オランダの祝日を徹底分析!どんな日があるか全部教えます!

オランダでも日本と同じように国民の祝日が定められており、多くの人が仕事を休み、ゆっくり過ごしたり祝日を祝ったりします。オランダの祝日はキリスト教に関する祝日が多く、元旦と女王の日、解放記念日を除くと全てキリストに関係がある祝日になります。祝祭日は通年1年で11日しかありません。

このように日本に比べてオランダの祝日は非常に少ない印象ですが、その分オランダ人は長いバケーションを取ることができます。今回は、オランダの祝日について、全日程を詳しくご紹介します。

 

オランダの祝日を徹底分析!どんな日があるか全部教えます!

 

1. 1月1日 新年

オランダの新年は大変賑やか。大晦日からカウントダウンが始まり、新年になるとあちこちで花火が上がります。この花火は個人が各々上げており、いたるところから花火が打ち上がり、深夜まで続きます。オランダの若者にとっては大晦日や正月は友人と過ごすのが普通。中には2時頃まで花火を打ち上げて騒ぐ若者もいます。対照的に、朝は非常に静かに始まります。日本と異なり、スーパーマーケットを含むほとんどのお店が閉まり、初詣などのイベントもないため道は誰もいないことが多いようです。代わりに散乱した花火の残骸が少し寂しげに散らばっています。

カウントダウンが最も重要なイベントのオランダですが、海や湖の付近では面白い催しに遭遇するかもしれません。それは、新年寒中水泳。オランダでは毎年60ヶ所以上の海や湖で寒中水泳を行なっており、毎年12000人もの人が凍てつく水の中に飛び込んでいるようです。

 

2. 4月14日 聖金曜日※2017年の場合

聖金曜日は、復活祭前の金曜日のことで、イエス・キリストの受難と死を記念する日です。オランダでは祭日として多くの会社が休みとして設定しているものの、その過ごし方は個人の宗教によって大きく変わります。無宗教も多いオランダですので、特に何をするでもなく家族や友達と過ごすという人もいれば、教会に出かけるという人もいるでしょう。敬虔なカトリックだと断食することも。

 

3. 4月16,17日 復活祭イースターとその翌日 ※2017年の場合

クリスマス、正月を過ぎるとスーパーマーケットでちらほら見かけるようになるのが、カラフルな卵とうさぎ。キリストが復活した日を祝う復活祭つまりイースターのための用意がすでに始まります。イースターの日曜と月曜、キリスト教のオランダ人の多くは仕事を休み、友人や家族と集まって食事をとります。朝食は豪華で、生命の誕生を象徴する玉子が使われた料理が並びます。多産のうさぎは豊富な生命の誕生の象徴として、チョコレートや飾りなどでこの時期よく目にすることになります。

また、ヨーロッパではうさぎを食べる文化も残っているため、うさぎ料理を食べる家庭もあるようです。復活祭は国全体で祝われ、イースターマーケットなど多くのイースターの祭りが催されます。

 

4. 4月27日 王の日

1890年以降初めての男性の王として2013年4月30日に即位したウィレム=アレクサンダー王の誕生日。オランダでは2014年以降、この王の誕生日を「キングズ・デイ」として祝うようになりました。この日街中はオランダ王家の象徴とされるオレンジ色に染まります。市民があちこちでフリーマーケットを開き、国を挙げてパーティーを開催します。2013年以前は「女王の日」が存在し、当時の女王の誕生日に同じようなお祝いがありました。

 

5. 5月5日 解放記念日

5月5日の「解放記念日」は、オランダが第二次大戦後ナチスドイツから解放された日。もともとは連合国にも枢軸国にも明確に加入せず、第一次大戦、第二次大戦と中立の立場を取ったオランダでしたが、第二次大戦の初期にはナチス率いるドイツ軍に降伏することになりました。ドイツ降伏後の1945年5月5日、ヨーロッパの他国やアジアに先駆けて、第二次世界大戦の終結を向かえます。

この解放記念日は、アムステルダムを始めとした12州の州都で盛大に行われます。ハーレムの解放記念日フェスティバルやワーニンゲンの解放記念の祝典が特に有名。ワーゲニンゲンは、1945年にドイツ軍が降伏した町であり、多くの公人がこの町を訪れます。首都アムステルダムでも、無料コンサートが開かれます。

 

6. 5月25日 キリスト昇天祭 ※2017年の場合

復活祭から40日目の、復活したキリストが天に召し上がった日を記念するキリスト教の祝日。この日は、キリスト教徒は教会に行って神父の話を聞くなどして過ごします。

 

7. 6月4, 5日 聖霊降臨祭とその翌日 ※2017年の場合

聖霊降臨祭は、新約聖書にあるエピソードの1つで、キリスト教の祝日。イエスの復活・昇天後、集まっていた120人の信徒たちの上に、神からの聖霊が降ったという出来事を記念する日です。この日もキリスト教徒は教会に足を運びます。

 

8. 12月25, 26日 クリスマス

オランダに限らずヨーロッパでは、クリスマスは重要な行事。多くの会社が1週間ほどクリスマス休暇を取ります。また、日本と違ってクリスマスは家族と過ごすものとされています。ご馳走を作ったり、里帰りしたり、家族の時間が大切にされます。

ちなみに、クリスマスにプレゼントをもらう子供たちのイベントは、オランダでは2回。2回目はクリスマス当日、1回目は12月初めの聖ニコラス祭。この時やってくるのは、サンタクロースとは厳密に異なるシンタクロース。彼はスペインからやってきて良い子たちにお菓子やプレゼントを配ります。悪い子はスペインに連れ去られてしまうという話も。この時期から24日または25日の午前中までクリスマスマーケットが開かれ、人々はクリスマスの到来を待ちます。

 

まとめ

いかがでしたか?
オランダの祝祭日のお店の営業は各店舗によって決めるので、予め店舗の営業状況を確認しておきましょう。観光地の真ん中であってもクリスマス期間やお正月はやっていない、なんてこともざらにあります。レストランなど問題はあるものの、祝祭日のオランダの雰囲気を味わうことは、普段の旅とは異なる思い出になることでしょう。計画的に、オランダを堪能してくださいね。Veel plezier!(楽しんで!)

 

オランダの祝日を徹底分析!どんな日があるか全部教えます!

1. 1月1日 新年
2. 4月14日 聖金曜日※2017年の場合
3. 4月16,17日 復活祭イースターとその翌日 ※2017年の場合
4. 4月27日 王の日
5. 5月5日 解放記念日
6. 5月25日 キリスト昇天祭 ※2017年の場合
7. 6月4, 5日 聖霊降臨祭とその翌日 ※2017年の場合
8. 12月25, 26日 クリスマス

 


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