはスリが繁殖しています。特に、パリ市内の地下鉄内やバス車内には、グループや単独のスリがゴロゴロいます。狙いは常にあなたの財布やクレジットカードなので、両手でしっかり抱えてガードしましょう。

 

2. 置き引き

日本は治安が良いので、バッグや自分の所持品をそこらに置いても、一瞬でなくなることはありませんが、フランスでは貴重品やブランド物の入ったバッグを一瞬置いただけで、置き引きに遭います。子どもや年配者、親子連れや、カップル、夫婦で狙っています。

フランスのすべての空港、ホテルのロビーや、レストラン、カフェ、洋服店などの試着室etc…。フランスの治安上、置いたらなくなると思って間違いありません。貴重品の入ったバッグだけでなく、携帯電話やカメラなども不用心に置かないように気を付けましょう。

大きいし持ち運びしにくいだろうと、油断しがちなスーツケースや、大型の旅行バッグでも、簡単に治安の良し悪しに関係なく被害に遭います。

 

3. 「落としましたよ」詐欺

パリのシテ島にある、ノートルダム大聖堂の前に行くと、毎日同じ女の子達が詐欺のお仕事をしています。ロマ人の女の子で、ボールペンを差し出して「落としましたよ」と言ってくるので、思いっきり無視して通り過ぎるか、追い払いましょう。

フランスの観光地のすべてに出没する「落としましたよ詐欺」は、タダの詐欺ではなく、スリ仲間と結託している場合も。声をかけてくる子の周囲にはおらず、自分のものではないと断っている時に、スリ仲間に囲まれて身動きが取れなくなってしまいます。バッグやポケットに手を入れられて、一瞬で抜き取られるので、近寄って来たら逃げること。

ボールペンだけでなく、指輪の場合もあります。声かけと同時に、指にはめようとする者や、無理矢理押し付けてくる者もいますので、絶対に関わらないように注意しましょう。

 

4. キャッシュコーナーでの強奪

現地で必要なお金は、現地のキャッシュディスペンサーで用立てようと思う人も多いと思いますが、路上に設置の機械は使わない方が無難です。例え暗証番号を隠していても、後ろからカードを抜き取られたり、機械に細工を施して、あなたのカードが出て来ないようにしている場合もあるのです。

クレジットカードを盗まれたら、その後の対処に時間もかかり、観光どころの話ではありません。最近の強奪事件は、スリや置き引きなどとは違って、暴力的です。殴る蹴るが当たり前で、何としてもあなたのカードや下ろしたばかりの現金を狙い、力づくで奪い取ります。

必ず銀行内(屋内設置の機械)で、明るい時間に下ろすようにしましょう。銀行内でも、周囲の人間には油断しないように、暗証番号は絶対に手で隠すようにして使用することが鉄則です。夜間にどうしても使用しなくてはならないときには、同行者に自分の背後に立って見張ってもらいましょう。

 

5. ミサンガ詐欺

パリの観光地で有名なモンマルトルの丘は、あまり治安の良くない場所ですが、サクレ・クール寺院などもあり大勢の観光客が訪れています。ここには、ミサンガを強制的に腕に巻つけてくる輩が大勢います。一度捕まると、高額を要求されて大変な思いをしますので、絶対に腕を掴まれないように注意してください。特に、若い女性や子ども連れは狙われやすく、自分が断っても同行者を狙うので要注意です。

近寄って来たら大声で「ノン!」と叫んで追い払うか、全力疾走で逃げるかです。もし、巻き付けられた場合には、相手に外せとジェスチャーしながら、喚き立てると降参して逃げて行く場合もありますが、最善の策は近寄らせないことです。

 

6. パリの18・19・20区

フランスの治安が日本よりも悪いのは周知の事実ですが、その中でも最も治安の悪い地域が、パリの18・19・20区です。ハッキリ言って、この場所は住んでいる人間と、冒険心が旺盛な個人旅行者ぐらいしか近付かない地域です。元々移民が多く、治安が悪い場所でしたが、近年のこの地区の治安の悪さは半端ではありません。

フランスのパリへ個人旅行に来る場合、安いホテルを選ぶ人が多くいますが、あまりに安いホテルは治安が悪くて、宿泊客が少ないのが常識です。夜間になると、広間でも物騒なのに、治安の悪さがパワーアップする場所ですので、絶対に近づいてはいけません。この地区のメトロ駅構内&車内では、カッターでバッグやコートのポケットを切って、貴重品を盗む輩が多いので、乗らない方が賢明です。

 

7. 引ったくり

フランス旅行中には、引ったくりがいるので、交差点での信号待ちや、歩く時には十分注意が必要です。治安の良い悪いに関係なく、フランスの引ったくりは、目に付けば狙うので、バッグは体の前で抱えて持つようにします。シャンゼリゼ通りの交差点でも、バイクに乗った引ったくりが多数出没しているので、車道側に立たないように。

引ったくりに抵抗すると、引き摺られて大けがをすることになるので、狙われたら潔く諦めることが肝心です。治安の良い場所でもノロノロ歩いていると狙われるので、車道側を歩かないこと&貴重品は車道の反対側に持つように意識しましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?
フランス旅行の際には、紹介した気を付けるべき点に注意しながら、安全で楽しい思い出がいっぱい詰まった旅行にしてください。電車やバス車内での携帯電話の盗難も、非常に多く日本人は狙われやすいので、必ずバッグの中に入れて防犯対策を怠らないようにしましょう。

 

フランスの治安は大丈夫?現地で気を付けるべき7つの事!

1. スリ
2. 置き引き
3. 「落としましたよ」詐欺
4. キャッシュコーナーでの強奪
5. ミサンガ詐欺
6. パリの18・19・20区
7. 引ったくり

 


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