今回はドイツ語の動物の鳴き声について、面白いオノマトペ20選をご紹介します!日本語と比較してみると、似ているものや全然違うものまであったりととても面白いんですよ。
また、擬声語と一緒に関連する動詞についても紹介していて、ドイツ語を勉強している方にもおすすめの内容ですので、ぜひ最後までご覧になってください。
ドイツ語で動物の鳴き声オノマトペ!おもしろ擬声語20選!
1. 犬:wau wau,wuff wuff / ワウワウ,ワゥッフワゥッフ
日本語の「わんわん」と似ているので、これは一番わかりやすいと思います。ドイツ語の場合、小さい犬は「wau wau(ワウワウ)」で、大きい犬は「wuff wuff(ワゥッフワゥッフ)」と表現します。
2. 猫:miau miau / ミァウ ミァウ
ドイツ語で猫の鳴き声は「miau miau(ミァウ ミァウ)」と、これも日本語の「にゃー」と似ていますよね。発音は異なりますが、「miau」と聞いたら猫のことを言っているなとわかると思うので、猫はドイツでも日本でもあまり変わらないですよね!
3. 猿:uh uh / ウー ウー
猿の鳴き声は日本語だと「ウッキッキー」などと表現しますが、ドイツ語で猿の鳴き声は特に決まったものはありません。
今回は「uh uh (ウーウー)」と表記しましたが、人によってはもしかしたら違う表現で言う人もいるかもしれません。 ドイツ語をはじめ、ヨーロッパの言語は日本語に比べて擬声語、つまりオノマトペがかなり少ないです。
なので、猿の鳴き声のように擬声語を使って表現されていないもたくさんあります。
4. 牛:muh muh / ムー ムー
「muh muh(ムームー)」という鳴き声は、日本語での「モーモー」と似ていますよね。ドイツ語には「muhen(ムーエン)」という「モーと鳴く」という動詞があります。
ドイツ語で動物の鳴き声を表す場合、動詞ありきなのです。その動物の鳴き声の動詞があれば、大抵の場合は「muh muh」のように鳴き声を表す擬声語があります。
5. 豚:oink oink,quiek quiek / オインク オインク,クィーク クィーク
豚は「oink oink(オインクオインク)」あるいは「quiek quiek(クィーククィーク)」と表現されます。日本語の「ブーブー」とは全然違いますよね!
ちなみに「grunzen(グルンツェン)」で「ブーブーと鳴く」という動詞があります。ブーブーと鳴くという動詞はあるものの、擬声語で鳴き声を表す場合は「oink oink」か「quiek quiek」なので少しややこしいですよね。
なお、ドイツ語のスラングにはこの豚を使うフレーズがあるので注意が必要です。以下の記事で詳しくまとめていますのでチェックしてみてください。
6. ひつじ:mäh mäh / メー メー
「mäh mäh(メーメー)」は、日本語と一緒でひつじの鳴き声を表しています。またヤギも同じ鳴き声です。「mäh mäh」と鳴く動物はヤギと羊ですが、この鳴き声はドイツ人からすると、何か文句を言っているように感じて聞こえるようですよ。
ちなみにmähと鳴くことをドイツ語の動詞で「meckern(メッケルン)」と言います。
7. ヤギ:mäh mäh / メー メー
先程記載したようにドイツ語でヤギの鳴き声は、ひつじと同じで「mäh mäh(メーメー)」です。
8. 馬:hühühühü / ヒュヒュヒュヒュー
ドイツ語で馬は「hühühühü(ヒュヒュヒュヒュー)」と表現します。日本語の「ヒヒーン」と少し似てるかもしれませんね。
9. 象:töröö töröö / テレー テレー
象は「töröö töröö(テレーテレー)」と表現されます。日本語の「パオーン」とは全く違うので、面白いですよね!
