実は隠れた自転車大国ドイツ。自転車所有率が1家につき80%を超えるドイツでは自転車は市民の重要な交通手段の一つです。そのため自転車の駐輪場が街中に多くあり、自転車専用道路なども整備されています。そのため観光だけではなく、シェアサイクルを利用して駅から毎日オフィスへと通勤しているドイツ人も少なくありません。
そんなドイツでシェアサイクルはおすすめです。ベルリンやミュンヘン、フランクフルトなどの大きな町では主要駅の近くで自転車をレンタルできますので、慣れない町で電車やバスの路面図とにらめっこをしたり、時間を気にすることもありません。また、レンタルも10分の時間単位から日、月など選べるので短期、長期の旅行者どちらにとっても嬉しいですね。そこで今回はドイツ内のおすすめのシェアサイクルや使い方、またドイツで自転車に乗る際の注意点などをご紹介いたします。
ドイツのシェアサイクル!現地で自転車をお得にレンタルする7つのコツ!
1. ドイツのおすすめのシェアサイクル会社はここ!
ドイツ人にも人気で利用率が高いのが「CALL A BIKE」です。ドイツ鉄道(DB)の子会社が運営するシェアサイクルで、駅の近くに多くあり電車を降りたらすぐに自転車に乗ることができます。駅前のステーションでレンタルし、ステーションに返却というシステムですが大きな町ではステーションが町中の至る所にありますのでさほど不便さを感じません。利用料金は30分で1ユーロ、一日借りても15ユーロです。その他にも学生や65歳以上のシニア、またDBのカードを持っている人に対して割引がありますよ!
他にも青地に白の眼鏡のような自転車マークが特徴の「NEXT BIKE」も人気です。こちらは一日レンタルしても9ユーロととってもお得。また、ミュンヘンやフランクフルトの大きな町では旅行会社による自転車レンタルもあります。
例えばミュンヘン駅構内にある「Radius Tours & Bike Rental」では一時間4ユーロからレンタルでき、1日でも14.5ユーロです。さらに嬉しいことに電動自転車も1日38ユーロからレンタルできますので、楽したい人におすすめですね。このラディウスツアーでは自転車を使った1日ガイド付きツアーもありますので、試してみてもいいかもしれませんね。
2. シェアサイクルの利用方法
店舗を持たないシェアサイクルのレンタル方法はだいたいどの会社も同じで、自転車に記載されている電話番号に電話して利用登録をし、教えられた暗証番号で自転車のロックを解除します。コールセンターの多くの人は英語を話せますが、電話では不安という方は各シェアサイクルショップのWEBや携帯アプリでも対応できます。
返却方法はレンタル会社によって、ステーションに返却するタイプと乗り捨てタイプがありますので事前に返却方法を確認しておくことをおすすめします。また、返却後電話をかけたり、アプリを操作する必要がある場合もあるので注意が必要ですよ!
3. シェアサイクルの利用登録をしてみよう!
自転車をレンタルするために、シェアサイクル会社の利用登録をしたいけど、日本の住所や電話番号はどうやって入力したらいいの?という方は下記のように登録してみましょう。
日本の携帯番号:最初の0を取り「+81」と日本の国番号を登録しましょう
Street: 区や町村名
Numner:番地や号
ZIP Code:郵便番号
City:都道府県
※会社によってはStreetがRoadになっていたりします。
4. 自転車をレンタルする際の注意点は?
無人のシェアサイクルを使用する際にはコールセンターに電話をしたり、アプリを使用したりすることが多くあります。そのため、海外でも携帯電話が使用できること、またはWIFIの接続が必要です。どちらも難しい方は店舗でのレンタルがおすすめですね!
また、利用登録にはクレジットカードが必要になることもありますので、用意しておくといいと思いますよ。
5. シェアサイクルでちょっと遠出をして自然を感じよう
ドイツでは電車やバスなどの交通機関自転車を持ち込むことが可能です。そんなシステムを利用してレンタサイクルでちょっと遠出をしてみてはどうでしょうか?
例えばドイツで有名な観光スポットの一つ「ノイシュバインシュタイン城」。レンタル自転車を電車に持ち込んで、ランツベルグやフュッセン近郊の町からお城までサイクリングをしながら訪れるなんて素敵ですね。のどかな牧草地が続く道をシェアサイクルで走る、きっと印象に残ることと思います。ただし、自転車を電車に乗せる際は、乗れる車両が限られていたり持ち込み料金がかかりますよ。
また、時間があればドイツで一番人気の1,200Kmにも及ぶエルベ川の長距離サイクリングロードやブドウ畑が広がるマイン川のサイクリングロードなどもぜひ挑戦してはいかがですか?
6. 自転車の交通ルールをマスターしよう!
レンタル自転車で街を散策!でも、その前にドイツ内での自転車走行ルールを知っておきましょう。自転車の活用者が多いドイツでは町中に自転車専用道路が多く整備されています。歩道の端にあり、幅1mほどで自転車のマークまたは赤茶色や緑色に色分けられている部分が自転車専用道路です。小さな子供以外は歩道を走ることは禁止されていますので、自転車専用道路がない場合は車と同じ車道の一番右を走りましょう。
そして大事なのが手信号。車のウィンカー代わりとして、ドイツでは右左折をする際に手信号で合図をします。やり方は簡単!曲がりたい方角の手を水平に上げるだけ。慣れるまでは大変かもしれませんが、それにより車や後ろから来る自転車との衝突が回避できますのでぜひ覚えておきましょう。
7. ドイツでの自転車による罰則に注意しよう!
ドイツでは車と同じように自転車での罰則も厳しく決められています。携帯電話で話しながら、右側走行道路の逆走または歩行者専用道路の進入や信号無視などは、警察に10から100ユーロの罰金を取られることもありますので注意が必要です。
また、大量のアルコールを摂取した後の運転は厳しく罰せられることがありますのでくれぐれもしないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ドイツでシェアサイクルに挑戦してみたい方は、ぜひ一度シェアサイクル会社のWEBにアクセスしてみて下さい。英語でも説明がありますし、事前に利用登録をしておけば現地で慌てることもありませんね。また、各都市にある旅行会社を兼ねている店舗タイプの自転車レンタルではヘルメットやチャイルドシートの付属品から、ちょっと変わった二人乗り自転車なども借りることができます。
ドイツの大都市の場合、旧市街を中心に街中に観光名所が集まっています。タクシーを利用するよりもリーズナブルで、バスや電車を利用するよりも時間が有効に使えます。そして何より、自転車で現地の人になった気分で街を走れば穴場のカフェや可愛いお店など思わぬ発見ができるかもしれませんね。
自転車をレンタルしてドイツを旅する経験は、きっと忘れられない思い出になると思いますよ!
ドイツのシェアサイクル!現地で自転車をお得にレンタルする7つのコツ!
1. ドイツのおすすめのシェアサイクル会社はここ!
2. シェアサイクルの利用方法
3. シェアサイクルの利用登録をしてみよう!
4. 自転車をレンタルする際の注意点は?
5. シェアサイクルでちょっと遠出をして自然を感じよう
6. 自転車の交通ルールをマスターしよう!
7. ドイツでの自転車による罰則に注意しよう!