フランス語で「お疲れ様でした」「お世話になります」「承知しました」等ビジネスで使うフレーズを知りたい人も多いと思います。日本ではビジネスで欠かせないフレーズですが、フランス語でお疲れ様など、どう言ったらいいのでしょう。そこで今回は、フランス在住の筆者が、現地で働きながら学んだ現地仕込みのフランス語ビジネスフレーズをご紹介します。
お疲れ様です等ビジネスで使える超便利フランス語10フレーズ!
1. Bonsoir, Bonne soirée. / ボンソワール, ボンソワレ / お疲れ様です
フランス語でお疲れ様!と言いたいときに使えるフレーズです。直訳すると、Bonsoirは「こんばんは」、Bonne soiréeは「良い夜を」という意味ですが、ビジネス会話の「お疲れ様でした」に値します。但し、これらは夕方から夜に言う場合で、昼間にお疲れ様でした !という場合にはAu revoir. (オー ルヴォワール) / さようならのフレーズが、お疲れ様でしたという表現になります。
2. Je vous remercie de votre soutien. / ジュ ヴー ルメルシ― ドゥ ヴォ―トル スチアン / いつもお世話になっております
フランス語で、いつもお世話になっておりますと言うフレーズですが、日常的に使われる言葉ではなく、手紙やメールのみで使われるのが一般的です。フランスでは、ビジネス上の相手に対して、いつもお世話になっておりますと言うことがありません。ビジネスだけでなく、日常的にも常にお世話になっているなどという思考がないのがフランス人です。普段、職場で使うとすれば、Bonjour(ボンジュール)が最適です。
3. Mes sincères salutations. / メ サンセール サリュタション / よろしくお願いします
フランス語でよろしくお願いしますと言うビジネスフレーズで、非常に丁寧な言い方になるので、目上の人に対して使います。口語ではなく、手紙やメールなどで使われます。他にもMes expressions les plus distinguées. (メ ゼクスプレっション レ プリュス ディスタンゲ)、あまり堅苦しくない言い方であれば、Cordialement. (コルディアルモン) と言うフレーズもあります。どちらも手紙やメールで使われます。どうしても、相手に対して言いたい場合には、S’il vous plaît. / シルヴプレがおすすめです。
なお、フランス語のよろしくお願いしますは「よろしくお願いしますをフランス語で言おう!場面別10フレーズ!」に詳しく特集しておりますので、合わせて一読ください。
4. Allô. / アロー / もしもし
フランス語で電話の際に、もしもしというフレーズです。ビジネスだけでなく、日常的に電/話に出るときにも使います。会社やお店などの場合には、第一声は「○○○,Bonjour.」と 出るのが一般的です。担当者に繋いでくれる時には必ず、Ne quittez pas. (ヌ キテ パ) / そのままお待ちください。と言われるので、Merci.と答えてください。自分が電話を受ける側で、相手が誰だかわからないときには、Qui est à l’appareil ? / キ エ タ ラパレイユ? / どちら様ですか?と尋ねると良いでしょう。
5. Permettez-moi d’avoir une consultation. / ペルメテ モワ ダヴォワール ユンヌ コンスルタション / ご相談させてください
フランス語でご相談させてくださいというフレーズです。ビジネスではもちろんのこと、手紙やメール、会話の中で、日常的にも普通に使えるフレーズですので、なにか相談ごとをしたいときには、このフレーズで切り出しましょう。Je voudrais demander une consultation. / ジュ ヴゥドレ ドゥマンデ ユンヌ コンスルタションでも、同じフレーズとして使えます。
6. Je vous souhaite bien du bonheur. / ジュ ヴゥ スエット ドゥ ボヌール / 皆さまのご多幸を心からお祈りしております
フランス語で皆さまのご多幸を心からお祈りしておりますというフレーズです。ビジネスだけでなく、クリスマスや新年の挨拶などでも欠かせないフレーズで、手紙やメール、会話のすべてに使うことができます。ビジネス文書などの末尾に沿えることによって、相手に好印象を与えることができますので、クリスマスや年末年始のときには、惜しみなく使いましょう。
7. Je suis d’accord. / ジュ スイ ダコール / 承知しました
