イタリア語のOh my god!びっくりした時に使うフレーズ10選!

(Ralf Steinberger)

実はイタリア語には非常にたくさんのスラングがあります。英語の「oh my god!」や、びっくりして「なんてことだ!」と叫ぶような時にも様々なスラングが使われます。

イタリア人は日常生活でよくスラングを使いますが、イタリア語をまだ勉強中の人が真似して使ってしまうのはあまりおすすめできません。キリストや、神、聖母マリアなどいわゆる「聖なるもの」を使ったスラングも多く、場合によっては大きな誤解を生むことになるからです。実際、イタリアで修行した日本人の料理人が、帰国後日本で開いたレストランの店名をイタリア語のスラングにしてしまい、イタリアのニュースで大々的に報じられたこともありました。

そこで今回は、現地在住の筆者が、誰でも安心して使える、びっくりした時に使うフレーズをご紹介します。

 

イタリア語のOh my god!びっくりした時に使うフレーズ10選!

 

1. mio dio / ミオ ディオ / なんてことだ

英語のOh, my godに当たる言葉です。「mio dio / ミオ ディオ」は直訳すると「私の神様」と言う意味です。イタリア語でも「Oh / オー」を加えて「Oh mio dio / オー ミオ ディオ」と言うことも多いです。

このフレーズ「神」という単語が含まれることから英語では気軽に使ってはいけない言葉だとも言われますが、イタリア語では特に問題なく使えます。

 

2. mamma mia / マンマ ミーア / なんてことだ

映画のタイトルにもなったので、この言葉を聞いたことがある人も多いはず。直訳すると「私のお母さん」という意味なんですが「なんてことだ!」という時に使います。逆に、本当に「私のお母さん」と言う時はmammaとmiaを逆にして「la mia mamma / ラ ミア マンマ」と言います。

 

3. incredibile / インクレディービレ / 信じられない

英語の「incredible / インクレディブル」と同じく、信じられない!と言う言葉です。イタリア語と英語は似た単語がかなりありますが、この単語も一文字違いです。でも、イタリア語はカタカナ読みそのままなので、英語のように発音を気にしなくてもいいのが嬉しいですね。

 

4. davvero? / ダッヴェーロ / 本当に?

相手の話に「本当に?!」と言う時は「ダッヴェーロ? 」と言います。日本語と同様、真偽を確かめたい時にも使いますし、びっくりした時に使う相槌のようにも使えます。これらの場合は語尾を上げて発音します。また「(あなたの言った通り)本当だ」と言う時にもこの言葉が使えますが、その場合は語尾を上げずにまっすぐ発音します。

 

5. non è vero? / ノネ ヴェーロ / うそでしょ?

直訳すると「本当じゃないよね?」と言う意味で、日本語のうそでしょ?と同じように使われます。この場合は語尾を上げて発音します。

また、他人の説明に対して「それは真実じゃない」「それは事実と違う」と訴える時にも使われます。この場合は語尾を上げずにまっすぐ発音します。友人同士の軽いおしゃべりから、真剣な場面にも使える言葉です。

 

6. stai scherzando? / スタイ スケルツァンド / 冗談でしょ?

直訳すると「あなた、冗談を言っているのよね?」と言う意味で、「冗談でしょ?」「本気で言ってるの?」などと聞き返す時に使います。ビジネスなどで敬語を使う相手に「本気で言ってるんですか?」と言う時にも使えますが、その場合は「stai / スタイ」を「sta / スタ」に変えて「sta scherzando? / スタ スケルツァンド?」になります。

相手が複数の場合は、敬語の場合もそうでない場合も「state scherzando? / スターテ スケルツァンド?」となります。目上の人には、言い方によって無礼に聞こえることもあるフレーズですので注意が必要です。

 

7. ahi! / アイ / 痛っ!

突然の痛みに「痛っ!」と日本人が叫ぶ時、イタリア人は「ahi! / アイ」と叫びます。人から何かされて「も〜痛いなぁ〜」という時には「アーイー」と延ばして発音することが多いです。

 

8. caspita / カスピタ / おぉ!わぁ!

イタリア語でも、英語同様「wow! / ワオ」という表現をよく使います。ただし、英語から入ってきた新しい言葉なので、若者は使いますが年配の人を含め誰もが使う言葉ではありません。誰もが使う言葉でこの「wow! / ワオ」に相当するのが「caspita / カスピタ」という言葉です。

 

9. oddio / オッディオ / びっくりした

イタリア人が驚いた時にとっさに口から出る言葉がこれ「オッディオ」です。「大嫌い」という単語の「odio / オディオ」と似ているので間違えないように注意してくださいね。

 

10. che sorpresa / ケ ソルプレーザ / (嬉しい)びっくりだよ

何か嬉しい驚きがあった時に使う言葉です。思いも寄らない友人が突然訪ねて来てくれた時、知人が知らないうちにパーティーを計画してくれていた時、サプライズプレゼントをもらった時など、嬉しいびっくりの時は「che sorpresa! / ケ ソルプレーザ!」と言います。「sorpresa / ソルプレーザ」とは「驚き」と言う名詞です。「che / ケ」を文頭につけることで感嘆文になり「びっくり〜嬉しい〜」という気持ちを表現できます。

 

まとめ

いかがでしたか?
イタリア語は日本語のように、女言葉や男言葉のような違いはありませんので、どの言葉も男女区別なく使えます。突然の場面でこれらのフレーズが思わず口から出てくるようになったら、あなたのイタリア語も相当上達した証拠ですね!

最後に、イタリア語のスラングは「イタリア語で絶対に使ってはいけない超危険な単語20選」に詳しくまとめていますので、間違って使わぬよう一読しておくことをおすすめします。

 

イタリア語のOh my god!びっくりした時に使うフレーズ10選!

1. mio dio / ミオ ディオ
なんてことだ

2. mamma mia / マンマ ミーア
なんてことだ

3. incredibile / インクレディービレ
信じられない

4. davvero? / ダッヴェーロ
本当に?

5. non è vero? / ノネ ヴェーロ
うそでしょ?

6. stai scherzando? / スタイ スケルツァンド
冗談でしょ?

7. ahi! / アイ
痛っ!

8. caspita / カスピタ
おぉ!わぁ!

9. oddio / オッディオ
びっくりした

10. che sorpresa / ケ ソルプレーザ
(嬉しい)びっくりだよ

 


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