パラグアイの治安は大丈夫?旅行前に知るべき7つのポイント!

(Roger Schultz)

南米旅行をするときの気がかりの1つが治安ですよね。パラグアイは南米の中でも比較的安全に旅行を楽しめると言われますが、その中でも注意すべきことはありますし、現地に訪れた筆者もすこしヒヤッとした経験があります。そこで今回は、パラグアイの治安情報や、注意すべきことについて詳しくご紹介します。

 

パラグアイの治安は大丈夫?旅行前に知るべき7つのポイント!

 

1. 治安

南米の中では比較的治安が安定していると言われているパラグアイなのですが、実際はどうなのでしょうか?日本の外務省によるとパラグアイ首都アスンシオンの治安はレベル注意1で「十分注意」としており、コンセプシオン県などでは危険レベル2の「不要不急の渡航中止」としているため、すべての地域が安全というわけではありません。

それ以外の地域は比較的安全とされています。必要以上に怖がる必要はないですが、日本にいるときとは意識を変えて行動することが大事でしょう。

 

2. パラグアイの危険な都市

昼間は比較的安全なパラグアイですが、近づいてはいけない地域があります。ペドロファンカバジェロ、カピタンバドの都市では犯罪が続発しており、危険レベル2「不急不要の渡航中止」とされています。またレベル1のシウダ・デル・エステの都市ですが、ブラジルの国境の町なので観光客でこの都市を訪れる人は多くあまり治安は良くないとされていました。

筆者はブラジルのイグアスの滝へ行くためにこの都市を通りましたが、現在は警察警備の増強により比較的日中は危険を感じずに通れたことを覚えています。ただ、現地の様子だけで安心せずなるべく複数で動いたり、現金をバラバラに拡散させて持いたりして対策をしてください。

 

3. 首都アスンシオンの危ない地域

観光客が多く訪れるパラグアイ首都のアスンシオンでは失業者の増加などにより治安は悪化しています。レベル1のアスンシオンでは、日中歩くときはそれほど危険を感じませんが、人が少ない路地や、逆に人が多く混雑しているところはスリなどの危険があります。高級住宅街でも窃盗や強盗が起こっているため注意が必要です。

注意したいエリアは旧市街、メルカド4地区、そして貧困街と言われている「チャカリータ地区」と呼ばれるエリアです。チャカリータ地区は日中でも危険な地域で、日本の観光客も強盗にあっています。事前に場所を確認して立ち寄らないように注意してください。

 

4. パラグアイで気をつけるべきこと

バッグは必ずチャックが閉まるものにして、できるなら鍵をつけてください。開け閉めは少し面倒くさいですが、鍵を開けにくいと思わせたほうがスリに狙われにくいのです。

またパラグアイでは携帯電話、スマートフォン、そしてタブレットも高級品だとされています。スマホを出しているパラグアイ人の若者もいますが、観光客が持っているものはもっと価値が高いものだと思われているので、カバンから出さないようにしてください。

アクセサリーや、財布など高価に見えるものは持たず、南米をする際は違う安いものに変えたほうがいいかと思います。また、買い物する際もなるべく現金が多く入っている財布は出さず周りに財布を見えないようにした方がいいでしょう。旅行はおしゃれもしたくなりますが、安全や防犯重視で行動してください。

 

5. 体験談

筆者がパラグアイにいるときに少し怖い思いをしたことがあります。現地の人で多く賑わい、アスンシオンの活気があるローカルの市場に行ったときのことです。筆者はリュックサックを持っていたのですが安全のためダイヤル式の鍵をかけて前でリュックを抱えて行動していました 。中に入っていた水を取るため、少しカバンを開けてゴソゴソしていたときに後ろから気配を感じ、とっさにバッグの口を手で持って隠しました。後ろを見ると明らかにスリと思われる男性がこちらのバッグを狙って手を出そうとしている直前でした。私が彼に気づくと悔しそうな顔をしながら彼は去っていきました。被害は何もありませんでしたが、改めて気を引き締めた出来事でした。

また、友人の話ではバスの中でスマートフォンを取り出し操作して、バスを降りて道を歩くときにはカバンの中にしまっていたそうですが、バスでスリに目をつけられていたようでバスを降りてからバッグごと引っ張られて取られたという人もいました。

窃盗は中身だけ奪ったり、バッグごと取られたりすることもあるので注意です。人がいるから大丈夫だろうと思いますが、逆にスリが人混みに紛れて物を取るというパターンもあるので注意してください。

 

6. 交通状況

大きな道では車やバスは信号を守っていますが、細い道のようなところだと車が縦横無尽に走っている場合もあります。車が来るかをしっかり見てから渡るようにしてください。

また、バスに乗ることもあるかと思いますが、日本のように乗客みんなが座ってから動くという習慣はなく、スピードを緩めたバスに飛び乗り、バスの中を歩いて不安定な時でもバスは動き出します。バスに乗ったらお金を払ってすぐに何かに捕まるようにして気をつけてくださいね。

 

7. 被害にあったら

南米では強盗や窃盗の際に拳銃や刃物が使われるのは非常に多く、パラグアイでも例外ではないようです。万が一、そのような凶器を使って脅された場合には、絶対に抵抗せずに相手の言うことに素直に従ってください。相手に金品を渡そうとしてバッグに自分で手を入れるのは相手を刺激させるため厳禁です。

被害にあってしまったらその後は地元の警察と日本国大使館に事情を説明するようにしてください。ものを奪い返すより、まず自分の命を優先することを考えてくださいね。

 

まとめ

いかがでしたか?
南米は銃や刃物を使った強盗の話も多く、やはり心配な方はいらっしゃると思います。ただ、実際に現地に足を運んでみるとパラグアイ人はお茶を飲みながらのほほんとしていて「どこが危ないのだろう?」なんて不思議にも思っていまいます。

しっかりと身を守り防犯対策をしつつ、パラグアイの穏やかな雰囲気の中でリラックスすることも忘れないで下さいね。あなたのパラグアイでの旅が無事で何事もなく楽しく過ごせるように願っています。

 

パラグアイの治安は大丈夫?旅行前に知るべき7つのポイント!

1. 治安
2. パラグアイの危険な都市
3. 首都アスンシオンの危ない地域
4. パラグアイで気をつけるべきこと
5. 体験談
6. 交通状況
7. 被害にあったら

 


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