インド映画が面白い!インド感満載のおすすめ10作品

めくるめくインド映画の世界にようこそ。ロマンスありアクションありダンスありヒューマンドラマありダンスあり。笑って泣けて1本で何度もおいしいのが、マサラ・ムービーことインド映画です。ムンバイ(ボンベイ)で作られる映画はボリウッドとも呼ばれ、今やハリウッドを上回る制作数。話の途中で突然始まる突っ込みドコロ満載のダンスに、俳優さん、女優さんの吸い込まれそうな美しい瞳…。一度見たらその魅力にきっとはまってしまうことでしょう。とはいえ、日本ではまだまだ公開されることの少ないインド映画。何から見たらいいか分からないというあなたに、今回は、日本でもDVDで見られるおすすめ10作品をご紹介します。

 

インド映画が面白い!インド感満載のおすすめ10作品

 

1. 恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム / 英題 Om Shanti Om

2007年にインドで公開され、世界中に旋風を巻き起こしたインド映画の魅力全開な作品。舞台はインドの芸能界。輪廻転生して移り変わる時代を背景に、熱い恋愛あり、アクションシーンあり、豪華絢爛なダンスありとてんこ盛りの内容。しかも、主演のオームはインド映画界のトップ俳優、シャールク・カーン。ヒロインのシャンティは本作でデビューし一躍脚光を浴びた美貌の新星ディーピカーです。

 

2. ムトゥ 踊るマハラジャ / 英題 Muthu

1995年にインドで公開され日本でも異例の大ヒットを記録した伝説的ムービー。160分の長編ですが、鮮やかなミュージカルシーンや大人数のアクションシーンが散りばめられていて飽きさせません。ストーリーは、舞台女優ランガを巡って大地主と三角関係になってしまうというインド映画王道の設定。一緒に歌って踊って楽しく、勧善懲悪でスッキリ。笑って泣けるインド映画の真骨頂を、1度はチェックしてみてください。

 

3. きっと、うまくいく / 英題 3 idiots

一見、素朴な3人組が登場する、異色の本作。実は、あのスティーブン・スピルバーグが3回見たという逸話があります。「きっと、うまくいく」を合言葉に、超難関大学の3バカトリオが珍騒動を巻き起こすドタバタコメディ。…と思いきや、それだけではなく、10年後を舞台に行方不明になった友達を探すというミステリー要素あり、インドでも過熱する学歴社会に一石を投じる社会派要素あり、の心揺さぶられるストーリー。この映画で、忘れかけていた少年の心を取り戻しませんか?

 

4. チェンナイエクスプレス~愛と勇気のヒーロー参上~ / 英題 Chennai Express

大ヒット作「きっとうまくいく」の歴代興行収入記録を塗り替え、国内外の映画賞で28冠という偉業を達成した作品。恋する輪廻オーム・シャンティ・オームの主演二人が再共演しています。シャールク・カーン扮する40歳独身男が、列車の中でディーピカー演じる美女に出会って騒動に巻き込まれる物語。ダンスもアクションも笑いも感動もこれ1本にぎゅっと詰まっている、まさにマサラ・ムービー。

 

5. 家族の四季 ~愛すれど遠く離れて~ / 英題 The Indian Family

監督した作品すべてがヒット作というカラン・ジョハール監督の代表作です。アミターブ・バッチャンとジャーヤー・バッチャンという実生活でも夫婦のふたりをはじめ、キャスト陣も超豪華。3時間半に及ぶ壮大な長編で、イギリスとインドで離れ離れになった家族の愛の物語。王道シンプルながら胸を打つストーリーですが、お城に住む超絶なお金持ちっぷりやピラミッドでのダンスシーンなど突っ込みどころも含めて見どころ満載です。

 

