ドイツと言えば、ベンツやフォルクスワーゲン、ボッシュなど数多くの優れた工業製品を開発してきた工業先進国としての顔を持ちながら、一方では世界中のサッカーファンを魅了するブンデスリーガを有し、また世界第3位を誇るビール消費大国であるなど、様々な一面を持った豊かな国ですよね。最近では、ドイツのメルケル主相の難民受け入れに関する決定においても、ヨーロッパ全土を揺るがす事例として日本でも大きく取り上げられていました。
そんな国自体の印象は明確にあるけれど、なかなかドイツ人女性のイメージと聞かれると、はっきり答えられないという人も多いのでは。しかし実は、日本人にとってドイツ人女性は、とても気の合う魅力的な人たちなのです!
今回は、ドイツに長期滞在中の筆者(日本人女子)目線で、ドイツ人女性の様々な魅力をご紹介していきます。
ドイツ人女性の性格分析!同性から見る7つの魅力!
1. まじめで論理的
ドイツ人と言えばこのイメージが強いという方も多くいらっしゃると思いますが、ドイツ人女性も基本的にかなりまじめです。加えて討論を好む人も多く、話を筋道立てて説明するのがとても上手です。ビジネスやカンファレンスなどの場でこの特徴が活かされるのはもちろんなのですが、典型的なドイツ人気質の友人と話している時は、フランクな内容でもまるで大切な会議をしているかのような雰囲気になることがあります。
特にラテン系などの他ヨーロッパ圏の人達にとっては「まじめすぎる」とマイナスに思われてしまうことが多いようですが、休みの日にも仕事の話をしてしまうような真面目な日本人からすると、どこか共通するところがあるように思えてしまいますよね。
2. はっきりと自分の意見を言う
ドイツ人としての性格なのか、それとも言語によるものなのかはわかりませんが、あまり婉曲的な話し方をしないのもドイツ人の特徴です。これはドイツ語はもちろん、多くのドイツ人が第二言語として話す英語でも同じようにストレートな物言いをするドイツ人が多いです。これは男女問わず同様。自分の意見や感想をちゃんと相手に伝えることが正しい、そう教育されているのかもしれません。「女性が強い」というのは、ある意味ネガティブにも取れる日本語の表現ですが、意見を主張できる女性はドイツでは好まれる傾向にあるのです。
この点においては、ドイツ人女性と日本人女性は少し反対の立場にあるかもしれません。女子同士ではなおさら、相手を想ってはっきりと意見を言えない日本人女性に対し、「理解できず難しい相手」と思ってしまうドイツ人も中には居るでしょう。
相手の気持ちを悟る、思いやる、といった心理的なやりとりは、実に日本特有のものとも言えます。ドイツ人女性に対しては必要以上の遠慮を避け、逆に自分の気持ちを正直に伝える、受けた恩にははっきりお礼をするなどわかりやすい表現を心がけるといいのかもしれませんね。
3. ビール派とワイン派、ノンアルコール派も
ドイツ人と言えばビールとソーセージのイメージが強いですが、これには年齢差や地域差がある他、実は我々が思うほど多くのドイツ人は普段からあまりビールを飲みません。特に女性にいたっては、筆者が見る限り、レストランでビールを頼む人はあまり見かけることはありません。(たまに見かける時は、東欧系の女性だったりします)
ワインの有名な南西部(シュバーベンエリアやライン川流域など)では、食事と一緒にワインを少し楽しむ程度の女性が多いですし、そもそもアルコール自体を摂らないという人も多いです。お酒の場で会話が進むというのはもちろん万国共通ですが、お昼過ぎのカフェや公園でのおしゃべりも、ドイツ人女性は大好きなのです。
なお、現地のワイン事情については以下の記事で詳しく紹介していますので、こちらも一読してください。
また、ドイツ人にとってビールとはどんな存在かをまとめた記事も以下にありますので、ぜひチェックしてみてください。
4. 健康に対する意識が高い
ドイツのスーパーで必ず見かけるBIO(バイオ)商品、今やそれだけを取り扱う専門店もドイツ全国に散在します。このドイツにおけるBIO商品の流行は、食材を買う機会が多いドイツ人女性が中心と言っても過言ではないでしょう。それ以外にも、女性向けの雑誌には、健康のキーワードとして「良質な睡眠」「砂糖を控える(ツッカーフライ)」「散歩をする」「日光を浴びる」など、日本とは少し違った健康ブームも含め、数多く取り上げられています。
そんな、一部健康オタク化しているドイツ人女性にとって、アジア地域の食生活は近年とても関心を集めています。ドイツではベジタリアン思考の人も多く、野菜を中心にバランスの良い食事を日々摂取できる日本食は、とても理想的な健康食だそうですよ。(実際は魚出しなどを頻繁に使っているためベジタリアン食には向いていないのはさておき。)
実際に筆者も日本人だと自己紹介する時、「あの日本食が食べてみたい!」と興味を持ってくれるドイツ人女性はとても多いです。地元の郷土料理やおふくろの味でおもてなしをすると、彼女らに喜ばれることは間違いなしですよ!
