外国語では言語がわからなくても数字は日本人でも読めることも多々あります。しかし、ミャンマー語ではミャンマー数字が存在し、知っていないとわからないのです。例えば、買い物をする時やホテルなどに電話をする時にミャンマー数字で書いてあると解読不能です。
今回は初めてミャンマーを訪れる方必見!初心者でもわかりやすい数字の覚え方をご紹介します。実際に筆者が覚えた方法ですので、ぜひ参考にして下さい!
ミャンマー語の数字の読み方分析!初心者が覚えるべき8つのコツ!
1. まずはミャンマー数字を覚えよう
まずは1~10までの数字を覚えましょう。読み方は日本人おなじみの数字にも当てはまるので一石二鳥です。初めは視力検査の文字にしか見えないとよく言いますが、慣れるとショッピングなどでミャンマー数字が書いてあってもスラスラ読むことができますよ。実際に筆者が覚えた方法も記述しています。
1၁(ティッ/英語の「C」の反対)
2၂(※ニッ/英語の「J」に似ている)※鼻で息を吐きながら発音します
3၃(トゥン/ミャンマー数字4の反対)
4၄(レー/ミャンマー数字3の反対)
5၅(ンガー/フックの形に似ている)
6၆(チャウッ/ミャンマー数字9に似ている)
7၇(クニッ/はてなのマークに似ている)
8၈(シッ/ひらがなの「の」に似ている)
9၉(コー/ミャンマー数字6に似ている)
10၁၀(タセー/0はミャンマー数字も同じ)最初はわかりにくいかもしれませんが、徐々に慣れていきます。適当に数字を書いてミャンマー数字に書き換える練習をするとよいでしょう。
2. 11から20までの数字を覚えよう
次は11から20までを覚えましょう。
11၁၁(セッティッ)
12၁၂(セッニッ)
13၁၃(セットゥン)
14၁၄(セッレー)
15၁၅(セッンガー)
1၁၆6(セッチャウッ)
17၁၇(セックニッ)
18၁၈(セッシッ)
19၁၉(セッコー)
20၂၀(ナッセー)
3. 大きい単位の数字
ミャンマーの数字は基本1~9までの数字に位の読み方を付ければよいのですが、発音が変わるものもあります。例えば10の位は基本数字に(セー)を付けるのですが、数字の発音が変わったり、語尾の位の発音が変わったりします。
20၂၀(ナッセー/※2の読み方が変化)
30၃၀(トウンゼー/セーがゼー変化)
40၄၀(レーゼー/セーがゼー変化)
50၅၀(ンガーゼー/セーがゼー変化)
60၆၀(チャウッセー)
70၇၀(コナセー/7の読み方が変化)
80၈၀(シッセー)
90၉၀(コーゼー/セーがゼー変化)
100၁၀၀(タヤー/どの数字でも位の発音は変化なし)
1000၁၀၀၀(タタウン/10の位と同じ数字の変化、語尾の変化有り)
10000၁၀၀၀၀(タターウン/どの数字でも発音の変化はなし)ややこしいですが、慣れると言いやすくなります。特に1000と10000の発音の違いに注意です。ミャンマーの通貨「チャット」では、1000チャット札と10000チャット札をよく使います。
例えば買い物の時、いくらか訪ねて3000チャットと言われたつもりでお金を渡したら30000チャットの間違いだったということがよくあります。物の相場の値段がわからない時、電卓で値段を確認してからお金を渡すようにしましょう。
4. ミャンマー語の序数
ミャンマー語で序数を目にする時は、学校の学年を聞かれる時くらいです(ただし、現在のミャンマーの学年は日本でいう幼稚園の年長が1年生なので実際は1つ上の学年を言います)
1番目ပဌမ(パタマ)
2番目ဒုတိယ(ドゥディヤ)
3番目တတိယ(ダディヤ)4番目以降は数字と同じ学年を言う時には語尾にတန်း「ダン」を付けます。
5. ミャンマー語の分数
ミャンマー語の分数は数字に「ポゥン」を付けます。読み方は日本と同じように分母が先で、次に分子を言います。
2分の1「ナポゥンタポゥン」
3分の1「トゥンポゥンタポゥン」
4分の3「レーポゥントゥンポゥン」実はミャンマーでは分数を使う時はもう少しアバウトに言います。例えば買い物で半分ほしい時、「タワッ」と言う単語を使います。
6. ミャンマー語の倍数
数字を覚えていれば倍数は数字に「サッ」をつけると倍数になります。
1倍တစ်ဆ(タサッ)
2倍နှစ်ဆ(ナサッ)
3倍သုံးဆ(トゥンサッ)
4倍လေးဆ(レーサッ)
5倍ငါးဆ(ンガサッ)こちらも分数のように使うとすると数学の時間くらいで、細かく表現する場面は生活していても少ない印象です。
7. 助数詞も覚えよう
数字を覚えると数え方も一緒に覚えると便利です。ミャンマー語では日本と同じように数え方が物によって異なります。その例をいくつか紹介します。
1လုံး~個(丸いものを数える時)(ロゥン)
2ခု~個(クッ)
3ယောက်~人(ヤウッ)
4ခွက်~杯(クワッ)
5ဘွဲ~皿(ボェ)これはレストランで注文する時、数字に助数詞を付けると好きなものを注文できます。日本と違うのは1個2個と数える時、丸い物かそうではないかによって助数詞が変わります。その他、ミャンマー独特の数え方もあり奥が深いので、徐々に覚えていくとよいでしょう。
8. 時間を覚えよう
数字を覚えると時間の言い方も覚えるとよいでしょう。基本は数字に(ナーイー)を付けるとよいです。
1時၁နာရီ(タナーイー)
2時၂နာရီ(ナナーイー)
3時၃နာရီ(トゥンナーイー)
4時၄နာရီ(レーナーイー)
5時၅နာရီ(ンガナーイー)
6時၆နာရီ(チャウナーイー)
7時၇နာရီ(クナナーイー)
8時၈နာရီ(シーナーイー)
9時၉နာရီ(コーナーイー)
10時၁၀နာရီ(セーナーイー)
11時၁၁နာရီ(セッタナーイー)
12時၁၂နာရီ(セッナナーイー)1時半のように30分を表したい時は時間の後にခွဲ/グェーを付けましょう。
まとめ
数字を覚えると一気に語彙力が付き、いろいろな言い方も同時にマスターすることができます。「外国人でも数字を言うことができる人は現地の言葉を一生懸命覚えてきた証拠」と現地の人に言われます。ですから数字を覚えるということは多くのことを学べる第一歩です。ぜひマスターして下さいね。
ミャンマー語の数字の読み方分析!初心者が覚えるべき8つのコツ!
1. まずはミャンマー数字を覚えよう
2. 11から20までの数字を覚えよう
3. 大きい単位の数字
4. ミャンマー語の序数
5. ミャンマー語の分数
6. ミャンマー語の倍数
7. 助数詞も覚えよう
8. 時間を覚えよう