リトアニア人男性と結婚した人に聞く!結婚前に確認すべき6つの事とは?

国際結婚は、どこの国の相手であろうと、お互いの文化の違い、お互いの宗教観の違い、生活感の違いなどから衝突が起きやすく、難しい面があるということはよく指摘されることですね。しかし、お互いの文化や生活を知ることは面白いことでもあります。それまで知らなかった、その国の新たな一面、更にはパートナーの素敵な一面を垣間見ることができるのです。

リトアニアという国名を聞いて頭に思い浮かぶことはなんでしょう?主人の出身国を尋ねられ、「リトアニアです」と回答した時の多くの方の反応は、「リトアニア?どこですか?」というものです。日本の世界史の教科書でも滅多に出てこない国なので、知らない人が多いのは無理ないのかもしれません。しかし、結婚相手にリトアニア人を選ぶのであれば、「リトアニアってどんな国かよく分からない」では困るのです。リトアニアの歴史をしっかり把握して、相手が育ってきた環境をしっかり理解してあげることはパートナーとして当然のことです

ところで、リトアニアはカトリック教国であり、結婚の儀においても宗教色はかなりはっきり反映されています。今回は、そうしたリトアニアの文化や宗教などについても触れながら、リトアニア人男性と結婚する上で知っておくべきことについてまとめてみました。

 

リトアニア人男性と結婚した人に聞く!結婚前に確認すべき6つの事とは?

 

1. 結婚前に確認すべきは、お互いの宗教!

リトアニア人の大半がカトリック教徒なので、相手のリトアニア人男性がカトリック教徒ということは大いにあり得ます。問題は、その真剣度合です。

リトアニア人の中でも非常に熱心なカトリック教徒で日曜日のミサが欠かせないという人と結婚する場合、パートナーである日本人女性が他宗教ですとなかなか大変です。リトアニアの教会で式を挙げるとなれば、由緒正しき方法に則ってやる場合、女性はまず洗礼を受ける必要があります。そして、教会に日参して日々キリスト教の教えを学び、教会からゴーサインが出れば(カトリック教徒と認められれば)、やっと式を挙げることができます。

しかし、一旦カトリックになってしまえば、当然日本のお墓に入ることはできません。信仰心が薄い日本人にとって、どっちの宗教でも変わりないという意識もあるかもしれませんが、既にお墓がある方や将来お寺さんにお世話になるつもりでいる方は安易な改宗をしてはいけません。結婚を前提にリトアニア人男性とお付き合いしているのであれば、お互いの宗教の妥協点を早めに探っておくことが肝心です。

なお、リトアニア人のキリスト教の深さがわかるイベントの1つがイースターです。現地のイースター事情について以下の記事にまとめましたのでぜひ合わせて読んでみてください。

リトアニアのイースター特集!現地在住者に聞く7つのおもしろ特徴!
日本ではあまり馴染のないイースターですが、伝統的なカトリックの国であるリトアニアでは盛大にイースターをお祝いします。イエス・キリストの復活をどんな方法でお祝いするのか、リトアニアならではのイースターの伝統はあるのかなど、リトアニアのイースターについて、イースターイベントも含めて詳しくお伝えしていきます。

 

2. 結婚前に確認すべきは、お互いの結婚観!

フランスでは、近年パックスによるカップルが増えています。パックスは結婚とはまた違う、一種の契約のようなものですが、恋人同士よりも繋がりが強く、それでいて結婚よりは軽い(離婚もない)ことから若手世代に人気が出ています。

リトアニアではパックスのような契約はありませんが、これに似た考え方を持った人は非常に多いです。やはり、カトリック色の強い国だけあって、結婚という神聖な儀に対する畏敬の念には凄まじいものがあります。まして、離婚しようものなら大変です!そのリスク回避ということもあるのか、結婚せずに子供をもうけて、気楽に家族を楽しむ人が増えています。主人の親戚も9割がお気楽家族で、入籍していません。

日本では籍を入れて子供をもうけることが当たり前となっているので、その家族観についても早めに話し合いの場を設けておくことをお勧めします。

 

3. リトアニア人は男性よりも女性の方が強い?!

