リトアニアのようなヨーロッパの小国においてもクレジットカードは普及してきていますが、田舎ではまだまだキャッシュしか使えないというのが現状です。そこで今回は、リトアニアのクレジットカード事情についてご紹介します。
日本人の中には「安全ではない」「盗難に遭ったら困る」といった理由から、海外でクレジットカードを利用しない人はまだまだいますよね。今回は、比較的治安が良いとされる首都ヴィリニュスにおいて、クレジットカードの利用は控えるべきか、逆に使った方がメリットがあるかなどをに触れながら、現地の情報を詳しくお伝えいたします。
リトアニアのクレジットカード事情!使えない場所など7つの注意事項!
1. リトアニアはクレジットカードが広く普及した国!
リトアニアは、クレジットカードの導入が早かった国で、デビッドカードやクレジットカードの普及率はとても高いです。首都ヴィリニュス、第二の大都市カウナスのお店では、小さな個人経営のお店であってもクレジットカードやデビッドカードが使えることが多いです。
大手のチェーンレストランや大き目のスーパー、ショッピングモールなどはセキュリティーシステムも万全なので、安心してクレジットカードでお買い物を楽しめます。
なお、リトアニアの電子マネーについては以下の記事で解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
2. クレジットカードを持つならばVISAかMASTER!
リトアニアで使えるクレジットカードと言えば「VISA」か「MASTER」です。最もポピュラーなこの2社のカードを持っていれば安心です。クレジットカードの利用がOKなお店であれば、VISA、MASTERはまず間違いなく使うことができます。
逆にリトアニアで使えないクレジットカードというのは「JCB」「AMEX」です。双方とも利用手数料が高いという理由から避けられる傾向にあり、取り扱っていない店舗の方が多いので注意しましょう。リトアニアを旅行する際には、VISAかMASTERを携帯するようにしましょう。
3. クレジットカード利用に必要になってくるのはサインではない?!
日本では、クレジットカード決済の際に署名(サイン)を求められることが多々ありますが、これは世界的に見ても稀です。やはり、サインは偽造しやすいという特性から、信ぴょう性に欠けるものという認識が広まりつつあるのです。リトアニアにおいてもこの考え方は同じで、クレジット決済の際にサインの代わりに暗証番号が求められます。
日本では、暗証番号を求められても忘れてしまった場合、サインで対応してもらえますが、リトアニアにおいては暗証番号が全てです。リトアニアに旅行する前には、自分のクレジットカードの暗証番号を確認しておきましょう。万が一忘れてしまった場合は、早急にクレジットカード会社に連絡してみましょう。
4. クレジットカードが普及していても現金も必要!
リトアニアはクレジットカードが普及している国ではありますが、全てをクレジットカードで解決出来るというわけではないので、キャッシュが必要になってくることもあります。
仮に日本でキャッシュを揃えてこなかったとしても、首都ヴィリニュスには沢山のATMがあるので、すぐに現金を引き出すことができます。ほとんどのATMが国際クレジットカードを取り扱っているので安心でもあります。
取引の際に注意したいのは通貨です。取引通貨は迷わず現地の通貨(ユーロ)を選びましょう。日本円を選択してしまった場合、DCC (Dynamic Currency Conversion / ダイナミック カレンシー コンバージョン)という仕組みによって手数料が上乗せされ、結果として利用者が数パーセント損することになります。
5. 小さいお店ではクレジットカードの最低利用金額が設けられている?!
大都市においても、小さなお店の場合、クレジットカードの最低利用金額が設けられていることがあります。本来であれば、これは加盟店契約違反に当たる行為なのですが、まだまだこういったお店があるのが現状です。
ですので、お店でカードを利用する際少しでも違和感を覚えることがあれば、購入する前に確認してみましょう。トラブルに巻き込まれたくないのであれば、現金で買い物するのが賢いと言えるのでしょう。
6. 田舎はキャッシュが当たり前
大都市ヴィリニュスやカウナウから離れた自然豊かな町、村に遊びに行く際には必ずキャッシュを持参しましょう。クレジットカードが使えるところはまずありません。
田舎で買い物なんてしないだろうと思っていても、田舎ならではの心温まる手作り品、特産品など素敵な品を見て、予想以上の買い物をしてしまったという話は珍しくありません。食事のこともあるので、必ず現金は持って行きましょう。
なお、リトアニアのおすすめお土産については以下をぜひチェックしてみてください。きっとあなたが気にいるお土産が見つかりますよ!
7. タクシーの支払いは現金がおすすめ!
大手のタクシー会社(Martono Taksi、Romerta、Ekipazas)であれば、まず間違いなくクレジットカード支払いができます。しかし、手数料がかかってくるため、タクシー運転手としてはカードを使ってほしくないというのが本音のようです。そのため、自らの決定でクレジットカード利用を廃しているタクシーも多く見られます。
個人タクシーにおいては、基本的にクレジットカード利用はできません。タクシーに乗る際には現金払いと前もって用意しておくか、乗る前にクレジットカード利用が可能かどうかを確認する必要があります。
ただし、先にも述べたように、カード手数料は運転手側にかかってくるため、その赤字を相殺するためにあえて手数料分を運賃料金に加算してくる運転手もいるということは覚えておいた方が良いでしょう。トラブルには巻き込まれたくない、余計なお金は払いたくないというのであれば、やはりタクシーに乗る時だけはキャッシュにしようと決めて、旅に出ることをお勧めします。
まとめ
いかがでしたか?
クレジットカードが普及しているというのは、万が一の時に安心できますね。リトアニアに旅行に行かれるという方は、VISA もしくは MASTER のカードとキャッシュを携えて、快適な旅にお出かけください!
リトアニアのクレジットカード事情!使えない場所など7つの注意事項!
1. リトアニアはクレジットカードが広く普及した国!
2. クレジットカードを持つならばVISAかMASTER!
3. クレジットカード利用に必要になってくるのはサインではない?!
4. クレジットカードが普及していても現金も必要!
5. 小さいお店ではクレジットカードの最低利用金額が設けられている?!
6. 田舎はキャッシュが当たり前
7. タクシーの支払いは現金がおすすめ!