ノルウェー語にもスラングがあり、知らずに使うと相手を怒らせたり誤解を生んだりする単語があります。そこで今回は、ノルウェー語のスラングで、確実に相手を怒らせる超危険な単語から、超危険とまではいかなくても使い方に注意したい単語など、合計11個をご紹介します。
ノルウェー語の超危険なスラングと使い方要注意の単語11選
1. Æsj (アッシ)/ おえっ、ぺっ!
何かまずいものを食べたり、飲んだりした時に用いられる言葉です。危険な単語というよりは子供がよく使う言葉で大人はあまり使わないほうがよいでしょう。
2. faen(ファーアン)/ くそっ!
元々「悪魔」等の意味がありますが、代表的な罵り言葉の一つです。ご存知の方も多い「FxxK」に近い言葉です。使わないようにしましょう。
3. gjøk(ィヨック)/ 愚かでばかげた人を指す言葉
ノルウェー語には、このgjøkのように愚かでばかげた人を指す言葉がたくさんあります。
4. koko(ココ)/ ばかげた
英語のstupidや insaneに相当する単語です。場所を聞かれたときに日本語で「ここ」と答えると誤解を与えてしまうかもしれません。
5. drittsekk(ドゥリットセック)/ ばか
とても古い表現で、昔の人が使っていた単語です。sekkは「かばん」、 drittは「ほこり・ごみ」という意味が元々ありますが、二つの単語をくっつけるとまったく違った意味になってしまいます。
6. ete(エーテ)/ 馬鹿食い
英語のeatと発音が似ていて、意味も似ていますが、ノルウェー語のeteは「馬鹿食いする」という少し野生的な意味になります。危険な単語ではありませんが、食事をするという意味の「食べる」をノルウェー語で伝えたい時には、spise(スピーセ)を使うといいでしょう。
7. Harry(ハリー)/ 低レベルな、派手な(けばけばしい)
発音「hurry」とほぼ同じ発音の単語でネガティブな意味を持つ単語の紹介です。SMSで用いられるスラングの一つで、英語で言うと「low-class(低レベルな)、gaudy(派手な、けばい)」のような意味があります。
8. rumpe(ルンペ)/ お尻
英語で「Butt」に近い意味で使われています。危険な単語ではありませんが、発音には気をつけましょう。例えば、ノルウェーの代表的な食べ物にpølse (ホットドッグ)があります。このpølseは細長いホットドッグ用のパンにはさんで食べることが多いですが、lompe(クレープみたいに薄いパン、発音はルンペ。)にはさんで食べることもよくあります。お店でlompeに挟んだpølseを注文するときに発音が悪いと、店員に笑われてしまうことがあるかもしれません。
9. bøffe(バッフェイ)/ 盗む
発音はカタカナで書くと「バッフェイ」に近く、英語ではバイキング形式の食事を意味するbuffetの発音とよく似ています。しかし、ノルウェー語では、盗むという意味で使われることもあるので、レストランなどでbuffetの意味で何度も発言していると、もしかしたら誤解を生む表現かもしれません。
10. Pepper(ペッペル/ 批判する言葉)
日常会話で「胡椒」という意味でよく使われていますが、状況によっては批判する言葉としても使われる場合があります。危険な単語ではありませんが、批判する意味があることは覚えておきましょう。
11. 相手を名字で呼ぶ(例えば、山田さん、田中さんなど)
ノルウェーでは基本的に、どのような関係でもファーストネームで呼び合うことがとても多いです。しかし、名字で呼ぶことはあまり良いこととされていません。特に、ノルウェーの学校で子どもたちが先生を呼ぶ時に名字を使うことは失礼なこととされています。
まとめ
いかがでしたか?
英語と似た発音があるけれども、意味が違うと感じた方もいるのではないでしょうか?ノルウェーでもスラングはあまり良い言葉とは捉えられない場合が多いようなので、覚えておいて損はありません。発音にも気をつけて、スラングを避けるようにしましょう。
ノルウェー語の超危険なスラングと使い方要注意の単語11選
1. Æsj (アッシ)/ おえっ、ぺっ!
2. faen(ファーアン)/ くそっ!
3. gjøk(ィヨック)/ 愚かでばかげた人を指す言葉
4. koko(ココ)/ ばかげた
5. drittsekk(ドゥリットセック)/ ばか
6. Ikke bra(イッケ ブラ) / だめだよ!(強い表現)
7. ete(エーテ)/(動物を)食べる
8. Harry(ハリー)/ 低レベルな、派手な(けばけばしい)
9. rumpe(ルンペ)/ お尻
10. bøffe(バッフェイ)/ 盗む
11. 相手を名字で呼ぶ(例えば、山田さん、田中さんなど)