フランス語の数字表記を簡単に習得できる6つの法則!

フランス語を勉強する人にとって、どうしても避けて通れないものが数字表記です。数字は各国でそれぞれ特徴がありますが、フランス語にも数字のルールがしっかりとあります。そこで今回は、難しそうに思えるフランス語の数字表記について、表現やルール等をわかりやすくご紹介します。

 

フランス語の数字表記を簡単に習得できる6つの法則!

 

1. 基数を覚える

基数は1~20まで数字ごとに呼び方が変化しますが、ここまでは割と簡単です。また、20まで数えられればあまり困る事はないと思います。基数の1だけ、その後に続く名詞が女性名詞化男性名詞化によって変化しますので気を付けて下さい。21.31.41…などはetで数字をつなぎますが、それ以外の数字はハイフンで69まで機械的につなぎます。

1 un / une(アン/ユンヌ)

2 deux(ドゥ)

3 trois(トロワ)

4 quatre(キャトル)

5 cinq(サンク)

6 six(シス)

7 sept(セット)

8 huit(ユイット)

9 neuf(ヌフ)

10 dix(ディス)

11 onze(オ-ンズ)

12 douze(ドゥ-ズ)

13 treize(トレ-ズ)

14 quatorze(キャト-ズ)

15 quinze(キャ-ンズ)

16 seize(セ-ズ)

17 dix-sept(ディセット)

18 dix-huit(ディズイット)

19 dix-neuf(ディズヌフ)

20 vingt(ヴァン)

21 vingt et un/une(ヴァン テ アン/ユンヌ)

22 vingt-deux(ヴァン ドゥ)

30 trente(トラント)

31trente et un/une(トラント エ アン/ユンヌ)

32 trente-deux(トラント ドゥ)

40 quarante(キャラントゥ)

41 quarante et un/une(キャラント エアン/ユンヌ)

42 quarante-deux(キャラント ドゥ)

50 cinquante(サンカント)

51 cinquante et un/une(サンカント エ アン/ユンヌ)

52 cinquante-deux(サンカント ドゥ)

60 soixante(スワソント)

61 soixante et un/une(スワソント エ アン/ユンヌ)

62 soixante-deux(スワソント ドゥ)

70からは少々変化します。

70 soixante-dix(スワソント)

71 soixante et un/une(スワソント エ アン/ユンヌ)

72 soixante-deux(スワソント ドゥ)

77 soixante-dix-sept(スワソント-ディ-セット)

80 quatre-vingt(キャトルヴァン)

81 quatre-vingt et un/une(キャトルヴァン テ アン/ユンヌ)

82 quatre-vingt-deux(キャトルヴァン ドゥ)

90 quatre-vingt-dix(キャトル-ヴァン-ディス)

91 quatre-vingt-onze(キャトル-ヴァン-オ-ンズ)

92 quatre-vingt-deuze(キャトルヴァン-ドゥ-ズ)

100 cent(ソン)

100以降はcentに1桁・2桁の数字を足せば良いだけです。200以降のcentには「s」が付きます。

 

2. 1000よりも大きい数字

数字は大きくなっても呼び方や数え方は複雑ではありません。また、千のmilleには複数形の「S」は付きません。これは海里を表すマイルや、英米などで距離をあらわすマイルとの区別をする為ですので、気を付けて覚えましょう。million,milliard,billionは複数の場合には「s」が付きます。

1.000 mille(ミル)
2.000 deux mille(ドゥ ミル)

10.000 dix mille(ディ ミル)
20.000 vingt mille(ヴァン ミル)

100.000 cent mille(ソン ミル)

100万 un million(アン ミリオン)
200万 deux millions(ドゥ ミリオン)

1千万 dix millions(ディ ミリオン)

1億 cent millions(ソン ミリオン)
2億 deux cent millions(ドゥ ソンミリオン)
10億 un milliard(アン ミリヤ-ル)
100億 dix milliards(ドゥ ミリヤ-ル)
1000億 cent milliard(ソン ミリヤ-ル)

1兆 un billion(アン ビリオン)

 

3. 序数に挑戦

フランス語の序数は、物事の回数や建物の回数などを示す時に必要な数字表示です。1は~èreですが20からの1には~unièmeが語尾に共通で付きます。他は全て~ièmeが付きます。また、第2番目のと言う表現では、deuxièmeと同じ意味を持つsecond(e)と言う表示もあります。同じく第3番目のと言う表現にはtiersと言う表示もあるので合わせて覚えておくと便利かと思います。

