イタリアでも事故や急病など緊急事態が起こってしまったら、イタリア語で救急車を呼ばないといけません。実は日本では救急車に乗ったことのない筆者も、イタリアでは救急車のお世話になりました。
今回は、そんな事態に備えてシンプルだけど言いたいことが伝わるフレーズを集めてみました。
イタリア語で救急車!緊急時にそのまま使える20フレーズ!
1. Chiami l’ambulanza. / キアーマミ ランブランツァ / 救急車を呼んで下さい
イタリアで救急車を呼びたいときは118番です。自分で呼べないとき、緊急のときには近くにいる人にこのように言ってお願いしましょう。
2. Ho avuto un’incidente. / オ アブート ウニチデンテ / 交通事故に遭いました
車社会のイタリアでは交通事故を目撃することがしばしばあります。日本にいるときよりも交通事故には気をつけてこのフレーズが必要ないようにしたいですね。
3. Mi sono fatto male. / ミ ソノ ファット マーレ / 痛いです
どこかぶつけて怪我をして痛いときに使います。痛い場所を示しながら使うと伝わりますよ。
4. Ho battuto la testa. / オ バットゥート ラ テスタ / 頭を打ちました
治療方法を決める重要な判断材料です。頭を打っているときにはこのように伝えましょう。
5. Faccia presto, per favore. / ファッチァ プレスト ペル ファボーレ / 急いで下さい
イタリアで救急車を呼んだときに、緊急と判断されれば8分以内に駆けつけることになっています。しかしながら、何事も日本のようにはスムーズにいかないのがイタリア社会です。緊急事態の場合には急いでもらうようお願いしましょう。
6. Aiuto! Al ladro! / アユート アル ラードロ / 助けて!泥棒だ!
バスや地下鉄でスリに気が付いたら大声で叫んで周りに助けを求めましょう。イタリア語で叫べば周りの反応も早いです。とっさにイタリア語が出てこなければ日本語でもいいので叫びましょう。
7. Dov’é la polizia? / ドヴェ ラ ポリツィア / 警察はどこですか?
残念ながらスリの被害にあってしまったら、警察に行き被害届を作成してもらいましょう。海外保険に携行品保障が付いていれば保障されることもあります。
8. Mi hanno rubato il cellulare. / ミ アンノ ルバート イル チェルラーレ / 携帯電話を盗まれました
警察に行ったら盗まれたものを申請しましょう。ちなみにカメラは la macchina fotografica (ラ マッキナ フォトグラフィカ)、パスポートは il passaporto (イル パッサポルト)です。
パスポートを盗まれてしまった場合には警察で被害届をもらった後、ローマの日本大使館かミラノの日本領事館に行きます。パスポートの再発行か帰国のための渡航書を発行してもらいます。
9. Vorrei denunciare. / ヴォレイ デヌンチャーレ / 被害届をお願いします
このように伝えれば警察ではあなたに必要事項を聞いて被害届を作成してくれます。被害にあった場所としては、in autobus (イン アウトブス)バスの中で、in metro (イン メトロ)地下鉄で、Vicino a~ (ビチーノ ア~)~の近くでなどと説明するといいでしょう。
