日本ではICカード、電子マネーの存在は当たり前となっていますが、日本から遠く離れたリトアニアの地ではどんな電子マネーが流行っているのか気になると思います。
電子マネーの良いところはやはりキャッシュを持ち歩かなくて良いというところで、特にキャッシュが狙われやすい海外では電子マネーを多用していきたいと思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はリトアニアの電子マネー情報について、リトアニア旅行にも役立つ情報も含めてお伝えしていきます。是非お役立てください。
リトアニアの電子マネー事情!旅行前に知るべき7つのおすすめ情報!
1. リトアニアでは電子マネーが利用されていない?!
日本をはじめ、アジア圏の国では電子マネーは大変普及しており、生活の一部として無くてはならないものとなっていますが、ヨーロッパの国々ではそれほど電子マネーは普及していません。それはリトアニアも同じです。
リトアニアで唯一用いられている電子マネーというと公衆電話用の電子マネー、交通機関で使える電子マネーだけなのです。電子マネーがあまり発展していない分、デビッドカードやクレジットカードの利用率がとても高いです。
2. 電子マネーが普及していないのはデビッドカードの存在が大きいから?
リトアニアで電子マネーが普及していない理由の一つにデビッドカードの存在が挙げられます。日本ではクレジットカードやICカードに比べると存在感が薄いデビッドカードですが、リトアニアではソ連の時代から広く用いられていたといいます。
こうしたデビッドカードとの長い付き合いがあるため、リトアニアの主要都市におけるホテル、レストラン、スーパーの9割以上でデビッドカードを用いることが出来るのです。
ちなみにリトアニアのデビッドカード、クレジットカードは共にICチップを利用したものになっています。しかし「ICチップが埋め込まれている=ICカード」という感覚はあまりなく、あくまでもデビッドカード、クレジットカードとして多用するのがリトアニアの特徴とも言えます。
なお、レストランで使えるリトアニア語フレーズを以下にまとめました。旅行前にぜひチェックしてみてください。
3. 電子化に追い付けないのも電子マネーが普及しない理由
電子マネーを普及させるためには、店側やホテル側にも電子マネーに対応するシステムを構築する必要があるのですが、リトアニアではそのシステムの構築が全く追いついていないという実情があります。
クレジットカードにICチップが搭載されていてもICチップを読み取れないのでは全く意味がないのですが、最近ようやくタッチだけでお金を支払うことが出来るシステムが導入されてきました。
しかし、電子マネーに関する法規制もまだまだ整備されていないためか、クレジットカードを使ってタッチしてお金を払う場合の上限金額はたったの10ユーロ(日本円で約1200円)だったのです!
現在は上限は25ユーロ(約3200円)まで引き上げられましたが、それでもまだまだIC化には程遠いと言えるでしょう。
4. リトアニアを旅行するならばクレジットカードは必携
これまでも述べてきたように、リトアニアではICカードや電子マネーはほとんど普及していません。
それに代わるものとして多用されているのがクレジットカードやデビッドカードです。クレジットカードであれば、VISAやMASTERCARDはどこのお店でもほぼ確実に使うことが出来ます。
クレジットカードを持っていれば、お金が足りなくてユーロを下したり、日本円をユーロに両替したりといった手間暇も省くことが出来るので、リトアニアに旅行するのであれば一枚クレジットカードを持って行くことをおすすめします。
5. 携帯するクレジットカードはJCBでも大丈夫?
リトアニア旅行にクレジットカードは必携だという話をしましたが、全てのクレジットカードに対応しているというわけではありません。
先にも述べてように、VISAやMASTERCARDは大抵の場所で利用可能ですが、JCBやAMEXに対応しているところは少ないです。ですので、クレジットカードを持っていくのであれば、VISAもしくはMASTERCARDから選んで持っていくようにして下さい。
なお、海外で役立つクレジットカードを以下にまとめていますので、こちらもぜひ一読してみてください。
6. 大都市以外でもクレジットカードは使える?
リトアニアの首都ヴィリニュスやカウナスではクレジットカードが使えることが当たり前というぐらい、クレジットカードでの支払いが一般化しています。大抵のお店、レストラン、カフェ、バー、ホテルでクレジットカードを使えることが出来るので安心して下さい。
しかし、田舎の方ではまだまだクレジットカードが使用できないところが多いので、現金の用意も忘れてはいけません。特に田舎の方にあるハンドメイドのお店では現金のみでしか支払いが出来ないケースが目立ちます。
もし、首都ヴィリニュス以外の場所にも足を伸ばしてみようかなと考えているのであれば、ユーロの用意も忘れずにしておきましょう。
7. これがあるとヴィリニュス観光がとってもスムーズ!
電子マネーでもないのですが、「 Vilnius City Card / ヴィリニュス シティカード」というヴィリニュスの観光に特化したカードがあります。このカードを持っていれば、1日もしくは2日間公共交通機関が乗り放題、更にレストランや美術館で割引もしてもらえます。
また、色々なバージョンがあり、お値段も20ユーロのものから45ユーロのもの(2600円から5700円ぐらい)まであります。自分のニーズに合わせて購入しておくと本当に便利です。
ちなみに購入場所はオンラインまたは観光情報センターになります。
まとめ
いかがでしたか?
リトアニアではまだまだ電子マネーが普及していないということはよく分かって頂けたかと思います。リトアニアを旅する際に必携なのはVISAかMASTERCARD(クレジットカード)、そしてキャッシュです。
ヴィリニュスを旅する際には「ヴィリニュス・シティ・カード」のご購入もお忘れなく!リトアニア旅行を満喫してくださいね!
リトアニアの電子マネー事情!旅行前に知るべき7つのおすすめ情報!
1. リトアニアでは電子マネーが利用されていない?!
2. 電子マネーが普及していないのはデビッドカードの存在が大きいから?
3. 電子化に追い付けないのも電子マネーが普及しない理由
4. リトアニアを旅行するならばクレジットカードは必携
5. 携帯するクレジットカードはJCBでも大丈夫?
6. 大都市以外でもクレジットカードは使える?
7. これがあるとヴィリニュス観光がとってもスムーズ!