1.premier / première(プルミエ/プルミエ-ル)

2.deuxième(ドゥズィエム)

3.troisième(トワズィエム)

4.quatrième(キャトリエム)

5.cinquième(サンキエム)

6.sixième(スィズィエム)

7.septième(セチエム)

8.huitième(ユイッチエム)

9.neuvième(ヌヴィエム)

10.dixième(ディズィエム)

11.onzième(オ-ンズィエム)

12.douzième(ドゥ-ズィエム)

13.treizième(トレイズィエム)

14.quatorzième(キャト-ズィエム)

15.quinzième(キャ-ンズィエム)

16.seizième(セイズィエム)

17.dix-septième(ディセッチエム)

18.dix-huitième(ディズイッチエム)

19.dix-neuvième(ディズヌヴィエム)

20.vingtième(ヴァンティエム)

21.vingt et unième (ヴァン テ ユニエム)

100.centième(ソンティエム)

101.cent unième (ソン ユニエム)

1000.millième(ミリエム)

1000000.millionième(ミリオニエム)

 

4. 便利な倍数の表現

最もよく使うのは、1~3が多いです。

1.le simple(ル サンプル)
2.le double(ル ドゥブル)
3.le triple(ル トリプル)
4.le quadruple(ル カドルプル)
5.le quintuple(ル カンテュプル)
6.le sextuple(ル セクステュプル)
7.le septuple(ル セプテュル)
8.l’octuple (ロクテュプル)
9.le nonuple(ル ノニュプル)
10.le décuple(ル デクプル)

100.le centuple(ル ソンテュプル)

 

5. 概数を覚える

大体の個数や回数などを表す時に使える数字表現です。比較的、よく使われる数字を並べてみたいと思います。10.20.30.40.50.60に関しては年齢に対しても使えます。大体~歳ぐらいと言う意味になります。覚えておくと便利です。

6 demi-douzaine(ドゥミ ドゥゼンヌ) 約6

8 huitaine(ユイテ-ヌ) 約8

10 dizaine (ディゼンヌ) 約10

12 douzaine (ドゥゼンヌ) 約12

15 quinzaine(キャ-ンゼンヌ) 約15

20 vingtaine(ヴァンテ-ヌ) 約20

30 trentaine(トランテ-ヌ) 約30

40 quarantaine(キャロンテ-ヌ) 約40

50 cinquantaine(サンカンテ-ヌ) 約50

60 soixantaine(スワソンテ-ヌ) 約60

100 centaine(ソンテ-ヌ) 約100

1000 millier(ミリエ) 約1000

 

6. 分数を覚える

分子が2以上の時には分母となる語に「s」を付けます。 分子・分母ともに大きな数字の時には「sur」を用います。この分数は、分量や時間などを表現する時にも使う事が多いので、難しく考えずに丸暗記する感じで覚えてしまうと便利です。

1/2 un demi(アン ドゥミ)

1/3 un tiers(アン ティエ-ル)

2/3 deux tiers(ドゥ ティエ-ル)

1/4 un quarts(アン カ-ル)

3/4 trois quarts(トロワ カ-ル)

4/4 quatre quarts(キャトル カ-ル)

1/5 un cinquième(アン サンキエム)

3/5 trois cinquième(トロワ サンキエム)

1/10 un dixième(アン ディズィエム)

1/100 un centième(アン ソンティエム)

1/200 un deux centième(アン ドゥ ソンティエム)

1/4 d’heure(アン カ-ル ドゥ-ル)
時間を表す時には15分、分量では250ccを意味します

3/4 d’heure(トロワ カ-ル ドゥ-ル)
時間を表す場合には45分、分量では750ccを意味します

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
フランス語の数字を勉強するにあたって一番難しいのではないかと思われるのは、100と500の発音かも知れません。どちらもサンとかソンと同じく聞こえてしまいがちですが、慣れてしまえば普通に区別が付く様になります。また。フランスには銀行小切手と言うものがあり少額の買い物からも使えるので便利ですが、これは数字とアルファベットで金額を表記しなくてはなりません。アルファベットは描いて覚える以外に方法はないのですが、ポケット辞書を常に持ち歩いていると、数字がアルファベット表記されているので思い出せない時などに便利です。フランス語の数字をたくさん使って、楽しく数字を覚えて下さい。

 

フランス語の数字表記を簡単に習得できる6つの法則!

1. 基数を覚える
2. 1000よりも大きい数字
3. 序数に挑戦
4. 便利な倍数の表現
5. 概数を覚える
6. 分数を覚える


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