挨拶の基本である「さようなら」ですが、シチュエーションに合わせて使い分けることができるフレーズですね。ミャンマー語にも目上の人に使う言葉や友人同士の会話で使える言葉、子どもに対して使う言葉などがあります。そこで今回は、上手に「さようなら」を使うことができるように、さまざまな場面を想定してご紹介します。
マスターすればミャンマー人との距離もさらに縮まりますし、お互いの理解も深まりますよ!
ミャンマー語でさようならを言う時の便利フレーズ14選!
1. ခွင့်ပြုပါဦး / クインピューバーオウン / (丁寧に)さようなら
元々は日本語で言う「すみません」のような意味ですが、目上の人やフォーマルな席などで挨拶をする時に使うとよいでしょう。ガイドブックにも「さようなら」では一番載っている言葉です。初対面の人などに挨拶する時にも有効でしょう。
2. သွားတော့မယ် / トアドーメー / (親しい人に)じゃあ行きますね!
家族や友人などと別れる時に使うポピュラーな表現です。元々 သွား / トア は「行く」という動詞で、「行ってきます」というような意味になります。ミャンマーでは1度会った人とはわりと気軽に話しかけてきますので、友人というような間柄ではなくても積極的に使っても問題ありません。
3. သွားတော့မယ်နော် / トアドーメーノー / (親しい人に) じゃあね!
前述した「トアドーメー」の語尾に「ノー」をつけるだけで、より親しみを込めて言うことができます。今回の表現だけではなく語尾に「ノー」を付ける表現は、日本語で言う「~だよね」のようなニュアンスになります。よりミャンマー語を理解している表現です。
4. သွားပါဦးမယ် / トアバーオウンメー / (より丁寧に)さようなら
こちらの ဦ / オウン という文字がつくと、役割を果たしています。目上の人と別れの挨拶をする時によく使います。
5. တာ့တာ / タッター / (主に子どもに使う) バイバイ
ミャンマーで小さい子どもに「バイバイ」という時必ず使う表現です。ミャンマーでは子供が大好きな人が多く、「タッター」と言いながら手を振る大人達をよく見かけます。最近では小さい子どもだけではなく親しい人たちの挨拶で使われることもあります。とても有名な言葉なのでぜひ覚えて使ってみて下さい。
6. ကဲကဲသွားမယ်နော် / ケケトアメーノー / そろそろ行きます
この ကဲကဲ / ケケ というのは「それでは」または「もうそろそろ」のような意味になります。時間になってしまって別れなければならない時、後ろ髪引かれる思いだけれど別れなければならない時に使います。
7. မနက်ဖြန်မှာတေ့မယ် / マネッピャンマートゥエメー / (明日も会う人に対して) 明日また会いましょう
毎日会うような友人や知り合いなどと別れの挨拶をする時によく使う表現です。この မနက်ဖြန် / マネッピャン というのは「明日」という意味です。この部分が နောက်တစ်ခါ / ナウタカ に置き換えると「今度会いましょう」という表現になります。
8. တာဘဲနော် / ダーベーノー / (電話で) さようなら
ミャンマー語で電話を使うシーンがあればぜひ覚えてほしい表現です。ミャンマーでは日本語で言う「もしもし」は英語の「Hello」を使うのです。筆者は東南アジア各国で電話を使う機会があるのですが、英語が母国語ではない国でもなぜか電話の時だけは「Hello」であることが多いのです。ミャンマー語はさらに電話を切る時にもこのような決まった表現があります。ミャンマー人が電話をかけている機会に遭遇したらよく聞いてみて下さい。
9. အရင်သွားခွင်ပြုပါဦး / アイントァクインピューバーオウン / お先に失礼します
ミャンマーでは日本人のように「お先に失礼します」といってその場を去るというような習慣はありませんが、あえて言うならこの表現です。
10. ပင်ပန်းသွားပါ / ピンパントァバー / お疲れ様です
こちらの表現もあまりミャンマー人の発想にはない表現ですが、疲れている人に対して別れ際に一言声をかけるのであれば使えるフレーズです。
11. ဟိုင်ဟိုင် / バイバイ / さようなら
ミャンマーでもインターネットが普及し、英語も簡単な単語は理解し書くこともできます。ですから「バイバイ」と言っても通じます。最近では英語の文字をミャンマー語に書き換えていることも多く、辞書にも載っていないのでミャンマー語の勉強をする時は英語の表現に注意が必要です。
12. နောက်တစ်ခါလာခဲမယ်နော် / ナウタカラーゲーメーノー / (お店の人に対して) また来るからね!
レストランや買い物で気に入ったお店の店員さんに対して使います。လာ/ラーは「来る」という動詞です。また行きたいお店がある場合はぜひ使ってましょう。
13. ကျေးဇူးသင်ပါတယ် / チェーズーティンバーデー / (お礼を言って別れる場合) ありがとうございます
「ありがとう」は基本中の基本で、挨拶で使うこともありますよね。ミャンマー人は優しい人も多いので親切にしてもらった時は必ず別れ際に使ってみましょう。なお、ありがとうについては「ありがとうをミャンマー語で言おう!超便利10フレーズ!」に詳しくまとめていますので、合わせて一読ください。
14. ကျေးဇူးဘဲနော် / チェーズーベーノ / (フランクにお礼を言って別れる場合) ありがとう
友人や知り合いにお礼を言いながら別れる時にはこちらの表現を使いましょう。よりフランクに感謝の気持ちが伝わります。
まとめ
いかがでしたか?
日本語では「さようなら」の5文字で表現する言葉でも、他言語ではいろいろな意味を持つのですね。ミャンマー人は知り合いになると日本人よりも気持ちの距離を近くに置く傾向があります。手を握りながら別れの挨拶をするシーンもよく見かけます。日本人にとっては驚いてしまうこともあるかもしれませんが、困ったときに力になってくれる親切な方が多いので、別れの挨拶もしっかりマスターして下さいね。
最後に、ミャンマー語の基本的なあいさつは「ミャンマー観光で必ず使う便利なミャンマー語あいさつ20選!」にまとめておきましたので、ぜひこちらの合わせて読んでみてください!
ミャンマー語でさようならを言う時の便利フレーズ14選!
1. ခွင့်ပြုပါဦး / クインピューバーオウン
(丁寧に)さようなら2. သွားတော့မယ် / トアドーメー
(親しい人に)じゃあ行きますね!3. သွားတော့မယ်နော် / トアドーメーノー
(親しい人に) じゃあね!4. သွားပါဦးမယ် / トアバーオウンメー
(より丁寧に)さようなら5. တာ့တာ / タッター
(主に子どもに使う) バイバイ6. ကဲကဲသွားမယ်နော် / ケケトアメーノー
そろそろ行きます7. မနက်ဖြန်မှာတေ့မယ် / マネッピャンマートゥエメー
(明日も会う人に対して) 明日また会いましょう8. တာဘဲနော် / ダーベーノー
(電話で) さようなら9. အရင်သွားခွင်ပြုပါဦး / アイントァクインピューバーオウン
お先に失礼します10. ပင်ပန်းသွားပါ / ピンパントァバー
お疲れ様です11. ဟိုင်ဟိုင် / バイバイ
さようなら12. နောက်တစ်ခါလာခဲမယ်နော် / ナウタカラーゲーメーノー
(お店の人に対して) また来るからね!13. ကျေးဇူးသင်ပါတယ် / チェーズーティンバーデー
(お礼を言って別れる場合) ありがとうございます14. ကျေးဇူးဘဲနော် / チェーズーベーノ
(フランクにお礼を言って別れる場合) ありがとう