インドはその魅力にはまり何度も行く人と、絶対もう二度と行かない、という人に分かれると言われています。インド旅行はトラブルが絶えませんが、それをどう切り抜けるかが楽しむポイントになります。日本は治安が良いですが、インドでは注意しすぎるくらいがちょうどいいです。今回はインドの治安について旅行前に知っておくべき7つのポイントをご紹介します。
インドの治安を徹底特集!旅行前に知るべき7つのポイント
1. 渡航前に治安情報を調べる
渡航前に、外務省のホームページや、ガイドブック、渡航経験のある人のブログなどに記載されている治安情報や、犯罪手口をよく調べておいてください。これだけで、よくある手口には引っかからなくなります。できる予防策は最大限吸収していきましょう。
2. 夜に一人で出歩かない
暗い路地が多いです。路地裏に引っ張り込まれたら最後。一人でなくても夜道は大変危険です。タクシーに夜乗るときも注意。どこに連れていかれてもおかしくないと考えたほうがいいです。空港と街の移動のタクシーは要注意。空港についたら客引きに囲まれた挙げ句、勝手に荷物をタクシーに乗せる客引きもいます。ホテルの出迎えまたは見送りが望ましいです。タクシーに乗ったら、携帯電話で誰かに電話する(振りでもいいです。誰か自分を気にかけている人がいることをアピールすること)。道を地図でしっかり確認すること。また、タクシーは価格交渉もトラブルになりやすいです。あらかじめ値段を確認しましょう。
3. ホテルでも油断しない
ホテルは信用できるところをガイドブックなどであらかじめ決めておくこと。決めていないとなると、タクシーや客引きのいいカモです。ホテルで被害に遭うことも少なくありません。部屋には日本から持参した鍵をかけておくのがおすすめ。備え付けの鍵はスペアキーで開いてしまいますし、インドで購入する鍵の精度は不安があります。簡単にドアを開けないこと。スタッフも全員が安全とは限りません。
4. 目立たない
普通にしていても日本人は目立ちます。まず、肌の露出は控えましょう。田舎でミニスカートを履いた日には、インド人の容赦ない視線が突き刺さります。インドは未婚の男女に対しての管理が厳しいため、女性が痴漢に遭うことも少なくありません。高価な物(ジュエリー、大きなカメラ、ブランドバッグなど)を身につけないこと。目立つとスリや客引きに狙われやすいです。かばんは口の開いたものは絶対にNG。ジッパーのついたものが必須。
5. 道端で親しげに話しかけてくる客引きに注意
インドで悩まされるのは何と言っても客引き。親しげに話しかけてくる人たちは、99%が客引きと思ってよいでしょう。もちろんすべての客引きに悪意があるわけではありませんが、日本人観光客ははっきり言って舐められています。お金を持っており、英語がわからない、ノーと言わない、愛想笑いでニコニコしてしまう…など。客引きにまつわるトラブルは、例えば、旅行会社に連れて行かれ、高額のツアーを組まされたという例。勝手についてまわってきてガイド料を請求される例。薄暗い店に連れて行かれ、複数人に囲まれ高額な買い物をさせられる例。断ったら何をされるかわからない…と泣き寝入りすることになる可能性も。お金がなくなるくらいならマシですが、最悪命に関わることになります。
6. 価格の相場を知る
土産物などに値段がついていないことがよくあります。ものを買うときは、何店舗か周り、相場を調べましょう。その値段に納得して買ったのなら、ボラれた!と後で文句を言う筋合いはありません。移動手段やホテル、レストランなどのサービスに関しては、割高のお金を払って安全を買うというのも手です。
7. 見知らぬ人から勧められた食べものを口にしない
長距離列車で、隣り合ったインド人が、果物や飲み物を分けてくれる…ということがあります。観光客としては嬉しくなりますが、なかには、睡眠薬が入れられ、眠っている間に盗難にあうという例もあります。疑う気持ちが申し訳ない、ということもありますが、食べたふりをする、他の人が食べているのを確認してから口にするなど、注意は必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
インド旅行は、はっきり言ってトラブルが尽きません。空港についたら客引きが押し寄せ、タクシーの価格交渉で一悶着、やっとホテルについたら予約リストに名前がないと言われ、お湯が出ないホテルに泊まることになる…など、こんなことは序の口。インド旅行を甘く見ていると、命にかかわるトラブルにあっという間に巻き込まれます。注意しすぎるくらいに注意しましょう。それでも困ったら、自分から周りの人に相談してみてください。向こうからやたらと話しかけてくる人より、助けを求めた時に応えてくれる人の方が信用できますよね。自主的に考え、行動して、インド旅行を楽しいものにしてください。
インドの治安を徹底特集!旅行前に知るべき7つのポイント
1. 渡航前に治安情報を調べる
2. 夜に一人で出歩かない
3. ホテルでも油断しない
4. 目立たない
5. 道端で親しげに話しかけてくる客引きに注意
6. 価格の相場を知る
7. 見知らぬ人から勧められた食べものを口にしない