あなたはミャンマーのお金を見たことはありますか?また、他の国と同じように日本円で両替できるところがあるはずと思っていませんか?ミャンマーへ行く時はお金周りを事前にしっかり準備しておかなければ後で後悔することが多々あります。
そこで今回はミャンマーの通貨の種類や両替事情などをお伝えします。旅行などでミャンマーへ行く時に注意すべき点などまとめてありますのでぜひご覧ください。
ミャンマー通貨や両替事情を徹底調査!旅行前に知りたい6つのポイント!
1. ミャンマーのお金は全て紙幣!その種類とは?
ミャンマーのお金の特徴を一言で言えば「全て紙幣」ということです。もちろん小額紙幣も全てです。
ミャンマーの紙幣は「チャット(KS)」です、現在流通している紙幣は50チャット、100チャット、200チャット、500チャット、1000チャット、5000チャット、10000チャットです。日本の財布にミャンマーのお金を入れると大抵は溢れてしまいます。ミャンマーに行く時は財布は使わないものでいいので1つ多めに持って行くと良いでしょう。お土産屋さんにも財布は売っていますので、足りなくなればお土産だと思って買うのも1つです。
ミャンマーは未だ現金主義の国です。銀行もようやく信頼するようになりましたが、かつては政権が変われば今の紙幣も紙切れに変わってしまうといったことが過去にあったそうで、お金を価値の変動が少ない金に変える人も少なくなかったようです。ミャンマーの銀行にはバッグヤードに大量の現金が積まれています。それを盗み出す人がいないというだけで治安の良さを感じますが、日本とは紙幣の価値観がかなり違います。
2. 紙幣はボロボロで使えるか迷ってしまうことも
ミャンマーの紙幣は高額になればなるほど比較的綺麗です。小額紙幣は市場などローカルな場所でやり取りされることが多く、ボロボロなことも。人によっては財布に入れるのも戸惑ってしまうくらいです。ミャンマーではおつりがボロボロで嫌な時は変えてもらえます。変えることは遠慮しなくても大丈夫です。
また、買い物中にレジに小額紙幣がない時はティッシュや飴をもらうこともあります。日本では考えられませんが、ミャンマーでは当たり前の光景です。外国人が行くレストランやスーパーなどはクレジットカードが使えるところも増えましたが、地方に行けば行くほど現金が重要になってきます。
3. ミャンマー人のきれいな紙幣の使い道は
ミャンマーは世界で有名な寄付大国です。お坊さんやお寺などお布施をすることが当たり前にあります。お布施をする時はあまり汚いお金は出しません。きれいな紙幣を取っておいて道端でお坊さんが通りかかると寄付することもあります。
お祭りなどでお坊さんに寄付をするお祭りがありますが、その時もきれいなお札を大きなパネルに張り付けて寄付します。ミャンマーで唯一きれいなお札を使いたい時だそうです。もし、道のお坊さんに寄付をしたい時は、きれいなお札でするようにするといいでしょう。
4. ミャンマーでは日本円の両替は正式な許可はまだ
東南アジアは独自の通貨を持つ国が多くあります。日本円を持って行っても両替を対応してくれる国は多くありますが、ミャンマーは事情が少し違います。ミャンマーでは日本円の両替は正式に許可されていません。ですから旅行の時には日本円だけ持って行くのはあまりお勧めできません。
まず、ミャンマーで両替したい時には日本で米ドルに替えてから行きます。米ドルに替える時はなるべく新札を用意して下さい。ミャンマーの両替所では新札かそうでないかによって両替のレートが変わることもあります。また、100ドル札がレートがよく、小額紙幣になればなるほどレートが悪くなる傾向があります。
ミャンマーではまだクレジットカードが使えるところが少なく、現金を用意しておきたいところです。クレジットカードでの海外でのキャッシング枠があればミャンマーにあるATMでおろすことができます。どちらにしてもしっかり準備しましょう。
5. ミャンマーの両替所は
ミャンマーにはいくつか両替所があります。空港にもありますしショッピングモールやスーパーにもあります。用途に応じて使い分けるのがおすすめです。空港では他の国でもそうですがレートが良くないことがあります。最低限の両替におさえておくといいでしょう。
外国人が立ち寄るスーパーには両替所があります。レートは場所と日によって差がありますので、いつどこで両替したのかしっかりメモしておくと安心です。ミャンマーでは紙幣しかありませんので、お札を数える機械で両替されたミャンマー紙幣をカウントすることがほとんどです。大手のスーパーなどはあまりありませんが、数え間違え等ないようしっかり確認しましょう。
また、ローカルの市場やレストランに行く時は5000チャットより下の紙幣を多く使用します。両替する紙幣の種類も確認するのと安心です。
6. 今後は日本円で両替できる許可に期待
ミャンマーでは日本人に対して期間限定ではありますがビザを緩和して観光客を呼び込む取り組みを行っています。日本円から両替できない不便さはありますが、今後緩和されていくのではないかと期待しています。それまでは両替するまでの準備が特に重要です。
ミャンマーのお札は汚れているのに、米ドルも同じだと両替できない現実はなかなか変化が見られません。東南アジアの国々では事情が異なりますが、ミャンマーに行く場合は現金はある程度持ち込んだ方が無難です。
また、日本で米ドルを両替する時にも注意が必要です。新札を用意してもらい、紙幣に穴が開いていないか、折れはないかなど事前にチェックしておくと、ミャンマーに行っても両替できないというトラブルは少ないはずです。
まとめ
筆者もミャンマーにいる時と同じように、日本でもお札が折れ曲がっていたり穴が開いているものがあると「受け取ってもらえるか心配だ」と錯覚するくらいお札について神経を使うようになってしまいました。ミャンマーでは特に銀行で両替するととても厳しくチェックされます。
銀行がレートが良いわけではないので、事前にインターネットでレートを確認したり、いくつか店舗を回ってレートが良いところを見極めたりすることが大切です。
ミャンマー通貨や両替事情を徹底調査!旅行前に知りたい6つのポイント!
1. ミャンマーのお金は全て紙幣!その種類とは?
2. 紙幣はボロボロで使えるか迷ってしまうことも
3. ミャンマー人のきれいな紙幣の使い道は
4. ミャンマーでは日本円の両替は正式な許可はまだ
5. ミャンマーの両替所は
6. 今後は日本円で両替できる許可に期待