日本から遠く離れた南米の内陸国パラグアイ。自然豊かでのどかなパラグアイを旅行する際、英語がどのくらい通じるか気になりますよね。筆者は世界一周した経験があり、パラグアイに数週間滞在したことがありますが、訪れて初めて分かったことがたくさんありました。
そこで今回は、パラグアイで英語が通じるかどうか、また、覚えておいたほうがいいフレーズ、そして旅行前に知っておきたいお得な情報をご紹介します。
パラグアイで英語は通じる?旅行前に知るべき8つのポイント!
1. パラグアイでは英語は通じる?
パラグアイでは、外国人が多く集まるような中級以上のホテルやレストランでは英語が通じることがありますが、それ以外では基本的に英語が通じることは少ないです。パラグアイの街中、お店、食堂、バスターミナルでも英語を話せる人はほとんどいません。
そのため、簡単なスペイン語を覚えていったほうがコミュニケーションはスムーズに進みます。またパラグアイは日系人が多い国で、親日国ともいわれています。もしかしたら日本語が話せる人が助けてくれるかもしれませんね。
2. 標識や地元のレストランでは英語はほぼ通じない
パラグアイではスペイン語、グアラニー語が公用語です。標識や案内図はほぼすべてスペイン語で、英語表記はありません。レストランに関してはガイドブック等に載っているような高級店であれば英語のメニューがありますが、街中にあるローカルのお店では英語が通じないでしょう。ただ小さい食堂などでは、わかりやすく写真が貼ってあったりするのでぜひ指をさして頼んでみてください。
3. 覚えておけば便利なスペイン語フレーズ
ここでパラグアイの旅行に際に役立つスペイン語のフレーズをお伝えします。
・こんにちは / Hola / オラ
・トイレはどこですか? / Dónde está el baño? / ドンデ エスタ エル バニョ
・すみません / perdon / ぺルドン
この「すみません」は英語で言う「Excuse me」にあたる言葉です。レストランで、人を呼ぶときや道を尋ねるときに利用できます。・ほしいです / Quiero / キエロ
ぜひ指をさしながら買い物の際に使ってみてください・日本人です
男性の場合: Yo soy Japones. / ジョ ソイ ハポネス
女性の場合: Yo Soy Japonesa. / ジョ ソイ ハポネサ南米ではアジア人をみて興味を持ってくれていることが多いです。ただ、実は「JAPAN」という英語でさえもなかなか通じなかったりもします。スペイン語ではJの音がハ行の音になるのでスペイン語で「日本」はJapón「ハポン」となります。これを知っておけば「どこから来たの?」と聞かれてもお互い楽しくコミュニケーションとることができますね
4. パラグアイのお金と両替
パラグアイの通貨はグアラニー。グアラニーのお金を手に入れるには現地で両替するのがいいのですが、ここでオススメはあらかじめ日本円をUSドルに替えて持ってくること。パラグアイで日本円を両替したとするとレートが悪いため、USドルをグアラニーに両替したほうがお得なのです。その際、USドルは曲がっていたりしわがあったりすると両替してもらえない可能性がありますのでなるべくきれいなドル札を準備してくださいね。
5. 治安で気を付けたい3つのこと
南米に来るときに気になるのは治安。パラグアイは南米の中では比較的安全だといわれていますが、気を付けなければならないことがいくつかあります。
まず1つ目は携帯電話、とくにスマートフォンはパラグアイでは高級品と見られることがあるため街を歩くときはなるべく見えないところにしまっておいてください。
2つ目はタクシーに乗った時にはなるべくバッグは下に置き、スマホをあまり見ず窓はあまり空けないようにしましょう。信号で止まった時に窓の外から手を伸ばして取られることもあります。
3つ目は夜道や人気のない路地を歩かないようにしてください。最低限の注意を払いながら旅行を楽しんでくださいね。
6. 英語が通じず困った体験談
筆者がパラグアイで旅行していた際に英語が通じず困ったことがあります。バスターミナルでバスチケットを買うためカウンターで受付の方にいろいろ質問していましたが、相手が英語が分からず、筆者の拙いスペイン語ではなかなか意思疎通ができなかったため戸惑うことがありました。その時には相手の方は必死に聞いてくれ、こちらもメモに書くなどしたのでどうにか伝わり、無事にチケットを買うことができました。
言葉が伝わらなくても温和なパラグアイ人は一生懸命理解しようとしてくれるので、それもひとつの思い出になりました。
7. パラグアイのおもしろい習慣
パラグアイの街を歩いているとやたらみんなポットを持っていたり、座ってお茶を飲んでいる人を見かけます。これはマテ茶を氷水で冷やしたテレレと言われるものでお茶をいつでも飲めるようにするため多くの人が自分専用のポットとカップを持ち歩いているのです。パラグアイではこの冷たいお茶をコップにいれてみんなで回し飲みする習慣があります。現地の人と仲良くなったら、もしかしたらこのテレレを勧められるかもしれませんね!
8. 持っていくと便利なアイテム
最後にパラグアイに持って行ったほうがいいものを紹介します。それは帽子と虫よけスプレーです。日差しが強く常に暑いパラグアイでは帽子は必須アイテムです。またパラグアイ含め南米では蚊によって媒介する感染症であるデング熱やジカウイルスなどが流行っています。これは蚊に刺されないようにするしか予防策はないため、虫よけの塗るタイプやスプレー状の吹き付けるタイプのものが役に立ちます。
まとめ
いかがでしたか?
パラグアイはなにか大きな観光地があるわけではありませんが、穏やかで素朴なこの国は「桃源郷」や「パラダイス」の地ともいわれます。街歩きや民芸品の買い物だけでもパラグアイ人ののんびりとした国民性を感じられ、なんだかホッとできる国です。確かに英語は確かにあまり通じませんが、あなたも簡単なスペイン語を覚えたりジェスチャーなどを使って、温厚で素朴なパラグアイ人と触れ合い、楽しんでみてはいかがでしょうか。
パラグアイで英語は通じる?旅行前に知るべき8つのポイント!
1. パラグアイでは英語は通じる?
2. 標識や地元のレストランでは英語はほぼ通じない
3. 覚えておけば便利なスペイン語フレーズ
4. パラグアイのお金と両替
5. 治安で気を付けたい3つのこと
6. 英語が通じず困った体験談
7. パラグアイのおもしろい習慣
8. 持っていくと便利なアイテム