イタリア人によくある名前を6つのポイントでまとめてみた!

イタリア人の名前はシンプルで呼びやすく、地域によって偏ったり変化したりすることもありません。基本的に男性は-oで、女性は-aで語尾が構成されています。年齢によって流行である名前は変わりますが、いずれも親しみやすく覚えやすい名前が特徴です。またFrancesco(フランチェスコ)やAnnamaria(アンナマリア)など長めの名前では短縮して“ケッコ”や“アンナ”などニックネームで呼び合ったりします。最近では子供に“マイケル”や“シドニー”などの外国語の名前や都市名など付ける傾向も見られヴァラエティーに富んでいます。今回は、イタリア人に頻繁に使用される人気の名前の数々をご紹介します。

 

イタリア人によくある名前を6つのポイントでまとめてみた!

 

1. 若い世代と年配世代でよく使われる名前

年代と共に名前の好みも変わるその違いを若い世代と年配世代それぞれ5つずつ見てみましょう。

【若い世代】
男性名
1.Andrea 2.Luca 3.Marco 4.Francesco 5.Matteo

女性名
1.Giulia 2.Chiara 3.Francesca 4.Federica 5.Sara

【年配世代】
男性名
1.Giovanni 2.Orlando 3.Piero 4.Giorgio 5.Antonio

女性名
1.Assunta 2.Giuseppina 3.Anna 4.Maria 5.Ada

 

2. 語尾変化のみで男女の区別ができる名前

多くのイタリア人の名前は同じ名前の語尾を変えることで(男子は-o、女子は-aで終わる)男女に使えるシンプルで伝統的な名前が頻繁にあります。イタリアに関する本や映画などで登場する聞き覚えがある名前です。

Paolo(パオロ)→ Paola(パオラ)
Carlo(カルロ)→ Carla(カルラ)
Alessandro(アレッサンドロ)→ Alessandra(アレッサンドラ)
Francesco(フランチェスコ)→ Francesca(フランチェスカ)
Giorgio(ジョルジョ)→ Giorgia(ジョルジャ)
Federico(フェデリーコ)→ Federica(フェデリーカ)
Giulio(ジューリオ)→ Giulia(ジューリア)

 

3. イタリア語と英語での同名変化の比較

日本では外国人の名前をありのまま呼びますがイタリア人の多くの名前は他国にも共通しており、同名を国独自の名前の書き方と呼び方をします。

【男性】
イタリア名 → 英語名
Giorgio(ジョルジョ) → George(ジョージ)
Justino(ジュスティーノ) → Justin(ジャスティン)
Riccardo(リッカルド) → Richard(リチャード)
Paolo(パオロ) → Paul(ポール)
Carlo(カルロ) → Charles(チャールズ))

【女性】
イタリア名 → 英語名
Maria(マリア) → Mary (メアリー)
Lucia(ルチア) → Lucy(ルーシー)
Margherita(マルゲリータ) → Margaretto(マーガレット)
Caterina(カテリーナ) → Catherine(キャサリン)
Elisabetta(エリザベッタ) → Elizabeth(エリザベス)

 

4. 2つの名前をコンビネーションしたもの

2つの名前を一つの名前として使用するので長めになり、男女名ともクラシックな響きを持ちます。

【男性名】
Pierluigi(ピエールルイージ)
Pierfrancesco(ピエールフランチェスコ)
Giancarlo(ジャンカルロ)

【女性名】
Mariangela(マリアンジェラ)
Annamaria(アンナマリア)
Rosanna(ロザンナ)

 

5. モダンな外国名のブーム

イタリア人の典型的な名前とは少し離れた感覚で使われる外国名ですが、主にテレビのスターやサッカー選手などの影響によって用いられる場合が多いようです。男性名ではJames, Thomas, Alex, Christian, Samuel, Emanuel, Michael, そして女性名ではDeborah, Sofia, Katia, Erika, Alexia など人気です。

 

6. VIPの赤ちゃんはスーパーネームがお決まり!?

イタリアの有名人はやっぱり子供にもワンランク上の名前をつける傾向があります。特に大富豪のカップルに生まれた子供は特別な名前を持っています。サッカー選手のトッティの長女の名前はトップブランドのChanelと大胆に称しハイクラスなイメージをオープンに語っています。大企業家ブリアトーレの長男Falco(鷹)、美人女優モニカ・ベルッチの娘Deva(デーヴァ)、フィアトの創業者アニェッリの曾孫はLeone(ライオン)、Oceano(大洋)など興味深い名前がラインアップしています。名前は逸品でも親の七光りはならない!?

 

まとめ

いかがでしたか?
イタリア人の名前で大切なポイントは、誰にでも覚えやすく、呼びやすいことが理想であるという点です。近年イタリアには多くの移民の増加によりさらに様々な名前に出会うようになりました。イタリア人の名前は発音がしやすく、馴染みやすい名前が多いので、あなたも気に入った名前があれば是非チェックしてみてください。お店の名前に使ってみたり、子供の名前に使ってみたりして、国際色豊かなセンスを取り入れていきましょう。

 

イタリア人によくある名前を6つのポイントでまとめてみた!

1. 若い世代と年配世代でよく使われる名前
2. 語尾変化のみで男女の区別ができる名前
3. イタリア語と英語での同名変化の比較
4. 2つの名前をコンビネーションしたもの
5. モダンな外国名のブーム
6. VIPの赤ちゃんはスーパーネームがお決まり!?


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