6. 神様がくれた娘 / 英題 God’s Own Child

離ればなれになってしまう父と娘の物語。6歳の知能を持つ父と5歳の娘という設定で、「アイ・アム・サム」のリメイク版とのこと。南インドの田舎を舞台にしたコメディ要素のある前半から一転、法廷で争う後半からのストーリー展開、そして結末は「アイ・アム・サム」と異なります。甲乙つけがたいのは、子役の可愛さ。娘役のベイビー・サーラーの愛らしさはまさに天使です。父親役のヴィクラムの演技も高い評価を受けています。涙腺崩壊に注意。

 

7. マイ・ネーム・イズ・ハーン / 英題 My Name Is Khan

アメリカを舞台にしたシャールク・カーン主演のヒューマンドラマ。アスペルガー症候群を患う主人公のハーンはイスラム教徒。ヒンドゥー教徒のマンディラに恋をし、幸せな結婚生活を手に入れたのも束の間…9.11のテロ事件によって悲劇が訪れます。「アイム・ノット・テロリスト。マイ・ネーム・イズ・ハーン。」今の時代だからこそ見ておきたい一本です。

 

8. マダム・イン・ニューヨーク / 英題 English Vinglish

女性監督による、世界中の女性にエールを送るハートウォーミングなお話。日本でも全国のミニシアター系で女性客の心を掴みました。インドでは準公用語の英語ですが、家族の中で自分だけが英語を話せないことに傷ついた主婦シャシが、ニューヨークの英会話学校に通い始めて自信を取り戻していくストーリー。息子の怪我や姪の結婚式などが重なり、自分の夢との両立に悩むシーンは、女性なら誰しも共感できるかもしれません。人生に前向きになれるほっこりとした映画です。

 

9. スタンリーのお弁当箱 / 英題 Stanley’s Tiffin Box

日本の文化としても注目されているお弁当。でも実は、日本以上にお弁当が浸透している国が、宗教的な理由から食事の制限が厳しいインドです。本作は、家庭の事情で学校にお弁当を持って行けない少年スタンリーと周りの子どもたちの物語。子どもたちの自然な表情は演技ではなく、カメラを回して自然なやりとりを写しているからこそのもの。子どもたちのキラキラな瞳と心温まるストーリーに、あなたも癒されてみませんか?

 

10. 巡り合わせのお弁当 / 英題 The Lunchbox

お弁当つながりでもうひとつ。こちらは大人の男女の物語。夫の愛情を取り戻すための手作り弁当が、間違って違う男性のもとに届けられます。そこから二人の、お弁当箱に手紙を忍ばせるやりとりが始まって…。メールやSNSが当たり前の時代だからこそ、手紙のやりとりが印象的。弁当配達の職業や身分の差の描写はインドならではですが、派手な音楽やダンスはなく余韻を残すエンディングなどから、インド映画らしくないと言われる本作。カンヌ国際映画祭で絶賛され、その後も特にヨーロッパ各国で高い評価を受けていて、インド映画の新たな可能性が感じられます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
現地の映画館では、観客もノリノリで手拍子したり歌ったりしながら観るインド映画。そして、さりげなく宗教や貧富の差についても考えさせられるインド映画。日本でしっぽり観賞するもよし、現地でどっぷり楽しむもよし。サントラCDで予習・復習するのもいいですね。この記事を読んで気になる1本を見つけたら、あなたも是非、インド映画の世界に一歩踏み出してみてください。

 

インド映画が面白い!インド感満載のおすすめ10作品

1. 恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム / 英題 Om Shanti Om

2. ムトゥ 踊るマハラジャ / 英題 Muthu

3. きっと、うまくいく / 英題 3 idiots

4. チェンナイエクスプレス~愛と勇気のヒーロー参上~ / 英題 Chennai Express

5. 家族の四季 ~愛すれど遠く離れて~ / 英題 The Indian Family

6. 神様がくれた娘 / 英題 God’s Own Child

7. マイ・ネーム・イズ・ハーン / 英題 My Name Is Khan

8. マダム・イン・ニューヨーク / 英題 English Vinglish

9. スタンリーのお弁当箱 / 英題 Stanley’s Tiffin Box

10. 巡り合わせのお弁当 / 英題 The Lunchbox



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