(Antonio)
さようならの挨拶は日本でも使い分けがある様に、イタリアでもシーンによって異なります。イタリア人はとにかくお喋りで、コミュニケーションが大好きです。これから旅行を控えている方やお仕事でイタリアに行かれる方など、是非覚えて行くと何倍もイタリアを楽しめると思います。
そこで今回は、ミラノ近郊に住む筆者が、様々なシーンで使える「さようなら」のフレーズをご紹介します。
イタリア語でさようならを言おう!色々な言い方15フレーズ!
1. Ciao / チャオ / さようなら
チャオ!この言葉は本当に便利です。挨拶でも使えるし、別れの際にも使えます。イタリアに居るとこの言葉を町中で耳にします。「チャオ」一つ覚えておくだけで、最初の挨拶そして最後の挨拶まで出来てしまいます。お店やレストランを出る際にぜひ使ってみてください。ただフランクな挨拶ですのでビジネスシーンでの使用は控えたほうがいいです。
2. Arrivederci / アリヴェデルチ/ またお会いしましょう
アリヴェデルチ!の本当の意味は、またお会いしましょうですが、イタリア人はこの言葉をその場を離れる時や、電話で予約や商品の問い合わせをして切る際に使います。面白いのは2度と会わないであろう人へも気軽に使います。この言葉はビジネスシーンでも使えるフォーマルな言葉でもあります。
3. Buona giornata / ブォーナ ジョルナータ / よい1日を
ブォーナ ジョルナータは英語で言う「Have a good day! よい1日をお過ごし下さい」という意味です。この言葉を言われて気分悪い人はいませんよね! お店でも去るお客さんにブォーナ ジョルナータと言っています。言われたら「Grazie / グラッゼェ / ありがとう」と返事をしてあげてください。
4. Buongiorno / ブォンジョールノ / さようなら・失礼します
ブォンジョールノは、朝から午後の早い時間に使われる丁寧なあいさつです。ブォンジョールノだけでも全く問題ないですが、Ciao と buongiornoを合わせて使っている人が多いです。つまりチャオ!ブォンジョールノ!と言って去って行くという感じです。ですがこの言葉も出会いのあいさつと別れの挨拶どちらでも使えるので便利です。敬語を使って話す相手や高級なお店を出る時に役立つフレーズです。
5. Buonasera / ブォナセーラ / さようなら・失礼します
ブォナセーラは午後から夜にかけて使われる丁寧なあいさつです。よい夜を!という意味ですが、こちらも出会いと別れのあいさつどちらのシーンでも使えます。Ciaoと組み合わせて チャオ!ブォナセーラと使ってみて下さい。ブォンジョールノ同様、こちらも 敬語を使って話す相手や高級なお店やレストランを出る時に役立ちます。
6. A dopo / アドポ / また後で
アドポは「また後で」という意味を持ちますが、いつ会うかわからないけどまたね、というように使います。例えば町で何か勧誘されたとします。断ってその場を離れる時に「No, a dopo (ノー、アドポ)」という感じで使います。他にも例えば、朝カフェで同僚に会い、また会社でも会うであろう相手と別れるときにもアドポと使います。
7. Grazie / グラッゼェ / ありがとう
グラッゼェはありがとうという意味ですが、お礼の挨拶でも使えます。例えばレストランでウェイターがワインや水をサーブして離れる時に「グラッゼェ」と言ってあげてください。「Prego / プレゴ / どういたしまして」と返事があると思います。ちょっとした事でもコミュニケーションをとるのがイタリア流です。
なお、イタリア語のありがとうについては「ありがとうをイタリア語でもっと言おう!超便利20フレーズ」に詳しく特集していますので、合わせて読んでおきましょう。
8. Ci Sentiamo / シ センティアーモ / また連絡します
シ センティアーモ は話に花が咲いているのだけど、その場を離れなければいけない時や、その場を切り上げて去る時によく使われます。これは電話を切る際にもよく使われます。
9. Buonanotte / ブォナノッテ / おやすみなさい
ブォナノッテ は夜、特に就寝前の挨拶です。友達と夕飯を食べて家に帰る際の挨拶や、就寝前の挨拶で使われます。家族や友達など親しい間柄の相手にはNotte / ノッテと短縮しても大丈夫です。
10. Stammi bene./ スタンミ ベーネ / 元気でね
スタンミ ベーネは、次回会うまでに少し時間があくときなどに使われる挨拶です。日本でも元気でね!と去る際に使うのと同様ににイタリアでも、相手を気遣いながら去る時に使う挨拶です。
一方で、恋人同士の悲しい別れの時は全く違う言い回しを使います。「イタリア語で別れ話をするとき相手を傷つけない言い回し10選!」で解説していますので、ぜひ読んでみてください。
11. A domani / ア ドマーニ / 明日ね
ア ドマーニ は日本で言う「また明日~!」という感じで使われます。学校や会社の同僚と別れる際に簡単な挨拶で使えます。
12. Salutami Maria(人の名前) / サルータミ マリア / マリアによろしく
サルータミ ○○○は親しい相手同士で、誰々によろしく!と言うときに使います。日本でも「○○さんによろしく伝えといて」などと使うのと一緒です。
13. Buon lavoro! / ブォン ラボーロ/ 良いお仕事を
ブォン ラボーロはお仕事頑張ってね!という意味で使われます。これから仕事や作業を控えている人に使う挨拶です。
14. Buon viaggio! / ヴォン ヴィアジョ/ 良いご旅行を
ヴォン ヴィアジョは英語で言う「Have a good trip」みたいに良い旅してきて下さいね!という感じで使います。ホテルや空港、旅を控えてる人に使う挨拶です。
15. Buon divertimento! / ヴォン ディヴェルティメント/ 良く楽しんで
ヴォン ディヴェルティメント日本語で言う、楽しんできてね!という感じです。これから遊びに行く人や出かける人、何かをする人へ使う挨拶です。
まとめ
いかがでしたか?
イタリア人は初対面で電車の中で少しお喋りした人や、お店で対応してくれた相手など、ちょっとしか一緒にいなかった相手に対しても、その場を離れるときはしっかり挨拶をします。「さようなら」だけでも様々な場面で挨拶の仕方が変わってきます。
あなたも、まずは基本のチャオ!アリヴェデルチ!などイタリア語で1つでも使い、イタリアに行った際には、さようならの挨拶を是非してみてください。
イタリア語でさようならを言おう!色々な言い方15フレーズ!
1. Ciao / チャオ
さようなら2. Arrivederci / アリヴェデルチ
またお会いしましょう3. Buona giornata / ブォーナ ジョルナータ
よい1日を4. Buongiorno / ブォンジョールノ
さようなら・失礼します5. Buonasera / ブォナセーラ
さようなら・失礼します6. A dopo / アドポ
また後で7. Grazie / グラッゼェ
ありがとう8. Ci Sentiamo / シ センティアーモ
また連絡します9. Buonanotte / ブォナノッテ
おやすみなさい10. Stammi bene./ スタンミ ベーネ
元気でね11. A domani / ア ドマーニ
明日ね12. Salutami Maria(人の名前) / サルータミ マリア
マリアによろしく13. Buon lavoro! / ブォン ラボーロ
良いお仕事を14. Buon viaggio! / ヴォン ヴィアジョ
良いご旅行を15. Buon divertimento! / ヴォン ディヴェルティメント
良く楽しんで