10. 虎:aah aah / アー アー
ドイツ語で虎の鳴き声は特に決まった擬声語はありません。なので表現されることもあまりない動物ですが、強いて表現するのであれば「aah aah (アーアー)」となります。
11. ライオン:uah uah / ウァー ウァー
ライオンも特に決まった表現はありません。「uah uah(ウァーウァー)」が一番使われている傾向があります。
12. ネズミ:piep piep / ピープ ピープ
日本語だと「チュウチュウ」と表現されますが、ドイツ語だと「piep piep(ピープピープ)」と全く違う表現になります。
13. カラス:krah krah / クラー クラー
ドイツ語でカラスの鳴き声は「krah krah(クラークラー)」です。ドイツ語でカラスが鳴くという動詞は「krächzen(クレッヒツェン)」 で、そこから「krah krah」と表現されています。日本語の「カーカー」と何となく似ていますよね。
14. フクロウ:u-uuuuh,huh-huhuhu-huuuh / ウ ウー,フー フフフ フー
フクロウの鳴き声もまた、ドイツ語の擬声語では表せません。なので、強いて表現するのであれば「u-uuuuh,huh-huhuhu-huuuh(ウウー,フーフフフフー)」と表現されることがありますが特に決まっていません。
それに比べて日本語の「ホーホー」はわかりやすいですよね。
15. 蜂:summ summ / スム スム
ハチは「summ summ(スムスム)」と表現されます。これは、蜂がブンブンするという動詞「summen」に対応しておりそこから由来しています。日本語だと「ブンブン」なので少し違いますが、わかりやすい発音ですよね。
16. カエル:quak quak / クアーク クアーク
カエルは「quak quak(クアーククアーク)」と表現します。日本語だと「ケロケロ/ゲロゲロ」や「クアックアッ」と表現しますよね。そう考えると、日本語の「クァックァッ」に近い表現ですね。
ちなみにカエルが鳴くことを意味する動詞は「quaken(クアーケン)」で、そこから「quak quak」と言うようになったんだなと理解することができます。
17. ハト:ruckediguu / ルッケディグー
ハトの鳴き声は「ruckediguu(ルッケディグー)」です。日本語であれば「ポッポー」と簡単なのに、「ruckediguu」はすごく発音しづらいですよね。
18. ひよこ:piep piep / ピープ ピープ
ひよこは、ネズミと同じ鳴き声「piep piep(ピープピープ)」で表現されます。ひよこは日本語の場合は、「ピヨピヨ」となるのでネズミよりかは日本語に似ていますよね。
19. ニワトリ:kikeriki / キカリキー
「kikeriki(キカリキー)」という鳴き声はどの動物か想像できますか?なんと正解は、にわとりなんです!日本語の「コケコッコー」とは全く違うので、なぜそう聞こえるのかびっくりしますよね。
ちなみに「krähen(クレーエン)」という動詞は「コケコッコーと鳴く」という意味の動詞です。ドイツ語は動詞と鳴き声を両方一気に覚えると、覚えやすいかもしれません。
20. アヒル:quack quack / クワッククワック
ドイツ語でアヒルの鳴き声は「quack quack(クワッククワック)」です。日本語の場合は「クァックァッ」と表現するので、とても似ていますよね!
なお、ドイツ語のカエルの鳴き声「quak quak(クアーククアーク)」ととても似ているので注意してくださいね。ちなみにアヒルの鳴き声は、ガチョウも同じ「quack quack」の鳴き声で表現されます。
まとめ
いかがでしたか?
ドイツ語で動物の鳴き声って面白いものばかりですよね。ドイツ語を勉強している方にはもちろん興味深い内容だったと思いますが、そうでない方も知識として知っておけば、面白い話のネタにはなりますよ!ぜひ何か1つでも覚えてみて下さいね。
ドイツ語で動物の鳴き声オノマトペ!おもしろ擬声語20選!
1. 犬:wau wau,wuff wuff / ワウワウ,ワゥッフワゥッフ
日本語 ワンワン2. 猫:miau miau / ミァウ ミァウ
日本語 ニャーニャー3. 猿:uh uh / ウー ウー
日本語 ウッキー4. 牛:muh muh / ムー ムー
日本語 モーモー5. 豚:oink oink,quiek quiek / オインク オインク,クィーク クィーク
日本語 ブーブー6. ひつじ:mäh mäh / メー メー
日本語 メーメー7. ヤギ:mäh mäh / メー メー
日本語 メーメー8. 馬:hühühühü / ヒュヒュヒュヒュー
日本語 ヒヒーン9. 象:töröö töröö / テレー テレー
日本語 パオーン10. 虎:aah aah / アー アー
日本語 ガオー11. ライオン:uah uah / ウァー ウァー
日本語 ガオー12. ネズミ:piep piep / ピープ ピープ
日本語 チューチュー13. カラス:krah krah / クラー クラー
日本語 カァカァ14. フクロウ:u-uuuuh,huh-huhuhu-huuuh / ウ ウー,フー フフフ フー
日本語 ホーホー15. 蜂:summ summ / スム スム
日本語 ブーン16. カエル:quak quak / クアーク クアーク
日本語 グワグワ、ゲロゲロ17. ハト:ruckediguu / ルッケディグー
日本語 クックー、ポッポー18. ひよこ:piep piep / ピープ ピープ
日本語 ピヨピヨ19. ニワトリ:kikeriki / キカリキー
日本語 コケコッコー20. アヒル:quack quack / クワッククワック
日本語 ガーガー