10. C’é qualcuno che parla inglese? / チェ クアルクーノ ケ パルラ イングレーゼ? / 誰か英語が話せる人はいませんか?
内容が複雑でイタリア語では意思疎通できないときには英語が話せる人を探してみましょう。観光地であれば英語が話せる人がいるはずです。
11. Dov’é la farmacia? / ドヴェ ラ ファルマチア? / 薬局はどこですか?
イタリアで少し具合が悪いなと感じたら、まずは薬局に行くことをおすすめします。病院に行っても具合が悪いのに長時間待たなくてはならないことが多いからです。
12. Ho mal di testa/denti/stomaco/pancia. / オ マルディ テスタ/デンティ/ストマコ/パンチャ / 頭/歯/胃/お腹が痛いです
最後の身体の部分を示す単語を変えれば、具合の悪いところを伝えられるフレーズです。イタリアの薬局は対面販売方式なので、日本のように自分で薬を手に取って選ぶことはできません。販売する人は全て薬剤師の免許を持っているので症状を伝えれば適切な薬を選んでくれます。
13. Ho febbre. / オ フェッブレ / 熱があります
熱があるかどうかによって薬の種類が変わるので伝えたい情報です。イタリアで解熱剤といえばTachipirina(タキピリーナ)です。
14. Ho tosse. / オ トッセ / 咳が出ます
イタリアは日本より乾燥しているせいか、乾いた咳が止まらないことがあります。咳が続くとなかなか辛いものですよね。イタリアでは咳止めの薬は甘いシロップが多いです。また喉吹き付けるタイプのスプレーも良く使われています。
15. Vorrei qualche medicina per il raffreddore. / ヴォレイ クアルケ メディチーナ ペル イル ラッフレドーレ / 何か風邪薬が欲しいのですが
イタリアで熱はなく一般的な風邪の症状があるときの薬はAsprina(アスピリーナ)です。
16. Ho bisogno un medico. / オ ビゾーニョ ウン メディコ / 医者に行きたいです
やはり症状が重いときには、薬局ではなく病院で医師の診察を受けた方がいいです。例えばホテルのフロントなどでこのように伝えると適切な対応を取ってくれます。
17. Sto male. / スト マーレ / 具合が悪いです
どこがどう悪いのか自分でもよく分からないようなとき、とにかく具合が悪いことを伝えたいならばこの一言です。
18. Tutto bene?/Tutto a posto? / トゥット ベーネ/トゥット ア ポスト / 大丈夫?
いくつか聞かれると思われるフレーズも覚えておくといいですよ。病院で検査などするときにこのように確認の意味を込めてこのように聞かれることがあります。
19. Sei incinta? / セイ インチンタ / 妊娠していますか?
レントゲンを撮ることになったとき、女性には必ずこの質問がされます。
20. Hai qualche allergica? / アイ クアルケ アレルジカ / 何かアレルギーはありますが?
薬のアレルギーも聞かれることもあります。
まとめ
日本語でも緊急のときには動揺していてなかなか言いたいことが出てきませんが、イタリアではイタリア語で必要なことは伝えなくてはなりません。念のためにこれらのフレーズを頭に入れておくと安心ですよ。動揺していると覚えているはずのことも出てこないこともあるので、これらのフレーズをすぐ見れるようにしておくとさらに安心ですよ。
イタリア語で救急車!緊急時にそのまま使える20フレーズ!
1. Chiami l’ambulanza. / キアーマミ ランブランツァ
救急車を呼んで下さい2. Ho avuto un’incidente. / オ アブート ウニチデンテ
交通事故に遭いました3. Mi sono fatto male. / ミ ソノ ファット マーレ
痛いです4. Ho battuto la testa. / オ バットゥート ラ テスタ
頭を打ちました5. Faccia presto, per favore. / ファッチァ プレスト ペル ファボーレ
急いで下さい6. Aiuto! Al ladro! / アユート アル ラードロ
助けて!泥棒だ!7. Dov’é la polizia? / ドヴェ ラ ポリツィア
警察はどこですか?8. Mi hanno rubato il cellulare. / ミ アンノ ルバート イル チェルラーレ
携帯電話を盗まれました9. Vorrei denunciare. / ヴォレイ デヌンチャーレ
被害届をお願いします10. C’é qualcuno che parla inglese? / チェ クアルクーノ ケ パルラ イングレーゼ?
誰か英語が話せる人はいませんか?11. Dov’é la farmacia? / ドヴェ ラ ファルマチア?
薬局はどこですか?12. Ho mal di testa/denti/stomaco/pancia. / オ マルディ テスタ/デンティ/ストマコ/パンチャ
頭/歯/胃/お腹が痛いです13. Ho febbre. / オ フェッブレ
熱があります14. Ho tosse. / オ トッセ
咳が出ます15. Vorrei qualche medicina per il raffreddore. / ヴォレイ クアルケ メディチーナ ペル イル ラッフレドーレ
何か風邪薬が欲しいのですが16. Ho bisogno un medico. / オ ビゾーニョ ウン メディコ
医者に行きたいです17. Sto male. / スト マーレ
具合が悪いです18. Tutto bene?/Tutto a posto? / トゥット ベーネ/トゥット ア ポスト
大丈夫?19. Sei incinta? / セイ インチンタ
妊娠していますか?20. Hai qualche allergica? / アイ クアルケ アレルジカ
何かアレルギーはありますが?