なお、健康色の強いドイツ人はアレルギーについても色々ケアされています。現地のアレルギー事情について以下の記事にまとめましたので、合わせてぜひチェックしてみてください。
5. 自然が大好き
ドイツ人は、自然が大好き!ドイツ発のアウトドアメーカーは、日本でもたくさん見かけますよね。日本ではアウトドアを趣味とする人は男性に偏っているように感じられますが、ドイツでは女性も気軽に楽しめるスポーツとして大人気です。登山などの本格派から、公園などでのんびりピクニックを楽しむ人など、さまざま。また街には自転車用の区画も設けられており、通勤や通学の際にロードバイクで走りぬけるスポーティッシュな女性も珍しくありません。
そんな彼女らと1日一緒に過ごすなら、趣味のスポーツや公園でのピクニックなどに誘ってみるのもいいかもしれません。あまり日本の若者が経験することのない、健康的な休日を過ごせること間違いなしですよ!
6. 節約家
日本では「節約家」=「ケチな人」と周囲から悪く思われかねないので、思ってはいてもなかなか公言しにくいところではありますよね。しかし、ドイツ人は日常生活を安く収めることは基本的に良いことだとされているので、友人との会話の中、特に女子同士では商品の値段やお得情報に関する会話は普通に話されます。
ただし、人への贈り物やお店で支払うようなチップなどは、節約すべきところではありません。他者に対するものはきちんと支払う、これがドイツ流と言えるでしょう。
7. 社会で活躍する女性たち
もともとドイツは日本と同様、戦前まで男女の役割はしっかり区切られ、一部差別的な見方もあったようです。しかし戦後、北欧など周囲各国の影響もあり、ドイツも今や男女平等社会が進む先進国の一つです。メルケル主相はじめ政治家として活躍する女性も居ますし、会社ではリーダーポストに女性が就任することもそれほどめずらしいことではありません。彼らはとてもたくましく、性別関係なく自分の職務を全うしています。
女性だけではなく、きっと日本人男性からしても、そんな堂々としたドイツ人女性に魅力を感じてしまう人は少なくないのではないでしょうか。
なお、ビジネスシーンで使えるドイツ語フレーズを以下にまとめていますので、こちらもチェックしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
近年では日本のアニメや食文化人気も加わり、日本人に親近感を持って接してくれるドイツ人女性も増えてきました。日本人とどこか似ているところのあるドイツ人ですので、国際社会の中でもお互いに仲良くなれること間違いなしですね!
ドイツ人女性の性格分析!同性から見る7つの魅力!
1. まじめで論理的
2. はっきりと自分の意見を言う
3. ビール派とワイン派、ノンアルコール派も
4. 健康に対する意識が高い
5. 自然が大好き
6. 節約家
7. 社会で活躍する女性たち