フランスの人気大学を現地調査!7つのおすすめ役立ち情報!

(francois schnell)

フランスで人気の大学や、日本人におすすめの場所などを知りたい人も多いですが、フランスの大学の特徴は、日本の大学受験制度のような入学試験がありません。バカロレアと呼ばれる、高等学校卒業資格と大学入学資格が一緒になった試験を合格すれば、自分が希望する大学に入学することができます。そして大学を卒業するためには、日本と違い必死に勉強しないと単位が取得できません。

そこで今回は、現地在住の筆者が、フランスで人気の大学や、費用・受験条件など役立つ情報をご紹介します

 

フランスの人気大学を現地調査!7つのおすすめ役立ち情報!

 

1. 大学入学のためのテスト時期はいつ?

フランスの大学へ入学するための試験は、毎年6月末に1週間連続で行われる「バカロレア」と呼ばれる、高校卒業資格と大学入学資格試験です。どの学部を受けるなどは一切関係なく、すべての対象者がテストを受けます。

日本人でフランスの大学へ入学したいという場合は、まずは11月下旬から1月中旬までに、必ずキャンパスフランスのサイトにアクセスして、アカウントを作ることが必要不可欠です。自分の希望大学を第三希望まで決めて、学部をひとつだけ選択します。

 

2. フランスの大学受験する条件は?

フランスで人気の大学を受験する場合の条件は、日本人の場合には、」1月中旬までに必ず外国人のフランス語能力を証明するDELF B2以上か、DALF、TEFを取得しておきましょう。自分が希望する学部で既定の語学力がないと受験できません。

日本人の場合には、高校卒業証明書と、大学の入試合格証明書、大学に在籍中の場合には大学在籍証明書が必要です。日本語の証明書を、在仏日本大使館で法廷翻訳してもらわないとなりません。

大学受験の年齢は一般大学と同じく特に上限は設けられていませんので、可能な限り挑戦することができます。気になるビザですが、学生の場合には学生ビザが発行されるので心配ありません。

 

3. フランスの大学卒業までにかかる費用は?

フランスの人気大学の費用ですが、一年間にかかる費用は、国立大学&公立大学では、日本からの入学者の場合には、200€前後です。学費というよりも、大学への登録料と言った方が良いかもしれません。フランス人は完全無料です。

フランスの人気大学の費用は課程によっても異なります。学士課程なら、日本円で22.000円(184€)、修士課程30.000円(256€)、博士課程46.000円(391€)が1年間にかかる学費ですが、これが卒業までの年数分かかると考えてください。

フランスの人気大学の学費が無料と聞くと、何て素晴らしい国なんだ!と思うかも知れませんが、登録料の他に図書館使用料や学生保険料、カフェテリア使用料など、別途で色々な出費があることは確かです。

フランスの私立大学の費用は、一年間で40万円前後から150万円ほど必要になる大学もありますが、最高の設備が整っている大学も多く富裕層が多いのが特徴です。

 

4. フランスの大学を選ぶ時のポイントは?

フランスの大学を選ぶ時のポイントは、

・自分がなりたい職業に値する学部があるか
・どれだけ自分が必死に勉強できるか
・その熱意を卒業まで継続できるか

です。失礼ながら日本の大学生は勉強よりも遊んでいる学生が多く、かつ日本の大学の大半は、入試が大変でも卒業試験はさほど難しくない傾向にあります。

しかしフランスの大学生は本当に真剣に勉強をする人が多く、かつ大学からの課題・宿題も多いため、アルバイトをする学生が少ないのが特徴です。学期ごとの試験や小論文など、本気で忙しいので会話の内容も勉強のことが主だったりします。

フランス人が大学を選ぶポイントは、自分の希望学科があることはもちろんのこと、授業のカリキュラムや内容、大学がある場所(通学できるのか、大学寮に住むのか、大学近くで住居を見つけてルームシェアなど)、勉強を快適にできる環境を一番に考えています。公共機関のストライキも多いので、電車やバスなどが使えない時にはどうするか、そして治安も考慮して選んでいます。

 

5. 現地で人気な大学1.「パリ第6大学」Université Pierre-et-Marie-Curie

(Álvaro Millán)

・場所:
4 Place Jussieu,75005 paris

・周辺情報:
パリ5区の学生街、カルチェラタンに位置し、周囲には学生でも手軽に入れる価格の飲食店が多いのが特徴。別名「ピエール・エ・マリー・キュリー」大学とも呼ばれています

・学部:
理学部・工学部・医学部

・人気の理由:
ノーベル物理学賞を受賞したキュリー夫妻に由来しており、化学や医療の分野でのフランスでのトップと言われているため。全世界の大学の中でもトップレベルに位置しています

・この大学におすすめの人:
科学や医療、生活工学でトップを目指す人

 

6. 現地で人気の大学2.「パリ第11大学」Université de Paris-Sud

(addoc.asso.u-psud.fr)

・場所:
15 Rue georges clèmenceau ;91400 orsay

・周辺情報:
パリ市内ではなく、パリ南部の校外に位置しています。市内よりものんびりした雰囲気です

・学部:
医学部・工学部・法学部・理学部

・人気の理由:
教員数が3,000名と非常に多く、世界大学学術ランキングでは2013年に2位になったことがあり、ヨーロッパ全域でも7位になるほどの業績。他の大学よりも専攻が非常に幅広く、数学と科学がずば抜けています

・この大学におすすめの人:
数学者になりたい人や、科学者を目指す人に最適です

 

7. 現地で人気の大学3.「ストラスブール大学」Université de Strasbourg

(Mathieu Nivelles)

・場所:
4 Rue Blise Pascal,67081 Strasbourg

・周辺情報:
公園や植物公園、ショッピングセンターや川などが近くにあり、のどかな感じのする場所。フランスで最大の規模を誇る大学です

・学部:
美術学部・文学部・法学部・外国語学部・経済学部・情報技術学部など多数

・人気の理由:
フランスで最大の規模であり、学部も多く、キャンパスもストラスブール以外に4つあり、楽しい雰囲気の大学です

・こんな人におすすめ:
パリなどの都会ではなく、地方で学びたい人向き。日本人が少なく、フランス語に力を入れることができます

 

まとめ

いかがでしたか?
フランスの大学は、バカロレアさえ合格すれば、どこの大学にも行けてしまうのが魅力的ですが、実際には勉強で追いつけずに途中で辞めてしまう学生も少なくありません。日本と違って試験時間が3~4時間と長く、途中で飲食が許可されているので空腹で頭が回らないということはありませんが、トイレには行けないので注意した方が良いでしょう。

 

フランスの人気大学を現地調査!7つのおすすめ役立ち情報!

1. 大学入学のためのテスト時期はいつ?

2. フランスの大学受験する条件は?

3. フランスの大学卒業までにかかる費用は?

4. フランスの大学を選ぶ時のポイントは?

5. 現地で人気な大学1.「パリ第6大学」
Université Pierre-et-Marie-Curie

6. 現地で人気の大学2.「パリ第11大学」
Université de Paris-Sud

7. 現地で人気の大学3.「ストラスブール大学」
Université de Strasbourg

 


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