ミャンマーのお笑い芸人って?在住者に聞く6つのおもしろ事情!

ミャンマーのお笑いは日本とだいぶ印象が違います。イベントなどでステージコントをしたり、番組の1コーナーでお笑いステージを見ることも。そして近年は日本のお笑い芸人が実際に現地に住んでお笑いの普及を目指す取り組みもあります。

そこで今回は、現地在住の筆者がミャンマーのお笑いの現状と未来についてご紹介します。

 

ミャンマーのお笑い芸人って?在住者に聞く6つのおもしろ事情!

 

1. ミャンマーにお笑い文化はあるの?

ミャンマーのお笑いは、日本で言う「ステージコント」が多い印象です。お笑い芸人というジャンルもありますが、その地位を確立している人は少なく、映画やドラマでコメディータッチのものを放映して俳優が演じるのが日本でいう「お笑い」に近い印象です。

ミャンマーではテレビ局もまだまだ少なく、自主製作している番組が少ないので、ミャンマーの貴重な娯楽の1つである「映画」や、大きなお祭りでの「イベント」でお笑いを取り上げることが多いかもしれません。これからはどんどんエンターテイメントも発展していくので、様々な文化を取り入れながら、ミャンマーのお笑い文化を確立していくのではないかと予想されます。

なお、ミャンマーでは信仰している宗教や応援している政治家などがそれぞれ違うため、これらをネタにするコントはタブーです。ミャンマーで支持されているネタは日本の昔のステージコントのような笑いを受け入れる人が多いようです。

ミャンマーのテレビ事情については以下の記事で特集していますので、こちらも合わせて読んでみてください。

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ミャンマーでは外国人はケーブルテレビを利用して自国の人気テレビ番組を見ることが多いです。ではミャンマーの人々が見るテレビ番組はいったいどんなものが人気があるのでしょうか。今回は、現地在住の筆者がミャンマーのテレビ番組事情とミャンマーの人気番組についてご紹介します

 

2. ミャンマーと日本のお笑い文化の違い

ミャンマーでは娯楽が少なく、テレビも海外の番組を放送することも少なくありません。お笑いはまだまだ発展途上ですが、みんなお笑いは好きで、イベントなどでステージコントなどがあると人だかりができることもあります。芸能人と言えば映画に出る人やミュージシャンが多く、お笑い専門という芸人は少ないかもしれません。

また、映画館でもコメディー映画は常に放映している印象です。かっこいい俳優や綺麗な女優さんが演じる笑いは、ミャンマー人には大好評です。

なお、笑いのツボは単純なものが多いです。日本人も少しミャンマー語を理解することができれば、ミャンマー人と一緒に楽しむことができます。

 

3. ミャンマーのお笑い発信元は?

ミャンマーでは大きなお祭りが何度もあります。それらのステージで生コントを披露し、それを撮影したものがミャンマーのローカルテレビで放映するパターンが多いです。

最近はミャンマーでもインターネットが普及し、フェイスブックなどのSNSを使う人も増えてきたので、テレビ番組などの情報を発信している人も増えてきました。娯楽で「お笑い」番組を見るという文化が少しずつ浸透している印象です。

 

4. ミャンマーの映画はコメディーの宝庫

ミャンマーでは昔から映画が娯楽の重要的な地位を占めています。映画は海外のものやシリアスなものもありますが、コメディー映画が大好評です。ミャンマーの映画の公開は短いものは1週間ということも。日本で言うテレビのように映画館で番組をみるというイメージです。

また、コメディー映画に出てくる俳優は普段はクールな人でも笑いを追求してミャンマー人を面白おかしくさせています。ミャンマーでは、どんなに演技力があり、才能があっても、親を敬い、寺院に寄付したり施しをするような私生活も総合的に人気に影響してくるようです。

 

5. ミャンマーと日本との懸け橋になれるか?日本のお笑い芸人進出!

日本の吉本興業がアジアの各地に芸人を派遣し、「住みます芸人」としてお笑い文化を普及する事業をしています。ミャンマーにも2018年から芸人が実際にミャンマーに住んで、ミャンマー語を勉強しながらテレビで企画を披露したり、イベントでネタを披露しています。

「お笑い」文化を少しでも浸透してもらえるよう、日本の企業が力を入れているので、ミャンマーのテレビ局に協力してもらいながら、少しずつミャンマー人にも通じる新しいお笑い文化が生まれそうな予感です。

 

6. 現地のイベントやテレビで少しずつお笑い普及中

「住みます芸人」のメンバーは地元のイベントやテレビ番組に出演して、少しずつお笑い文化を理解してもらおうと奮闘中です。

番組としては、ミャンマー語を1から勉強して、ミャンマーに住んでいる日本人ではなく、ミャンマー人に理解してもらえるよう試行錯誤するといった内容です。場所が変わればお笑いの文化も様々ということを考えさせられます。

ミャンマーは今海外の文化がどんどん入ってきている状態なので、日本のお笑い文化が少しでも受け入れられるといいですね。彼らの活躍がミャンマーのお笑い文化の将来を担っているかもしれません。

 

まとめ

いかがでしたか?
ミャンマーのお笑い事情についてご紹介しました。まだ成長過程のミャンマーのお笑いの世界。少しずつ外の文化を取り入れながら独自に発展して、娯楽の1つになってくれるといいですね。

また、単純な笑いが多いミャンマーのお笑いなので、ミャンマー語緒が分からない日本人が見ても、比較的理解できることが多いです。あなたもミャンマーのお笑いジャンルに足を踏み入れてはいかがですか?

なお、映画館ではバラエティー映画も数多く放映されているので、入口のポスターなどを見て選ぶというのも1つです。DVDも販売されているので比較的入りやすいジャンルです。お笑いを通してミャンマー人との交流がさらにレベルアップできるようになるといいですね。

 

ミャンマーのお笑い芸人って?在住者に聞く6つのおもしろ事情!

1. ミャンマーにお笑い文化はあるの?

2. ミャンマーと日本のお笑い文化の違い

3. ミャンマーのお笑い発信元は?

4. ミャンマーの映画はコメディーの宝庫

5. ミャンマーと日本との懸け橋になれるか?日本のお笑い芸人進出!

6. 現地のイベントやテレビで少しずつお笑い普及中

 

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