フランス語で承知しましたという一般的なフレーズで、ビジネスでも日常会話でも、他が見やメールなどのすべてにおいて使えます。ビジネスなどでは、相手に送致しましたとしっかり伝えたいときに使いましょう。単純に、D’accord.だけでも、承知したことを伝えられるフレーズです。承知しましたと同じく、わかりましたと伝えたいときには、C’est entendu./ セ タントデュという言い方もあります。こちらは、主に会話で使われるのが一般的です。
8. Excusez-moi de vous déranger./ エクスキューゼ モワ ヴゥ デランジェ / お忙しいところ恐縮ですが
フランス語でお忙しいところ恐縮ですが、というフレーズでビジネスでも日常会話でも、多く使われています。会話はもちろんのこと、手紙やメールでも使えます。相手の手間を掛けさせてしまうときには必ず、このフレーズから本題に入るようにしましょう。フランス人に何かを尋ねるときには、このフレーズを付けると相手の対応が良くなる効果がありますので、覚えておいて損はありません。
9. Ce n’est pas ce que je voulais faire. / ス ネ パ ス ク ジュ ヴゥレ フェール / そんなつもりはありませんでした
フランス語で、そんなつもりはありませんでしたというフレーズで、相手の誤解を解くときや、ちょっと謝りたいときに使いましょう。ビジネスや日常会話、手紙やメールなど、すべてに使うことができます。また、「そんなことを言うつもりはありませんでした」と言いたい場合には、Je ne voulais pas dire une telle chose./ ジュ ヌ ヴゥレ パ ディール ユンヌ テル ショーズという言い方をします。うっかり失言してしまった場合には、このフレーズで誤解を解くようにしましょう。
10. je suis vraiment désolé. / ジュ スイ ヴレマン デゾレ / 大変申し訳ありませんでした
フランス語で大変申し訳ありませんでしたというフレーズです。ビジネスでは、まず聞くことがないと言い切れるフレーズかもしれません。フランス人は、自分のミスでも絶対に謝ることをせずに、なぜ自分がミスを犯したのかということを必要以上に説明してくれます。もし、あなたがビジネス上でなにか過ちを犯してしまったら、このフレーズを使うよりも、とにかくなぜ、そうなったのかを説明した方が良いでしょう。気軽に謝るならば、Je vous demande pardon. / ジュ ヴゥ ドゥマンド パルドンという言い方もあります。
まとめ
いかがでしたか?
フランス語のフレーズで、ビジネスに限定されているフレーズと言うのは、手紙やメール以外では少ないのが実情です。日本の職場では、上下関係も厳しいので自分が下出に出るフレーズも多くありますが、フランスの職場では先輩後輩の関係はなく、一緒に働く人は全員、同僚になります。上司や取引先との関係もフランクなので、あまり難しく考えなくても大丈夫ですよ。
お疲れ様です等ビジネスで使える超便利フランス語10フレーズ!
1. Bonsoir, Bonne soirée. / ボンソワール, ボンソワレ / お疲れ様です
2. Je vous remercie de votre soutien. / ジュ ヴー ルメルシ― ドゥ ヴォ―トル スチアン / いつもお世話になっております
3. Mes sincères salutations. / メ サンセール サリュタション / よろしくお願いします
4. Allô. / アロー / もしもし
5. Permettez-moi d’avoir une consultation. / ペルメテ モワ ダヴォワール ユンヌ コンスルタション / ご相談させてください
6. Je vous souhaite bien du bonheur. / ジュ ヴゥ スエット ドゥ ボヌール / 皆さまのご多幸を心からお祈りしております
7. Je suis d’accord. / ジュ スイ ダコール / 承知しました
8. Excusez-moi de vous déranger./ エクスキューゼ モワ ヴゥ デランジェ / お忙しいところ恐縮ですが
9. Ce n’est pas ce que je voulais faire. / ス ネ パ ス ク ジュ ヴゥレ フェール / そんなつもりはありませんでした
10. je suis vraiment désolé. / ジュ スイ ヴレマン デゾレ / 大変申し訳ありませんでした