日本人に比べ、外国人は曖昧言葉を嫌い、ストレートに物を言ってくるという印象がまかり通っていますが、リトアニア人においては必ずしもそうではないように思います。

基本的にリトアニア人男性は優しいです。滅多に喧嘩になることもなく、至って温厚です。主人に至っては日本人以上に曖昧言葉で誤魔化す始末です。しかし、このリトアニア人男性の優しさに骨抜きにされ、リトアニア人は皆優しいんだと思っていると痛い目に遭います。

リトアニアの女性のストレート過ぎる物言いには正直びっくりするでしょう。男性以上に積極的で、色々な物事に対して熱意を見せ、話し始めたら、我先にと話の奪い合い!これをリトアニア人男性は微笑んで静観しているだけなのです。リトアニア人男性の女性兄弟、母親に気に入られたいのであれば、猛烈に自分をアピールしていきましょう!

 

4. 結婚式はどの国で挙げるか予め相談を!

リトアニア人男性からプロポーズされて、結婚まで秒読みとなったなら、どの国で、どんなスタイルで結婚式を挙げるかを検討すべきでしょう。日本のスタイルで写真だけでも撮りたいという日本人女性は多いですが、相手が着物を着ても良いと言ってくれるかどうかは分かりません。

リトアニアで挙式するのであれば、親族を呼ぶのに掛かる費用をどうするのか、泊まる場所はどうするのかなどの問題も出てきます。日本で日本人カップルが式を挙げるのも大変ですが、国際結婚の場合は大変さの規模も変わってくるということは頭に入れておきましょう。早め早めに行動して、一生に一度の素敵な式を挙げられるよう準備しましょう!

 

5. 結婚後の姓はどうするの?

リトアニア人の姓は、男性、女性で異なり、さらに女性は既婚と未婚で異なります。結婚後、リトアニアに住む場合はリトアニア人と同様に結婚相手の姓の女性版を用いれば良いでしょう。しかし、日本で暮らす場合は、夫の姓をそのまま使った方が周りは混乱しません。

あまりに複雑でよく分からないということであれば、職場や学校などでは旧姓を名乗っても問題ないでしょう。しかし、旧姓を名乗るか否かを決める際には夫の許可も得るようにして下さいね。

 

6. 結婚式のやり方についても話し合いを!

日本の結婚式は、披露宴の後に二次会パーティーをするというのが最近のパターンとなっています。しかし、リトアニアにはそのしきたりはありません。もし日本で結婚式をと考えているのであれば、二次会パーティーをやるか否かしっかりお互いの意見を交換すべきでしょう。

日本の教会で式を挙げる場合は、宗教を意識するリトアニア人に教会選定を任せておいた方が無難です。「あの時、あんな変な教会で式を挙げたから」と後々嫌味を言われてはたまりません。日本で教会婚を望む場合は、恐らくリトアニア人男性は伝統のある由緒正しき教会を選びますので、女性は外観の美しい教会や新しいお洒落な教会は諦めなくてはいけないかもしれません。

 

まとめ

いかがでしたか?
異国の地の人と結婚するのは大変ですが、特に宗教の違いが絡んでくると本当に大変です!結婚が視野に入ったお付き合いであれば、少しずつお互いがどんな結婚生活を望んでいるのか、どんな結婚式を望んでいるのか探りを入れてみるのも大切ですよ!

最後に、リトアニア語で愛を伝えるフレーズをまとめた以下の記事をご紹介します。リトアニア人と素敵な歩んでいけることをお祈りしています。

リトアニア語で愛してる!そのまま使える15フレーズ!
「愛してる」という言葉を母国語で伝えられる時に感じる喜び。それは万国共通で、リトアニア語というマイナーな言葉を不器用に使いながら伝えられる「愛してる」の気持ちは、リトアニア人の心を動かします。そこで今回は、もっともスタンダードな言い方からリトアニア人しか使わないような言い回しまで、15フレーズ厳選してご紹介します

 

リトアニア人男性と結婚した人に聞く!結婚前に確認すべき6つの事とは?

1. 結婚前に確認すべきは、お互いの宗教!

2. 結婚前に確認すべきは、お互いの結婚観!

3. リトアニア人は男性よりも女性の方が強い?!

4. 結婚式はどの国で挙げるか予め相談を!

5. 結婚後の姓はどうするの?

6. 結婚式のやり方についても話し合いを!

 

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